No.681　女人館の女達　

｢ルパン三世｣　

　モンキー・パンチ/双葉社

　東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)/1977〜1980年

　「新ルパン三世」No.4『ロータ・猿宇*1の忠告』

　第2シリーズ第22話「謎の女人館を探れ」

　主:此島愛子　妹:鈴木希久代　手下: 有馬瑞子ほか　　

　主人の姉妹はシースルーをまとった半裸の美女。手下の戦闘員は水着姿。

　漫画原作があるがここではアニメのエピソードに準じて解説する。
アジアらしき場所のどこかにある女人館の女達。アニメでは主人姉妹の名前は不明だが、漫画原作では姉「姫乙（ひめおと）」、妹は「芽花（めか）」という名前がある。
男を「薄汚い」と罵るなど極度の男嫌い。まずは妹が女人館の近くで2人の暴漢（実は男に変装した手下の女）に自分を襲わせるという狂言を使って竜宮城のような自分達の館に男をおびき寄せる。その後徹底したサービスで骨抜きにして、用済みにした後は老化用ガスの入った玉手箱で「浦島太郎」のごとく老人にして帰してしまう。女性が飲むとその薬の虜になってしまう幻覚剤とも媚薬ともとれる薬を宝として所有しており、妹に化けた不二子の変装を見破って薬を強引に飲ませた。館にある宝を狙ってやってきたルパンをもてなして老人にして追い返そうとするも、まんまと薬を盗まれる。最後はルパンが仕掛けた爆弾で老化用ガスが爆発、姉妹ともども老婆の姿にされてしまった。　　　　　　

　敵女定番の男嫌い連中。おとぎ話「浦島太郎」モチーフということで予想できるかもしれないが強烈な後味が残る結末のため受け入れられる人を確実に選ぶキャラだろう。

姉の方は何度もポロリしていますが、乳首は描かれません。

突然抱きつかれ驚く姉さん

うらやまけしからん

この直後に老化ガスのタンクがルパンの仕掛けた時限爆弾により爆発、部下ともども老化させられます。

　手下戦闘員にも注目。ルパン救出に駆けつけてきた次元・五エ門と戦うのだが、報告にもどるたびにどんどんボロボロになっていく姿は何とも痛々しい。
　…えっ？生物はおろか植物や建造物まで老化させるあのガスはなぜ貯蔵用のタンクは老化できないのかって？知―らないっと(笑)。

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