「チーター(騙し不正を行う者)」と呼ばれる超人的身体能力を持つ凶悪な人間たちとの戦いを描いた作品。主人公はひき逃げに会い両目を負傷したことにより、チーターを見抜く能力
*2を身につけてしまったため、戦いに巻き込まれていくことになる。
香炉鈴音は第3巻から登場するチーター。表向きは主人公と同じ大学に通う学生であり、双子の弟と共に読者モデルをしているが、裏では弟と共に男を誘っては殺害するという行為を繰り返していた。
ちなみに、高い身体能力を持つチーターの中でも特に『スピード』が非常に優れている。また二人のコンビネーションと、鋼鉄製のワイヤーを用いた戦法を得意としており、敵を絡め取って切断するのを好む。
作中では、鈴音が主人公に対して声をかけ宣戦布告を行った後、自分たちが主催するパーティに主人公とその仲間を招待する。そのパーティには多数のチーターが参加しており、彼らを使い主人公たちを襲撃させる。
そして、隙をついて主人公の仲間の一人・如月結衣を拉致すると、自分の部下たちともに彼女を犯そうとする
*3が、紆余曲折を得て、自分自身は離脱する
*4。
そして、鈴音は弟と合流すると、戦闘中だった八神早希を捉えると、『警察のスパイ』としてパーティー会場で死刑にしようとする。しかし、そこに謎の男によって助けられた結衣が乱入。処刑人役の男を斬り殺す。鈴音は弟とともに森の中に逃げ込む。
その後、鈴音+弟 対 早希・結衣の戦いとなるが、双子の特殊能力に気が付いた早希と結衣が戦闘の方法を工夫したため、苦戦する。が、そこに主人公が迷い込んできたのを幸いに、彼らは主人公を人質にとる。
こうして再度優位にたった2人であったが、ふとした挑発に二人は激昂し、人質である主人公に深手を負わせてしまう。ところが、ここで主人公が謎の能力
*5を発動し、鈴音の腕をつかむ。
結衣と早希はその隙をついて、彼女を銃撃する。本来であれば、この程度の攻撃は軽々と回避できるはずであった。が、なぜかこのときは能力が発動せず鈴音は額を打ち抜かれて死亡した。