女ザコ・敵女・悪女情報wiki - 麻生早苗(金田一37歳の事件簿)
「お前ら二人をブッ殺してからな!!」

注意

 当然のことながら本記事には重大なネタバレが含まれます。

キャラクター名

No.1064 麻生早苗 

登場作品基本情報

「金田一37歳の事件簿」

マンガ

 天樹征丸(原作)・さとうふみや(作画)/講談社/2019年

登場シーン詳細情報

マンガ

 第1巻〜第2巻「離島リゾート殺人事件」に登場

外見

 長髪の女性。紙の色は不明だがトーンで表現されているため茶髪と推測される。服装は場面によって違う。 

概要

 名探偵・金田一耕助を祖父に持つ金田一一が、祖父譲りの抜群の推理力で次々と事件を解決していくという「金田一少年の事件簿」シリーズの続編。本作では、37歳のPR会社に勤めるサラリーマンとなった主人公が事件に巻き込まれる。主人公の推理力は相変わらずだが、殺人事件に関わるのを露骨に忌避するなど前作との違いがある(前作でも好んでいたわけではないと、思うが)。

 麻生早苗は、本作最初の事件「離島リゾート殺人事件」の真犯人である。「〜少年」シリーズでは、近しい人間を実質殺されたにも関わらず犯人が法で裁かれていないため、復讐のため自ら殺人を犯すなどといった犯人が多かった。しかし、本記事で紹介する麻生早苗は完全に私利私欲のために殺人を犯していた、主人公曰く「ネジが外れている」人物である。

 麻生早苗は看護師であるが、男性に取り入って結婚しては、保険金をかけて殺害するという犯罪を繰り返していた連続保険金殺人犯でもある。作中で元々は今より太っており、整形手術で顔も変えたことが明らかになっている*1。また、柔道の有段者*2であり、戦闘力も高かったりする。

 作中で彼女は新たなターゲットを探すため、歌島*3という離島で行われる婚活ツアーイベントに参加する。

 そこで彼女はガソリンスタンドを経営する小野塚哲也に目を付けるが、小野塚はツアー参加者の派遣社員・桜沢楓に惹かれていた。そこで彼女は邪魔になる桜沢楓を殺害する*4

 ところが、ここで彼女は同じくツアーに参加していた歯科医師・鈴木実が、過去に殺そうとして失敗した人物だったことに気が付く*5*6。そこで、彼女は自分のことをばらされる前に鈴木実も殺害する。

 こうして、邪魔者を始末した麻生早苗だったが、その後はお約束通りトリックを主人公に見破られてしまう。ただし、過去作と違い、彼女は主人公(とヒロイン)が関係者全員が集めるのを邪魔して、自分と主人公(とヒロイン)だけの状況を作り出し、犯人であると看破された後は主人公を殺そうとするなど、最後まで抵抗し主人公たちを追い詰めた。

 しかし、最後は主人公が事前に手配していた警察官たちに捕縛された。ちなみに、事件解決後彼女は、本作の重要悪役である地獄の傀儡師から犯罪の教唆を受けていたことを示唆していたが、そのことが地獄の傀儡師の耳に入り、毒殺されてしまった。

見どころなど

 本作の犯人では珍しい純粋な悪人。殺人の動機も復讐などでなく、「狙った男とくっつきそうだった」「過去の悪事を知っていたから」というものである。ちなみに、本作の事件は周到に計画されたものでなく、場当たり的なものであったが、地獄の傀儡師の教唆もあってかそれなりのトリックを使っており、その点は主人公をうならせていた。
 もっとも最後はきっちりと報いを受けることになった。

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関連項目

絵波ゆりか(金田一少年の事件簿):こちらは被害者(だけど極悪人)というパターン。
ジル・ロバーツ(スクリーム4):おなじく連続殺人の犯人だったというキャラクター。