『コロコロコミック』に連載された忍者マンガ。おそらくは近未来と思わせる世界観で、偶然にも聖カバラ秘術書という巻物を拾った少年忍者の忍丸が、秘術書をめぐる戦いに巻き込まれていく。
秋葉流アマゾネス忍者軍団は、第1巻の終盤で現れた秘術書を狙う、忍者軍団の1つ。名前のとおり全員が女性であり、特にリーダーの黒バラ、ジャスミン、ホウセンカの3人は美形である。
ちなみに各自の能力は以下のとおりである(クリックで開く)。
- 黒バラ:胸の鎧が開くと、無数の穴が開いており、そこからトゲを飛ばす。髪の毛針を飛ばす。爪を長く伸ばして攻撃する。
- ジャスミン:花の香りを使い敵を幻惑する。髪の毛を自在に操る。
- ホウセンカ:ほうせんか爆弾という強力な爆弾を使う。
- ガーベラ:風車を使い、木の葉を吸い込む。髪の毛を自在に操り敵を拘束する。
- スズラン:ベルを使い、音波で敵を攻撃する。
作中では、主人公とその仲間である伊賀ニンジャBOY4人衆が、風魔忍者から秘術書を取り返した直後に、それを狙い他の忍者軍団とともに現れる。その後、紆余曲折
*1を経て忍丸から秘術書を奪うため、一人になっていた忍丸を襲う。
最初は黒バラが攻撃を仕掛けるが、木の葉隠れの術によって防がれる。しかし、ガーベラが風車で舞い散る木の葉を吸い取り、忍丸の居場所を明らかにし、そこをホウセンカが爆弾で攻撃する。だが、忍丸も変わり身を使いなんとか逃げ出すことに成功する。
その後、忍丸は近くにあった風魔忍者の館に逃げ込む。しかし、忍丸も必死に逃げるため、アマゾネス軍団はそれぞれの得意技で風魔忍者たちを倒しながら、彼を追い詰める。そして、黒バラとのコンビネーションで、ジャスミンが忍丸を抱きしめる形で捕まえることに成功する。
ジャスミンはトドメを誘うとするが、忍丸は忍法風バリアーを使い、これを防いだ上、他の者も近づけないようにする。ジャスミンは、髪の毛を操り忍丸の口を押さえ、忍術を止めるが
*2、忍丸が暴れたため腹を蹴られ前のめりに倒れこんでしまう。
忍丸に覆いかぶさった状態になったジャスミンは、これ以上風の術を使われると面倒だと判断し、自分ごと彼を串刺しにするように黒バラに告げる。黒バラはこれを受け、ジャスミンごと忍丸を串刺しにしようとする。が、直前に忍丸のペットであるポチポチが邪魔したため、
手元が狂いジャスミンのみを串刺しにしてしまう。これによってジャスミンは死亡した。
その後、黒バラは再度忍丸に攻撃を仕掛ける。忍丸はこれを回避するが、今度はガーベラが髪の毛を伸ばし、彼の動きを封じスズランの音波攻撃とのコンビネーションで追い詰めていく。しかし、忍丸は手近にあったジャスミンの刀を手に取ると、これを使いガーベラの髪の毛を絡めとり、秘術書を奪い返す。そこで、ガーベラはホウセンカに自分ごと爆破するように伝える。
ホウセンカもこれを受け、ガーベラごと忍丸を爆破し、彼女は死亡する。
この爆発で忍丸は窓から外に吹き飛ばされ重傷を負う。そこに生き残った黒バラ、ホウセンカ、スズランが飛び降りてくる。そして、黒バラが忍丸に対して爪を延ばす攻撃を加える。しかし、忍丸はこれを秘術書で受け止める。すると秘術書から光が放たれ剣のような形になる。
3人は刀を抜くと、秘術書を奪うため襲い掛かってくるが、ここで忍丸が刀を力いっぱい振ると、
巨大な衝撃波が発生3人は吹き飛ばされてしまう。その後の生死は不明だが、物語の終結まで登場することはないため、死亡、あるいは生存していても戦闘不能になったと思われる。