鎌池和馬による電撃文庫のライトノベル。21世紀中盤の近未来を舞台に、東京都の1/2の面積を占める「学園都市」を中心とした科学と魔術のぶつかり合いを描いた一大シリーズ。アニメ化、漫画化、ゲーム化、映画化を成し遂げたほか、派生作品にヒロインの一人・御坂美琴を中心としたスピンオフ『とある科学の超電磁砲』、最強の超能力者「一方通行」の活躍を描いた『とある科学の一方通行』が存在する。
物語は異能の力を打ち消す「幻想殺し」という能力を右手に宿した男子高校生・上条当麻が様々な困難を仲間との協力やど根性で乗り越えていくというのが基本的な流れであり、幸運すらも常時殺してしまう上条は作者から嫌われているのではないかというくらい悲惨な目に遭う。しかしながら様々な女性キャラのお色気シーンも魅力的な作品であり、それは敵キャラに関しても同様である。基本的に本作は男女半々くらいの比率でキャラが登場し、その多くが上条らと戦うことになる。上条は基本、相手が女だからと言って
一切手加減するような人間ではなく、ほぼ毎巻のように敵が顔面が歪み、血反吐を吐き、車にはねられたかのごとく吹き飛ぶほどの勢いで殴り倒している。勿論、上条以外のキャラも基本容赦はしない。
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最早様式美。 |
また、本作は敵にそこまで猛烈に悪い奴があまり出てこない作品であり、イヤな敵であっても何かしらの信念を持って敵対していることが多いため、ミサカクローンズなんかを除けばほとんど死ぬ敵女はおらず、後に上条や仲間たちに力を貸してくれることも多い。