1999年から2014年まで集英社「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、岸本斉史による漫画作品。連載中はジャンプの看板を飾り続け、全世界で爆発的なヒットを飛ばした超大作忍者アクション。アニメ化、ノベライズ、映画化、ゲーム化、舞台劇化とあらゆるメディアミックスに手を広げ、作中で主人公の師・自来也の書いた小説までリアル世界で発売されたくらいである。
舞台は現代レベルの科学技術が存在する架空の大陸。忍五大国と呼ばれる国の中が存在し、ド派手な忍者同志のバトルが目白押しな作品である。主人公のうずまきナルトも、五大国のひとつ「火の国」の「木の葉隠れの里」に棲む少年。ナルトは四代目火影(里長)の息子でありながら、里一番の落ちこぼれと言われていた。実はナルトは、12年前に木の葉の里を襲った怪物「九尾狐」を体内に封印されていた人間兵器「人柱力」だったのだ。ナルトはその正体を知って愕然とするが、師のイルカ先生はナルトを親の敵である九尾狐ではなく一人の忍者として認めていた。ナルトは忍術を使ってイルカを殺そうとした悪党を懲らしめ、イルカに認められて下忍となる。ナルトは木の葉最強の一族の末裔であるうちはサスケ、憧れているくノ一の春野サクラと共に立派な忍者を目指していく…と一々語っていてはキリがないのでこの辺にしておくが、とにかく面白い! 少年の成長を描いた、笑いあり涙ありの一大ファンタジーである。
原作でも音忍キン、音の多油也、小南、ペイン畜生道など個性豊かな悪のくノ一が登場するが、本作は洋服が主体の近代的な装束のキャラが中心なので、古典的なくノ一っぽいくノ一はあまり登場しない。アニメ版、ゲーム版では様々な悪のくノ一が数え切れないほど登場し、数え切れないほどその命を散らしてきていたため、双方ともの良物件である。
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