裏の動画投稿サイトDEAD Tubeをめぐる参加者同士の戦いを描いたバイオレンスマンガ。本作の主人公・町谷智浩はヒロインの真城舞に動画撮影を依頼されるが、その後彼女が殺人を犯し…という衝撃的な出だしから始まる物語。
DEAD Tubeの主なルールは以下の通りである。
- 期間ごとにテーマに沿った動画を投稿し、視聴数が1位の動画投稿者には1再生につき10万円が支払われる
- 動画投稿が最下位だったもの*1は、すべての参加者が動画撮影に使用した費用と犯罪の罪を負う。
したがって、動画投稿者は投稿にあたり犯罪行為もいとわなくなっている。また、当然のことであるが、背後には「大きな何か」が動いていることが示唆されている。作中では、主人公はヒロイン
*2に誘われて動画投稿者同士の争いに巻き込まれていく。
大島佐柳と水野サキは主人公が所属していた映研部の監督と女優である。実は、彼女たちは他の映研メンバーも合わせてDEAD Tubeの動画投稿者である。
彼らは共謀し主人公をだまして「憧れの先輩
*3に騙され、絶望し自殺する愚鈍な男」の動画を撮影しようとしていた。そして、そのために本作のヒロイン・真城舞による殺人事件や誘拐事件をでっちあげて、主人公に真城舞を殺させようとする。
ところが、ヒロインの機転により、主人公は自分が騙されていることに気が付いてしまう。大島佐柳と水野サキはそれに気が付かないまま、作戦を進め、ヒロインを殺してしまった主人公が策略を知らされ絶望する表情を撮影しようとする。
しかし、そこで死んだはずのヒロインが復活し、その場にいた映研部の部員を殺害する
*4。ただし、水野サキは半裸の状態で怯えるところを顔面殴打され失神する。ちなみに、その後入院していたが、退院後は協力者にさせられている。
その後、首謀者であった大島佐柳は全裸で主人公の足を舐めながら命乞いする様子を撮影された挙句、校舎の屋上から落とされて死亡した。