「週刊ヤングアニマル」に掲載された刑事漫画。複数の人格を有する女刑事・阿久津沙耶香と、過去のトラウマから銃を持つことが出来なくなったことで左遷されてきた一ノ瀬逞刑事の活躍を描く。単刀直入に記すと
エロい漫画。ヒロピン、リョナ要素もかなり高く、女犯罪者も結構登場するが、このwiki的な意味でのニッチはあまり満たされにくい作品でもある。
有村エリカは天才演出家・牧村偲の一番弟子であり、牧村演劇団の看板スターである。牧村の愛人でもあり、彼からは「私の最高傑作」とまで言われている。
牧村演劇団がコカイン売買に手を染めている疑惑を知った捜査特捜班(班長は沙耶香)は、さっそく潜入捜査を敢行。沙耶香の提案を聞いて、ファンのふりをしてエリカに接近した一ノ瀬は、エリカと友人関係になり、ホームパーティに参加することとなる。しかしながらそれは牧村のでっち上げた罠で、エリカは一ノ瀬を寝室に誘い、拘束してしまう。牧村は一ノ瀬が警察官であることを見抜き、自分たちに協力させようとするが当然ながら一ノ瀬は拒否。それを知るとエリカは裸に剥いた一ノ瀬にパイズリを仕掛け(なお、この時エリカが
愛液を垂れ流すコマもしっかり描かれている)、牧村は覚醒剤入りの注射器を携えて一ノ瀬を洗脳しようとする。
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※掲載誌は成人誌ではありません |
しかし下働きの少女「香織」に扮して牧村を尾行していた沙耶香はそこで変装を解いて銃を向け、遂にコカイン取引の証拠を掴む
*1。沙耶香がかつて自分の代役を自分より上手く演じた舞台女優「ペルソナ」であることを知らされたエリカは錯乱し、沙耶香に襲い掛かる。しかし沙耶香はエリカの胸に拳銃を押し付けると、その豊満な双丘の間で引き金を引く。
勿論撃ち殺しこそしなかったものの、超至近距離で心臓に空砲の衝撃を撃たれ、エリカは音も無く倒れ伏した。
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沙耶香さんの銃になりたい |
その後の消息は不明だが、牧村は取引先のマフィアに射殺され、その取引先も沙耶香に乗っていたヘリごと粉砕された(勿論、正当防衛である)ため、恐らくはコカイン取引への協力と覚醒剤乱用の罪でお縄になったと思われる。