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ミューレンランド大公国(英:Grand Duchy of Mulenland)、通称ミューレンランド。大陸南部に位置する国家。首都はヴァルバッハ(walbach)。人口42万人(世界最下位)、国土面積は10万㎢。

[目次]


概要

 ミコヤンJr・ローハー・ローヴァー・ミューレンランド総統が統べる独裁国家。人口よりも牛や羊、豚が多く、農耕と畜産が盛んである。また、この地から堅石と呼ばれる特殊な鉱物が産出されており、鉄鋼の代わりに農具などに使用されている。
 セーレンランド大司教区から独立した国家で、国民の75%がローハー民族が住む。25%は移民(モリア、モーラミアからの移民)が住んでいる。現在は無政府状態である(歴史を参照)。最近、入国を希望する冒険者が減っている(殺される可能性が高すぎる為)。



宗教

 国民の85%が太陽教を信仰しており、その他は他宗教である。太陽教は太陽神ミレヴァ―を主神としている一神教である。信仰すれば加護「ミレヴァ―の恩恵」を受けられる。恩恵を受けると病気にかからなくなり、骨も丈夫になる。先天性の疾患もなくなる。特殊なスキルが入手可能になる。(太陽魔術)
 太陽教の教えとは「人類は皆平等である。生まれながらに差はない。」また太陽教は他宗教に関しては信じるもそれは自由としている。
 いいことずくめの加護であるが、肉体年齢が16歳で固定され、親が信仰していると、子にも受け継がれる。また、魔力量についても固定され、常人が1溜まるとしたら、信仰している人は0.5しか溜まらないのだ。このことにより太陽教は、セーレン教には悪疫をもたらすものとされている。


歴史

我々の歴史は我がローハーの血が流れているのだ(偉大なる国父ウィルソニアの言葉より)

 ミューレンランドは、元々セーレンランド大司教区の一部だったが、セーレンランドに伝わる宗教(セーレン教)によりセーレンランド一帯に住んでいた流浪の民族(ローハー民族)が悪疫をもたらすもの(実際には悪疫を持っているわけではない)と神の啓示を受け、セーレン教現体制派と聖職関係者、民衆がジェノサイドや無差別攻撃を繰り返し、現在のヴァルバッハに追い詰められていた(セーレン教統一主義)。何故かというと信仰の違いにあった。セーレンランドに住む者たちは、セーレン教を信仰していたのに対し、ローハー民族は太陽神ミレヴァーを主神とする宗教、太陽教を信仰していた。だがそれをセーレン教の神セーレンが許すはずもなく、「悪疫をもたらすもの」と言い放った。それに従い、教皇や聖職者、現体制派、はたまた民衆までもが、異端、腐れ外道と言い放ちながらローハー民族を殺していった。赤ん坊や、婦人、老人も関係なく平等に。
 しかし、黙っているわけではなかった。ローハー民族は「ウィルソニア・ローヴァー」を筆頭とするローヴァー家とその他ローハー民族の民衆と反セーレン教主義(モリア・モーラミアからも多数参加。)を引き連れ、ローハー民族救民戦線を立ちあげた。ウィルソニア・ローヴァーは転生者とされ、豊富な知識と、膨大な魔力量を持つ神に近しい人物であった。だが彼は太陽教を信仰しなかった。何故かというと宗教に嫌気がさしていたのだ。彼はまず、現在のセーレンランドの国境付近に深い堀(断罪の堀)と高い防壁(救いの壁)を作り出し、ありとあらゆる知識を教え導いた。そして戦う術を持たなかったローハー族に戦い方を教え、救民戦線立ち上げから7年、反撃の準備ができたとし、壁と堀を壊し、救民軍を設立。

 独立前6年11月3日早朝3時、セーレンランドに進攻した(セーレンランド進攻)。6年と4ヶ月にも及ぶ陸年独立戦争(またの名を陸年戦争)の始まりだった。最初の2年はセーレンランドに押されていたが、4年かけて盛り返し、見事な勝利を収め、独立を勝ち取った。その代わり、多数の同胞を失うことになった。救民軍側の戦死者数は40万にも上った。ウィルソニアは戦死した同胞を国を救った40万の英雄とみなし、手厚く葬った。40万の中にはモリアやモーラミア軍に所属した兵士(自発的に志願した2か国の兵士たちはローハー義勇軍を設立。生き残った者たちは戦後、解体しそれぞれの軍へ復員した。)も含まれていた。現在首都の郊外には、英雄たちの墓地と慰霊塔が建てられている。現在の正式な国境線はこの時出来上がった。(フォグラベルス独立講和条約締結。)この時ウィルソニアは偉大なる国父として認められ、そのまま総統の座に就くことが決まった。
 独立後にはウィルソニア総統による独裁政権が樹立。戦勝により莫大な賠償金を得た総統は数々の政策を打ち立てた。内政では、海水を汲み上げ、魔術でろ過された水を各地に届ける「水路」を建設し土壌改良をした。また国家憲法が発布され、独自通貨の制定、学校教育の施行、国民皆兵の施行、戦勝した年から一年を暦とする独立紀が作られた。また、外貨獲得の政策として羊100頭購入し、羊毛の生産を開始した。以前放牧していた牛や豚の畜産業の領域を取り決め、大々的な産業にする政策「農畜産業大改革」を行った。ミューレンランド南部で堅石が発見されると、鉄鋼より使い勝手がいいと知るや否や、堅石の大規模産出が開始された。外交では、以前から交友関係にあったモリア、モーラミアとともに同胞三国同盟を締結。入国許可証なしに3か国に行きかうことができ、関税なしに貿易ができる。これは現在までも続いている。
 総統の座に座って30年過ぎた独立30年9月24日、ウィルソニアは静かに息を引き取った。2年前からの病気により病床に伏していた。ただ病床からも指示をし続け、死んでも羽ペンを放さなかった。81歳だった。死後、親族側近たちが元老院に集められ、緊急会議が行われ、国葬が行われることになった。盛大な国葬が執り行われた。喪主は長男のモーラトが行い、国民全員が右腕に黒い布地で出来た国章付き腕章を着用し、悲しみに暮れた。偉大なる国父は特殊な棺に安置され、首都を中心にねり歩かれ、現在の英雄たちの墓地の一画に偉大なる国父ウィルソニア・ローハー・ローヴァー・ミューレンランドの廟が作られ、今も国民を見守っている。

 息子のモーラトに総統が引き継がれたが、これにより比較的平和な時代に終わりを告げることとなった。モーラトの軍増強計画は、軍の区画編成改変や、国境に強大な魔導砲要塞の多数設置といった、セーレンランドを叩き壊さんとする「ローハー民族第一主義」を掲げるものだった。これにセーレンランドは反発。一触即発の状態だったのだが、三男のミコヤンにより政権は打倒される。これによりセーレンランドは怒りの矛を収めた。モーラトは、国家転覆罪により投獄、すぐさま処刑された。これによりモーラト側の人間が怒り狂い紛争が勃発。以後70年以上も続くミューレンランド紛争が始まった。またヴァルバッハ湾沿岸部の漁民が海賊と化し三つ巴となりさらなる混迷を極めている。海賊はミューレンランド付近を航行する外国籍の大型商船や貿易船、交易船に対し、小型の魔導砲を搭載し、風魔法の付与が付いた高速戦闘艇で今まで1000隻以上を沈め、荷物を強奪し、力を示してきた。いわゆるヴァルバッハ湾の悪魔達(Devils of walbach Bay)である。海賊になった原因は、不漁がここ10年ほど続いていたからである。食えなくなった漁民たちは首都近くの軍港を不法占拠し、小型高速戦闘艇をぶんどり、逃走。憲兵隊が追いかけるも砲撃、憲兵隊を蹴散らし軍港を無力化した。(悪魔の誕生事件)それと同時期にミコヤンが何者かによって暗殺される事件が発生(5月の新月の変)。その息子のジュニア(まだ中等学校卒業見込みの12歳)に総統が継承された。
 現在は政府機能が麻痺しており、事実上の無政府状態である。

軍事 

軍隊の総帥は総統閣下が兼任している。(国家憲法第20条 軍の総帥権より)

 軍隊は陸軍と海軍があり、それぞれ常備兵(営内で働く軍人、職業軍人)と予備兵(常時は営外で民間人のように働き、緊急時に招集される)がある。2軍の通信については宝玉を使用する。
 陸軍は兵科があり、歩兵(主に剣や槍で戦う接近戦専門。)、固定弓兵(集団で行動し、歩兵の支援を担い、中長距離の弓を扱う集中射撃の集団、敵歩兵を狙う)、機動弓兵(短距離の弓を扱い、隠密行動し、敵の軍首脳部を叩く)、野戦砲兵(大型魔導砲を扱い、堅牢な対地目標を攻撃する)、高射砲兵、(対空用連射魔導砲を扱い、上空の対空目標を地上から撃ち落とす)、輜重兵(物資輸送を本任務とし、野戦本司令部や野戦中隊司令部もついでに築城する)、衛生兵(傷を負った兵士を治す)がある。
 海軍は3つに分けられる。船舶戦闘群(艦隊で行動し敵艦隊や上陸艦隊を叩く)、小型高速戦闘機動群(4人乗りの小型高速戦闘艇を扱い、艦隊から落伍した艦船を攻撃する。上陸舟艇戦闘群の護衛を担う)、上陸舟艇戦闘群(上陸作戦に特化した陸戦部隊)である。
 現在航空兵力はない。が、試験的に陸海軍航空魔導隊の運用を開始している。航空魔導兵に選ばれるのは、魔導師がほとんどである。航空魔導兵は空から爆撃し、敵国の政府機能や軍の基地を潰すのが任務である。






《ヒストリー》
■画像位置の調整と国フッター追加(管理者)
■宗教の設定追加
■20.3デバッグ(管理者)



国家リスト
西方の国家ミディシチア皇国チュナム共和国マキアン帝国
スターニン保護国チュルン公国ソーソルミア大公国
中央の国家タナぺリア王国サンホーシア王国モリアセーレンランド大司教区
ミューレンランド大公国モーラミア
東方の国家セルデギシャン帝国ヒューメニル王国エスティア王国カルテディア
ラタンチア王国月詠ノ国玖柳
北方の国家アヴリディアン帝国

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