女ザコ・敵女・悪女情報wiki - 玉面公主(西遊記 2011年版)

キャラクター名

No.373 玉面公主 

登場作品基本情報

「西遊記(2011年版)」

ドラマ

 慈文影视制作有限公司制作/プロデューサー 張紀中/2011年

登場シーン詳細情報

 第38集〜39集
※ 記事制作者が視聴したのはDVD版、テレビ放映時などすこし編集が違うため、登場話数が違うバージョンもある模様。

外見

 薄いオレンジ色の薄絹をまとった美女。戦闘時は赤い皮鎧に着替えている。 

概要

 原作はいわずと知れた中国三大奇書の一つ。本作品は、日本でも何度もドラマ化されているが、本記事で紹介するのは2011年に中国で製作されたドラマ版。最新の技術で作られたこともあり、CGやワイヤーアクションがふんだんに盛り込まれている。

 玉面公主は第38集〜39集にかけて登場する。牛魔王*1という妖怪の愛人でその正体は狐である。作中の説明によると、両親が死去したため膨大な財産と自分の身をまもるため牛魔王をたよったということになっている。

 このエピソードでは、燃え盛る火の山を越えるため、その火を消すことが出来る芭蕉扇をめぐって戦いが繰り広げられる。芭蕉扇を求める孫悟空は、持ち主である羅刹女から芭蕉扇を借りようとするが、うまくいかず彼女の夫、牛魔王に仲立ちを依頼しようと、彼が入り浸っている愛人・玉面公主の元を訪れる。

 しかし、孫悟空は玉面公主に無礼な態度を見せたため牛魔王を怒らせてしまい戦いになる。その最中、海に住む竜王から酒の誘いがあり、牛魔王はいったん戦いをやめ海底へと向かう。その後、孫悟空は海底にある牛魔王の乗り物である竜を奪うと、牛魔王の姿に化けて羅刹女を騙し彼女から芭蕉扇を奪い取ることに成功する。

 しかし、その後孫悟空の悪巧みに気づいた牛魔王が猪八戒に化けて孫悟空に合流する。牛魔王は言葉巧みに孫悟空から芭蕉扇を奪うと激しい戦いになり、最終的には孫悟空と後から合流した本物の猪八戒との間で空中戦になる。

 その様子を見ていた玉面公主の部下は、彼女に孫悟空と牛魔王が戦闘中であることを報告する。そこで玉面公主は自ら鎧をまとい洞窟の外に出ると、牛魔王に武器を投げ渡すなど援護しようとする。そこで、孫悟空は猪八戒に玉面公主の相手をするように依頼する。猪八戒はそれに従い、洞窟の前にやってくると玉面公主の部下たちを蹴散らす。

 そこで、彼女自身が猪八戒に攻撃を仕掛けるが軽くあしらわれてしまう。一計を案じた彼女は、猪八戒の攻撃が足に命中した際に、痛みで泣く振りをして猪八戒を油断させる。そして、「汗を拭いてあげる」と言って猪八戒の顔を布で覆うと、部下たちに命じて彼の手足を鎖で拘束する。

 彼女は地面に自分の剣をつきたてると、これで猪八戒を串刺しにしようとする。しかし、猪八戒は串刺しにされる寸前に持ち前の怪力を発揮し鎖から脱出。玉面公主は慌てて逃げ出そうとするが、猪八戒は地面に刺さったままの剣を打ち付けて、彼女に向かって飛ばす。背中を向けていた玉面公主はこれをかわすことが出来ず串刺しになり死亡した。その後、死体は狐としての正体をあらわにした。

見どころなど

 原作ではほとんど何もしていないのに殺されてしまった彼女であるが、本作では牛魔王を援護するため戦線に赴き、最終的には猪八戒に殺害されている。いずれにしても、彼女自身の戦闘シーンが増加するなど、原作よりも扱いは格段に良くなっている。 

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関連項目