No.1255　血翼魔将アパパネール　

「異世界喰滅のサメ｣

　くぼけん／キルタイムコミュニケーション／2021年

　第1巻に登場

　両手が翼、両足が鳥の脚となった女性。いわゆるハーピーと呼ばれるモンスターを思わせるデザイン。ビキニ風の衣装を身に着けている。

　落ちこぼれの召喚士の少女シロミが、ひょんなことから召喚獣・殺滅（サメ）を召喚してしまったことから始まるファンタジーマンガ。シロミが召喚するサメは水中のみならず地中に潜り地上でも行動することが出来る強力な存在だが、シロミは完全にコントロール出来ていないことから様々な騒動が起こるという物語。

　血翼魔将アパパネールは、本作の敵勢力魔王軍の幹部である。彼女は妖精の森を襲撃し、魔王に捧げるための庭園を造っていた。また、竜巻を発声させ敵を攻撃する能力を持っている。

　作中では、妖精エグターの依頼で、庭園にやって来たシロミとサメと戦うことになる。暴走したサメによって破壊された庭園を見たアパパネールは激高し、シロミと彼女の召喚したサメと戦いになる。

　最初は、攻撃のとどかない空中からの竜巻による攻撃で、サメを追い詰めたアパパネールであったが、その最中追い詰められたシロミがサメの新スキル”ネードモード”を発動させる。

　これによってサメは、竜巻を身にまとい、飛行する能力を身に着ける。自らの領域である空を浸食されたアパパネールは再びブチ切れて、サメに攻撃を仕掛けるが、その素早い動きに翻弄されてしまう。

　最後は頭上から攻撃を仕掛けて来たサメに捕食されて死亡した。

　それなりに可愛い外見にもかかわらず、最後はあっさりと捕食されるところが哀れである。　

※　単行本発売直後のため、ヤラレシーンの画像は省略。　　

・同じくハーピー系の敵女たち