和洋折衷な世界観を舞台に繰り広げられる殺伐アクション漫画「アカメが斬る!」の前日譚。全10巻。
「零」では、本編でも主役を務める少女・アカメが、帝国の秘密部隊の一員として育てられ、部隊の仲間とともに反乱軍を葬っていく中、やがて帝国に疑念を抱き、決別して反乱軍"ナイトレイド"に身を置くようになるまでの物語が描かれる。
天狗党はアカメが所属する特殊部隊を暗殺するため、反乱軍が雇った傭兵部隊である。
党員はお揃いの鉢がねを付けた浪人風の容姿をしており、作中で暗殺結社オールベルグと合流していた。
本項で紹介する天狗党員はその中で唯一見かける女性の天狗党員である。
リーダーらしき男の傍らで不敵な笑みを浮かべている。
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登場シーン |
天狗党は偽の情報で帝国を釣り、白狼河(はくろうが)という河川を行く運び屋になりすまして特殊部隊を暗殺しようとしていた。
しかし帝国には見破られており、逆に船上で返り討ちに遭う。
辛うじて船上から逃げた者も水中で待ち構えていた別部隊に追撃されて、天狗党は壊滅した。
特殊部隊はその機密性を保持するため、交戦した相手を皆殺していることから、明確に描写されてはいないが彼女もこの戦闘で命を落としたと思われる。
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死屍累々。左下のが彼女かも… |
なお、後方にいたオールベルグ所属の暗殺者たちは特殊部隊に察知される前に船上から撤退したため、生還した。
しかも相手に気取られることなく顔を知ることに成功しており、後のオールベルグと特殊部隊との対決の前触れとなる。