東映制作によるメタルヒーローシリーズの12作目。主人公が人間ではなく純粋なロボットという特撮の中でも珍しい作品。人間とロボットが共存している近未来が舞台であり、謎のロボットJP(ジャンパーソン)が複数の犯罪組織と戦う作品。
巨大企業グループ・帯刀コンツェルンは裏社会では強大な犯罪組織である。総裁・帯刀龍三郎はジャンパーソンの抹殺のため1千万ドルの賞金で暗殺者を募った。そこにやってきたのがストリートファイターの珍大光・小光の兄妹たち4人の賞金稼ぎだった。兄妹は走る乗用車を一瞬で爆破する腕前を披露。「ま、もらったも同然だけどね。私たちが。」と賞金獲得の意気込みを見せる。しかし雰囲気は非常に険悪で、賞金稼ぎ同士が一瞬即発の状態に。先が思いやられる展開となった。
ジャンパーソンは彼らを人間であることを確認。まず小光が大ジャンプから斬りつける。兄妹の連続技が次々と決まっていくが、ジャンパーソンには少しも効いている気配がなく、逆に腕をねじ上げられ苦しむ兄妹。だが人質のためジャンパーソンは攻撃を立て続けに受けることとなり一応は不利に。賞金稼ぎたちはとどめのつもりで一斉攻撃を行うが、爆発が起こる瞬間スカイジェイカーに乗り空中へと逃れた。
爆炎が収まるとどういうわけか一人倒れている小光の姿が。大光は彼女を抱き寄せ必死に名を呼ぶが既にこと切れていた。一斉攻撃の混乱で他の賞金稼ぎの攻撃を避けきれず命を落としたのだった。激昂する大光に二人の賞金稼ぎは「血迷うな。」「腕のなさを他人のせいにする気か、未熟者めが。」と、冷たい言葉を浴びせただけであった。
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突然の最期が記憶に残る |