あまり人が死なないこの漫画で、完全に死亡した「名前付きの人物」は彼女ただ一人である。
輝元を「愛しき人」と呼ぶなど、彼に上司としての尊敬以上の思いを抱いていたはずなのだが、彼にとっては取り換えの利く手駒でしかなかったことが悲しい。漫画を読む限り、どうも愛人などではなくムラサメの一方的な片思いだったようである。
しかし「あらそれはかわいそうね」では済まないのがこのアマ(失礼)の過去に行った行為であり、人の命を何とも思わずに奪うだけでなく、子供を苛めて興奮する変態性(下図参照)も持ち合わせている。そこが彼女の悪女たる所以であり、私がこの記事を作ろうと思った切っ掛けでもある。
エロい衣装の女性が数々登場する本作の中でも、特にあからさまなお色気担当であることは作中の人物からも指摘されており、ビキニアーマー同然の姿をしたシンゲンから「エロねーちゃん」呼ばわりされている。巻末おまけ漫画では、なぜか自分がバニーガールの格好をしたイラストを寄贈している。
リョナ要素は多々あり、初戦のシンゲン&ケンシン戦では胸部装甲を破壊されて白く豊満な乳房を晒し(でも大事なところは見えない、Shit)、ヒデヨシ監禁時には駆け付けた伊達マサムネに吹き飛ばされて壁に叩き付けられ「ああン♡」と嬌声を上げる。2巻の榛名争奪戦ではケンシンに電気技を喰らい「ッ…つ!あぁ…ッ!」と悶え苦しみ、3巻の本能寺最終決戦では実力で下に見ていたヒデヨシに圧倒され、腹をブチ破られて悲鳴を上げる・・・こうしてみると、輝元による処刑がトドメになったわけだが、その最後の一撃はこれ以上彼女を苦しませたくなかったが故の輝元なりの優しさに見てこなくもない。そうだとしたら不器用すぎるけど。
…と思われていたが正式な続編の『LEGEND BATTLE』で
普通に登場していたので、戦国乙女陣営を欺くための偽装だったらしい。