女ザコ・敵女・悪女情報wiki - 美月霊牙(ダブルソウル)
「さあ来い坂上小梅 親友を助けたいのならなァ」

キャラクター名

No.109 美月霊牙

登場作品基本情報

「ダブルソウル」

マンガ

 宮崎信二(原作)・真壁太陽(漫画)/秋田書店/2005年(第7巻)

登場シーン詳細情報

 第5、6話(第2巻)、第9〜12話(第3巻)、第26〜28話(第7巻)
 ※第2巻ではあくまで教育実習生としての登場。第21話(第6巻)冒頭にもそれらしき人物がぼんやりと描かれる。  

外見

人間体再登場時
 長髪の美女。人間に化けているときは白いスーツにタイトスカート。
 戦闘時はボンデージ風衣装で、鞭や髪を武器に戦う。第12話で失った右腕は、第26話での再登場時には異形となっている。

概要

 現世と霊界を結ぶ「歪みの祠」から現れ人々に危害を加える邪霊と、邪霊を封じる一族「婆娑羅」。しかし婆娑羅には人間側に立つ「紅(あか)の婆娑羅」と、邪霊の側に立つ「蒼の婆娑羅」がいた。邪霊、そしてそれを操る蒼の婆娑羅は人間界への攻撃を強めてゆく。彼らと戦う異能の高校生、如月一矢・坂上小梅らの物語。

(2巻)一矢・小梅の通う高校に、二人の教育実習生・犬丸麟太郎と美月涼子が赴任する。
(3巻)しかし美月は、実は蒼の婆娑羅・霊牙だった。彼女は小梅の親友・杏子を餌に小梅をおびき出す。小梅の危機を察した一矢と麟太郎は深夜の高校に駆けつけ、立ちふさがる霊牙と刃を交える。優位に戦う霊牙だが、小梅の機転によって一矢に浮遊霊が憑依(ダブルソウル)、霊牙は力を増した一矢に重傷を負わされる。しかし霊牙は隙を見て逃走、杏子を人質に停戦を強い、小梅の身柄を要求する。蒼の婆娑羅らの目的は、霊の力を豊かに持つ小梅を、歪みの祠にすることだったのだ。
 そんな膠着した状況に、強力な蒼の婆娑羅・祠導師が出現。彼は小梅の秘められた能力を見抜き、小梅の代わりに杏子を歪みの祠にしようとする。突然の方針変更にとまどう霊牙に、杏子を救わんと一矢が突撃、霊牙の腕を切断。しかし杏子救出はならず、杏子は五体を分断され祠導師の杖に組み込まれてしまう。杏子を得た祠導師は、重傷に呻く霊牙と共に虚空へ消えるのだった。
腕を切断される。

(7巻)蒼の婆娑羅の目的は、平安時代に滅んだ「黒御前」を復活させ人間の世界を破滅に導くことであった。彼らは東京都庁を巨大な歪みの祠とし、黒御前の復活を企てる。一矢・小梅らはそれを阻止しようと、そして祠導師に奪われたままの杏子を救出しようと突入するが、小梅は霊牙らの罠に捕らえられ、一矢らは蒼の婆娑羅の足止めを受け、分断される。
 小梅は危機に陥るが、間一髪のところで一矢が乱入。小梅は一矢をダブルソウル化、霊牙は一矢に立ち向かうが、強化された一矢の敵ではなく、脳天から腰へと一刀のもとに両断され、即死した。   

見どころなど

 巨乳自慢の杏子が圧倒される程のスタイルに、玲瓏な美貌に浮かべた酷薄な微笑が映える。行動は一貫して残虐かつ卑劣で、一片の同情の余地もない悪役。
 相当な実力をもっており、7巻で敵が勢揃いする際の描かれ方からも、蒼の婆娑羅の有力者であろうと思われる。しかしその割に、ダブルソウル状態の一矢に追い込まれたり、腕を切断されたり、顔を蹴り上げられたり、果ては一撃で葬られたりと、いわゆる「かませ犬」臭が濃厚である(もっとも、物語終盤は展開が非常に早く、ページの都合で瞬殺された気配がないでもない)。

 3巻での戦いはページ数が多いため、霊牙が調子に乗ったり、追い込まれて焦ったり、攻撃を受けて苦悶の表情を浮かべたりする様が味わえる。表情・台詞ともに典型的な悪役女のそれであり、非常に魅力的だ。
「お…おのれぇっ!!」

 7巻で一刀両断される際も、その肉体が破壊される様が大きく描かれており、真っ二つになって倒れるコマを含め高ポイントである。なお、切断面はぼかされているが、これは蒼の婆娑羅は死ぬと肉体が消滅することと関係すると思われる。

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関連項目