常人離れした技の応酬を見せる忍者姉妹の戦い。だが実践で進化し続けてきた百地流に対応できず、モロに顔面蹴りを食らってしまう。
直接対決で不利と見るなり骨抜きにした男達を盾に逃走を図る。データさえ持ち逃げできれば勝ちと
三下の捨てセリフを吐く夕霧だったが、秘伝により人間の限界を超えたももっちの20メートル跳躍からの飛び蹴りを再び顔面に喰らって壁に叩きつけられた。
その後は縄で拘束されて箱に詰められ実家に強制送還。父親による「再教育」を受けるらしい。最後には海外で実践性を求めて凶行に走る父親が描かれており、さぞかし凄惨な再教育を受けたと思われる。
格闘マンガの完結編の敵とは思えないくらいの小悪党だが、良くも悪くもヒロインに全部持って行かれた感のある作品であり、そのヒロインを主役に据えた物語の敵役としてはこれ以上なく適任だったと言える。