ABADA CAPOEIRA AICHI GIFU OFFICIAL WEB.

カポエイラにおける歌と音楽の役割

楽器紹介
カポエイラでは楽器が演奏されます。楽器がカポエイラの附属なのではなく、楽器もカポエイラの一部なのです。ここでは一般的にカポエイラで用いられる楽器を紹介します。
■Berimbau(ビリンバウ)
Gunga(グンガ/大)、Medio(メヂオ/中)、Viola(ウ゛ィオラ/小)の3種類あり、カバッサと言われる共鳴機部分の大きさで分けています。ホーダを行う際には、カバッサの一番大きいグンガが指揮をとります。170?ほどの木(ビリーバ)の棒に弦を張り、ひょうたんをつけたもので弦を細い木の棒で弾くことで音を出します。また、石を弦につけたり離したりすることで音色を変えて演奏します。弾くための細い棒を持つ手にはカシシと呼ばれる楽器も持ちます。
■Pandeiro(パンデイロ)
日本人が見るとどこからどう見ても「タンバリン」ですが、ブラジルでは別物(らしい)です。
■Atabaque(アタバキ)
大きな太鼓。もともとはアフリカで創られたものでカンドンブレという宗教で用いられたといわれています。
歌の役割
ホーダ(空手でいう組み手のようなもの)をはじめる時には、正式な歌の順番があります。
Ladainha(ラダイーニャ)→Canto de entrada(カント・ジ・エントラーダ)→Crrido(コヒード)です。
■Ladainha(ラダイーニャ)
ビリンバウを弾いている人か、これからホーダに入ろうとする者が歌います。
かつての奴隷たちの惨状であったり、故郷の礼賛、はたまた目の前の相手への挑発であったりなど、その内容は様々です。周りに居るものは黙って歌を聴きます。
■ Canto de entrada(カント・ジ・エントラーダ)
ラダイーニャの後に『イェー ビバ・・・』と歌われる部分をそう呼びます。
ココから周りの者も歌に参加します。メインの歌い手が『イェー ビバ メウ デウス』と歌ったら周りの者は『イェー ビバ メウ デウス カマラー』と続けてコーラスします。このやり取りが数回行われます。カント・ジ・エントラーダは省略される場合もあります。
■Crrido(コヒード)
コヒードはホーダでジョゴが行われているときに歌われる全ての歌を指します。
団体を問わず共通の歌もあれば、団体オリジナルの歌もあります。歌がカント・ジ・エントラーダからコヒードに移ると、ビリンバウの前で待機していた2人がホーダに入り、ジョゴが始まります。

ジョゴ、歌、楽器を全てこなして始めてカポエイリスタだと言われています。

(参照:カポエイラ入門)

れんしゅう

管理人/副管理人のみ編集できます