SS(2)


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  • 【ベジータ、再見】 出演:ベジータ,ルンルン,安藤まほろ,園崎詩音,竜宮レナ,朝倉涼子,我妻由乃,アイ






  • 【花の国護衛部その2】 出演:木野まこと,ナミ,プラナノ,ニコ・ロビン,蒼星石,翠星石,ベジータ,真紅,七瀬美雪,毛利蘭,灰原哀,桂木弥子



  • 【花の国護衛部その3】 出演:木野まこと,ナミ,プラナノ,ニコ・ロビン,蒼星石,翠星石,灰原哀,ドラミ,南条操,小節あびる,わぴこ,イエロー,アルル・ナジャ,ククリ,グゥ,ルンルン,ベホイミ,ベジータ

  • 【戦裏譚〜壱〜】 出演:葛城ミサト,朽木ルキア,胡喜媚,音無響子,メーテル,高荷恵




  • 【機械の体】 出演:神さま(松田),メーテル,ドラミ,絡繰茶々丸,リルル

  • 【夢と時間】 出演:竜宮レナ,周防美琴,和泉亜子,ぼたん,藤崎あかり,メーテル




【バレンタイン狂想曲】

キョロキョロキョロキョロとしつこい位に辺りを見回す。
いくら確認しても『あの人』の姿が見えない。
(良かった…)
羽美お姉様、ごめんなさい。
貴女がいると、その…これから行う『任務』に凄まじい支障がッ!
という訳で今日和、シスカです。
私は今、来るべき明日…『一ヵ月後のための布石の日』に備えチョコレートを作りに調理室に向かっています。
今年はちゃんとできるといいんだけど…
最萌学園はとても広いけど、去年来ているので迷わずに調理室に迎える。
出来るだけ誰にも知られないように…
「少しよろしいか」
「うわッ!?」
ああ、びっくりした。ええと、この人は…そうだ、今年新しく入学してきた高等部3年の柳生九兵衛先輩だ。
「驚かせてすまない。ええ…と」
「あ、高等部2年のシスカです。どうしたんですか?九兵衛先輩」
「シスカ殿、調理室への道を教えて頂けまいか?ここは広いのでまだ勝手を良く知らないんだ」
「い、いいですけど…どうしたんですか?」
「妙ちゃんが『ばれんたいんちょこ』とやらを今日作ると言っていたので、僕も何か手伝いをしたいんだ」
そうだ、九兵衛先輩と一緒に行こう。チョコを作りに行く事を他の人に知られない為の口実にもなるし。
「折角ですから私も一緒に行きますよ。ここから結構遠いし」
「む、かたじけない」
そんな訳で私(と先輩)は調理室へとやってきたのだ。


調理室には二人の先輩がいた。えっと、そこで準備をしてるのが志村妙先輩だったよね。
「あら九ちゃん、お手伝いに来てくれたの?折角だし、九ちゃんのチョコも作りましょうよ」
「僕のチョコ?そう言えば妙ちゃん、『ばれんたいんちょこ』とはどう言うチョコレートなんだ?」
「バレンタインチョコと言うのはね、九ちゃん。『この女もしかして…』という幻想を抱き続けた男から
 一ヵ月後に3倍返しと称してしこたま時計やら何やらを分捕る為の撒き餌よ。
 明日にチョコを渡すのは最初に撒き餌にかかって勘違いした処刑人がケツ毛まで毟られた日だからなのよ」
「ちょっとォォォォ!何とんでもない事教えてるんですか先輩!?
 いや確かに女の広辞苑から抜粋してはいるけれども!最後は明らかに嘘歴史だし!」
「あらシスカちゃん、シスカちゃんも撒き餌を製造しに?」
図星だから困る。いやでも印象を良くする為には…!
「いいいいえ、そんなんじゃなくてですね、私はちゃんとした…」
「愛する人に送るため、そうでしょう?」
「うわっ!?び、びっくりした…」
背後からいきなり話しかけてきたのはもう一人チョコを作っていた…ええと、猿飛あやめ先輩。
「愛、それは気高く。愛、それは儚く。シスカさんは誰のために作るのかしら?
 私は愛しの銀さんのために作っているのよ…ああ銀さんッ!」
そう言いながら先輩はボウルをかき混ぜている。しかしその中身は…
「あ、あの…猿飛先輩」
「さっちゃんって呼んでくれないかしら」
「あ、はい。で、さっちゃん先輩。これって…」
ボウルの中でねば〜っと糸を引く黒い粒粒。
どう見てもチョコまみれの納豆です。本当にありがとうございました。
「これ?さっちゃん印の納豆チョコよ。物を贈る時は自分が貰って嬉しい物を贈れってよく言うでしょ?」
「嬉しいんですか、先輩は…?」
「そりゃあもう!銀さんがこの納豆チョコを私の鼻とかにぶち込むのを想像したら…
 思わずメスブタモード・メスブタモード・私はしもべ〜って感じになるわ!」
(それ…納豆チョコそのものはあまり関係ないんじゃ…)
猿飛…さっちゃん先輩の趣味をとやかく言う権利は私に無い。というか言えない。
とりあえず私は私のチョコを作ろう!
去年もやっていた事だし、あれから一人で作れるようにちゃんと練習した。
去年よりずっとスムーズに進んでいる。うん、いける。


1時間ほどして順調にチョコ作りの工程を進めている矢先、私は異変に気付いた。
(何…何のニオイ?)
何かの異臭がする。ガス漏れ?違う。私は辺りを見回して…そして驚愕した。
「せ、せせせ先輩!?何作ってるんですか!?」
異臭の元は妙先輩と九兵衛先輩の調理台だった。
なんていうか…凄まじいスゴ味と言うか何と言うか、うん、文章で表現できない。
慌てて先輩達の調理台に近づき、見てみる。そこにあったのは…
「あの、先輩。これは…」
妙先輩がニコニコ笑顔で更に置いていたのは、なんとも形容しがたい物体だった。例えるなら、そう…
(なんというスライムの焼死体…皿を見ただけでゾクゾクしてしまった。
 この料理(?)は間違いなく殺人料理ッ!)
「これ?チョコ卵焼きよ。この前、私って卵焼きは得意だけどお菓子作りはした事なかったから
 どうしようか悩んでたら自動動作部の金糸雀ちゃんが教えてくれたのよ。
 お陰で助かったわ、結構自信作なのよ。お礼に金糸雀ちゃんとお友達の皆にもあげようかしら」
そんな事を素敵過ぎるニコニコ笑顔で言ってくれた。
「いや…気持ちだけで結構だと思います…」
「あら、そうかしら…そうね、材料もあんまりないし」
(私…今ので7人(体)もの命を救ったのかもしれない)
そう思う私に、九兵衛先輩はそっと耳打ちした。
「シスカ殿…驚かせてすまない。しかし妙ちゃんは本当に楽しんでやっているので、
 どうか止めずにそっとしておいてあげてはくれまいか」
「はい…そうします」
それに止めても止めなさそうだし…妙先輩…
あ、こんな事してる場合じゃない!私は私のチョコ作りに集中しないと!
「わぁ…美味しそう、すっごいいい匂いですね、セイバーさん!」
「そうですね」
「!!!!?」
い、今…果てしなく不吉な声を聞いた気が…
私はぎぎぎぎぎぃっ、と震えながら振り返った。


私は不覚にも二つの事を忘れていたのだ。
一つは、この学園には見かけとは裏腹にも程がある力を持つ食欲魔人が潜んでいる事。
二つは、その食欲魔人が今年は二人に増えている事…
「シスカさん達、見かけないと思ったらチョコ作ってたんだ」
「問おう、それ(チョコ入ってるボウル)が貴方のチョコレートか?」
「ど、どどどどどどうしてここに?弥子、セイバーさんッ!?」
去年チョコを作ってる時も現れた食欲魔人探偵、桂木弥子。
学食のメニューを上から下まで食い尽くすサーヴァント、セイバー。
うわあああぁぁぁぁぁぁ!!!よりに…よりによってこの二人に見つかるなんてッ!
「それがね、ビュティと一緒に学食食べにいったんだけどビュティの方が食べる量少ないでしょ?
 だからそこで会ったセイバーさんと一緒に学食メニュー全制覇×2してたら丁度デザートが
 切れてたの。それで今、セイバーさんと何か甘いもの食べたいですねって話してた所だったん…だけど…」
同じ学年の可符香から貰ったエニグマにこの台詞を通したら、きっとこう翻訳されるだろう。
すなわち…「食べさせろ」と…
「シスカさん…ごめんなさい、なるべくここに近づけないよう誘導してたんですけど…
 その…いくら誘導してもこの二人が引き寄せられるように無意識上でここに来る道を歩いて…」
二人に聞こえないように耳打ちしてきたのは一番後に入ってきた弥子の先輩であり、後輩であり、
そして友達のビュティ。半ば諦めたような顔をしているけど、仕方ないだろう。
6年前から現在進行形で記録を更新し続けるツッコミの女王も、この二人の食欲を止める事は出来ない。
「そ、そうですかぁ。でででも、私は今作ってる分でいっぱいいっぱいだ、し…」
本当は材料の予備はある。でも、そんな程度でこの二人の打撃を軽減は出来ないだろう。
「だよねぇ。じゃあ、皆が作ってるの見てていいかな?私も結構料理するし、参考になるから」
「私も見学させて頂いて宜しいでしょうか」
「は、はあ…うん、見てるだけならいいですよ…ビュティ、手伝ってくれない?」
「いいですよ」
ビュティの協力もあり、チョコ作りは順調に進みゴールを見せた…ようかに思えた。
「シスカさん…」
ビュティが小声で囁いた。
「…わかってる…」
『わかってる』と言うのはこちらに向け続けられている『視線』の事だ。
セイバーさんは妙先輩のを毒見…もとい味見させてもらってるのでセイバーさんじゃない。
あ、セイバーさんの顔色がちょっと変わった。…じゃなくて!
(見てる!こっちめっちゃ見てる!)
火が点くんじゃないかって位の弥子の熱視線が私達に、否、チョコに注がれている。
しかも無意識に小さい声で「おいしそー…」とか呟いてる!
本人は『参考』のつもりで見ているんだろうけど、どう見ても食欲に支配されている。
「シスカさん、もう諦めて食べさせてあげた方がいいと思います。
 弥子さんああなったらもう止まらないし…」
ビュティの言う事はもっともだ。本人に悪気はないんだけど、あの食欲は純粋ゆえに阻止できない。
正直声をかけられた時点でこうなる事は予測してたし、覚悟を決めよう!
「ヤ…弥子、ちょっとだけなら味見しても…いい、よ?」
その言葉を聞いた瞬間、弥子のとろんとした熱を持った眼差しが炎を吹いた…ように見えた。
「本当に!?うわぁありがとうシスカさん!」
ここまで嬉しそうにされると、私もそう悪い気はしない。
まあ、舐めるんだしそう一気に無くなったりはしない…よね?
「はい、ボウル。ちょっとだけだよ?」
ボウルを受け取った瞬間に弥子が取った行動に、私は目を疑った。
「いただきます」
ごくごくごくごくごく。
「ボウルに入った溶けたチョコ直飲みしてる―――!!!ココア感覚かよ!?」
さ、さすがビュティ…さっきまで私がツッコミ役だったというのに一気にツッコミ主導権を
握ってしまった!…って感心してる場合じゃなくて!
「弥子さんストップストップ!てか今の一瞬でもう3分の2無くなってたよ!!」
「あ!…ご、ごめんシスカさん!あまりに美味しかったからその…ブレーキが…」
「あはは…いいよ、もう…」
私の見通しはチョコより甘かった。いや、だって普通一気飲みするとか思えないし!
まあ、後は冷やすだけで完成のチョコも結構あったし(とっさに隠した)…いっか。ハァ…


がしゃん。パリ――ン…


「今度は何!?」
見ると、さっちゃん先輩が床に倒れ伏していた。
「何も無い所でコケたの!?逆に器用だよそれ!!」
「あだだ…あ、眼鏡落とした。誰か拾ってくれない?眼鏡が無いと何も見えない、明日も見えない」
そう言いながらガサガサと床を探し回るさっちゃん先輩の肩を、セイバーさんがトントンと叩いた。
眼鏡拾ったんだ。さっき食べたスライムの焼死体…もといかわいそうなチョコ卵焼きのせいか
何か足取りがふらふらしてるけど、そこは触れないであげておこう。
「問おう。貴方がこの眼鏡の持ち主か?」
そう聞いたセイバーさんの声に顔を上げたさっちゃん先輩…の目の色が変わった。
「ぎ…銀さん!?来てくれたの!?」
「共通点何一つ見当たらね――!!!いくらなんでもおかしいだろその見間違い!!」
「い、いや…私は銀さんという人では…」
ビュティのツッコミとセイバーさんの言葉も届かないさっちゃん先輩は以前スーパーハイテンションだ。
「銀さん…会いたかったわ。届けに行こうと思ったら自分で会いに来てくれるなんて!
 お願い、この納豆チョコを食べて!そして不味かったら思う存分罵って!
 そうだわ、昨日から練習してたあの殺し文句を…ぎっちゃん、あやめを甲子園に連れてって!」
「何かもうメチャクチャだ――!!!だから違うってば!眼鏡落としたら耳まで悪くなってるよ!!」
ビュティのツッコミも空しく、何かスイッチ入っちゃったさっちゃん先輩の暴走は止まらない。
完全に銀さんって人だと思い込んでるセイバーさんに抱きつこうとした瞬間、『あの人』がプッツンした。
「さっきからギャーギャー…うるっせーんじゃァァァァァァァ!!!」
叫んだ妙先輩が投げたお玉が、鈍い音を立てて直撃した。
きゅうしょに あたった! こうかは ばつぐんだ! さっちゃんは たおれた!
「ふう。もう、さっちゃんったらそそっかしいんだから。セイバーさん、今の内に眼鏡かけてあげてくれる?」
「は…はい…」
「妙ちゃん…少しやりすぎでは?白目を剥いているぞ」
「大丈夫よ。九ちゃん、世の中にはいろんな趣味を持った人がいるの。
 さっちゃんはこの位むしろ快感に感じる趣味を持ってるのよ」
何事も無かったかのように血まみれのお玉を持ってにこやかにそんな事を言ってくれた。
でもまあ、チョコも出来たし(予定の量の半分以下になったけど)、これで一件落着かな。


「あの…シスカさん…」
くいくいと私の袖を引っ張って話しかけてきたのは弥子だった。
「何?チョコ飲んだ事ならそんなに気にしてないから大丈夫…」
「いや、そうじゃなくて…その…『お客様』が…」
「お客様…?」
刹那、私の全身の神経が特Aランクの危険信号を出した。皮膚という皮膚が粟立ち、汗が吹き出る。
「シスカ…私に隠れて、みんなで楽しそうに何をしているのかしら…?」
びしっ。と音を立て、私の頭にヒビが入った気がした。
弥子とセイバーさんが来た時の3倍震えながら、ぐぎぎぎぎぎぎぎぃっと振り返る。
「う…うううううう羽美お姉様ァァァ!!?」
「シスカ…私を避けたのね?除け者にしたのね?あなたの一人称の長めのSSなんて
 私の出番がいくらでもありそうな形式にもかかわらず、こんな終盤まで放置したのね?」
「い、いえ、決してそんな訳では!!」
「そう…?それじゃあ、私もバレンタインチョコ、貰いたいわ。
 あなたの真っ赤な真っ赤な真っ赤なチョコをヲォォォォォ!!!」
「おおおおおお姉様それはチョコじゃなくて血ョコじゃヒギャアアアアアアアアッス!!!!」
羽美お姉様が私の首根っこを掴んで廊下へと引きずり出す。
(いる…どこかは分からないけど『あいつ』が絶対いる!舌なめずりとかしてる!シスカさんヤバいよこれ!)
「悪魔超人顔負けの残虐ファイト開戦必死だ―――!!!しかもこれがオチなの!!?」
ビュティのツッコミ声がだんだん遠くなってきて、私の意識は途切れた…
ざんねん! わたしの チョコづくりは これで おわってしまった!




【花の国護衛部その2】


〔前回までのあらすじ〕  ⇒【花の国護衛部】
 たまたま花の国護衛部にやってきたベジータは、プラナノにちょっかいをかけたため
 プラナノを幼女化させてしまった上に、自身は人面犬と化してしまった!
 このままでは花の国、さらには植物界が危険な状態に陥ってしまう。
 責任を取って、ベジータは花の国護衛部の一員としてプラナノの教育を手伝うことになったのだが…


まこと「…」
ナミ「前回いない間に…」
ロビン「こんにちは。部長さんと航海士さん」
ナミ「前回いない間に、大変なことになってるみたいね!そんなことでどうするのよ!」
ロビン「あら、前回いなかった人に言われる筋合いはないわ」
ナミ「うっさいわね!」
まこと「ナミさん落ち着くんだ。荒れても仕方がないよ」
ロビン「そうよ。それに、今考えるべきことは『どうやって王女様を教育するか』でなくて?」
ナミ「そりゃそうだけど…」
蒼星石「具体的な教育プランを考えないとね」
翠星石「確かこの学園には以前王女様を教育した人間がいたはずですぅ」
まこと「ククリちゃんのことね。先生と一緒に聞きに行ったよ」
ナミ「で、どういう返答が?」
ロビン「『王女様を育てるには、パパとママになりゆる存在が必要』なんですって」
まこと「で、今からそのパパとママを探しに行こうってワケよ」
ナミ「じゃあ、今回もククリちゃんに任せばいいんじゃない?」
ロビン「駄目よ」
ナミ「何で?」
ロビン「楽しくないもの」
ナミ「だからなんでそんなに楽観的なのよアンタは!」


というわけで、プラナノの父と母を探しに護衛部は動き出します。
ククリによると両親の性格が少なからず反映するらしいので、人選は慎重に。
まずは蒼星石と翠星石の紹介で真紅のところにお願いに行くのですが…
真紅「お断りするわ」
蒼星石「何故だい?」
翠星石「真紅はチビ苺を下僕にしてるです。赤ちゃんの教育は手馴れてるはずです」
真紅「逆よ。赤ん坊の教育は雛苺一人で十分だわ。それに…」
蒼星石「それに…?」
真紅「この学園には犬が少ないのよ!今必死で探してる最中でとても他の事には手がつけられないわ」
翠星石「真紅の犬好きには呆れたもんですぅ」
真紅「この地域では我が最愛の名探偵くんくんは放送されてないし(現行のDVDは全部見たし…) 嗚呼、私の愛の矛先は何処へ…ん!?」
ベジータ「(この視線はまさか…)」
真紅「その洗練されたボディ、逞しいしっぽ… そこの犬に惚れたわ!顔以外!」
ベジータ「か、顔以外…だと!?」
真紅「そうよ、釣り目持ちの小汚い顔以外!」
ベジータ「ちょっと待て!俺は教師でお前は生徒だ。このままでは禁断の愛に発展しまい、後に君を深く傷つける危険が…(棒読み)」
一同「(その前に人としての己を馬鹿にされてることに深く傷つけよお前…)」
真紅「いいえ!愛の前にはそんな壁は関係ないわ。さあ顔面を完全整形するのだわ!」
ベジータ「ちょっと待ってくれー!」
ナミ「これはもう駄目みたいね」
まこと「次行ってみよー」


ミステリー研究会 活動場所──
まこと「おじゃましまーす」
美雪「あら、こんにちは。園芸部の皆さん?」
ナミ「(ちょっとロビン、なんでこんなところへ?)」
ロビン「(おもしろそうだから)」
ナミ「(だからなんでry)」
まこと「えーと、今ここにいるのは美雪さん、蘭さん、灰原さんの三人だね」
蘭「ええ。それで…今日はどうかしたんですか?」
ナミ「実は…かくかくしかじかで」
蘭「それはそれは、大変ね」
ロビン「というわけで、我が部では王女様の母親代わりを探してるの」
蒼星石「できるだけ教養のある人にやってもらいたいね」
美雪「蘭ちゃん、やってみたら?」
蘭「え、私…?」
美雪「ええ、とても向いてると思うわ」
蘭「でも…私には新一が、待ってる人がいるから…ごめんなさい。勝手にママにはなれないわ」
まこと「そっかぁ…」
蘭「美雪ちゃんも、好きな人がいるもんね」
美雪「は!はじめちゃんはそ、そんなのじゃなくて…あうあう」
灰原「…私でよかったら、やるけど」
美雪「は、灰原さん?大丈夫なの?」
灰原「ええ、私には特に恋人なんていないし…何よりもお花が好きだもの」
蘭「お花が…」
灰原「そう、お花…植物が一大事なんだったら、私は力になりたい」
ナミ「良かった…!」
美雪「灰原さん頑張って!」
蘭「私も応援してるわ、ファイト!」
弥子「たっだいまー!!」
一同「?」
弥子「いやー食堂の新メニュー『サラダ山盛り』…最っ高! 植物の旨みが舌で踊ってるわ…ってあれ、今日は大所帯?」
ロビン「…」 まこと「…」 蒼翠「…」 灰原「…」
弥子「(え…何?この気まずい雰囲気… 私、何かマズいこと言った…?)」


というわけで、ついに母親が決定したプラナノ。
続いて父親探しを始める一同だが…学園内における男子の割合は少ないぞ!
どうする、護衛部?


To be continued...?



【Animal World!】

みなさんはじめまして わたしはチョビといいます。
え? 自己紹介するならフルネームでした方がいいですか?
わたしは犬なので(ちなみにシベリアンハスキーです)苗字ってのはないんですけど、
御主人様が西根というので、一応西根チョビなのかな?
改めて自己紹介します。わたしは西根チョビといいます。
この度、最萌学園というところに入学?する事になりました。
わたしが入るのは動物部というところで、ほかのお友達は三人です。

西根家ではわたしの先輩にあたるミケちゃん。
三毛猫で、わたしよりもだいぶ小さな体なんだけど、
とっても強くてたくましくて、わたしの憧れの存在なんです。
お母さんみたいなお姉さんみたいな、そんな猫(ひと)です。

この学園ではじめて知り合った猫(ひと)、シャンプーさん。
歩く度に鈴がチリンチリンって鳴ってとっても可愛い人なんです。
本当は人間らしいんですけど、水をかぶると猫になっちゃう特殊体質らしいです。すごいですねえ。
逆に、お湯をかぶると人間に戻れるらしいです。
わたしもそんな体質だったら人間になって
みんなをびっくりさせたいなって思うけど、でも前足をついちゃいけないのは大変そう。
動物部に入ったからには基本的には人間になっちゃいけないらしくて、
シャンプーさんはお湯を取り上げられてて、まだ人間の時の姿は見たことがありません。
ものすごく「いろっぽい」らしいです。いろっぽいってどういう意味かわかんないですけど てへ

最後は四楓院夜一さんです。
夜一さんともこの学園ではじめて会いました。全身真っ黒の黒猫さんです。
よく足がぶっといっていわれるわたしは、夜一さんのスレンダーな体にあこがれます。
なんだかおじいさんのような話し方をする猫(ひと)なのですが、とっても気さくで明るい方です。
ここだけの話なんですけど、ミケちゃんとシャンプーさんは
「なんでこんなところにいなきゃなんないの」ってずっとイライラしててちょっとこわいんです。
だから大らかでのんびりした夜一さんがいてくれて、ちょっとだけたすかりました。
あ、ミケちゃんとシャンプーさんが悪いってわけじゃありません!
わたしも実をいうと、なんでここにいるのかよくわかんないので てへ

夜一さんも本当は人間らしいです。
シャンプーさんとは違って、自分の好きな時に変身できるらしいです。
シャンプーさんも夜一さんもすごいですね、わたしも人間になってみたいです
私がそう言ってみると夜一さんは「お主はそのままで十分愛いぞ」とおっしゃいました。
なんだか夜一さんみたいなかっこいい人にそう言われるとドキッとしちゃいます てへ

夜一さんが真っ黒なしっぽをわたしのしっぽにからませてきました。
毛がふさふさしてて根も太いわたしのしっぽとは違い、
夜一さんのしっぽは短い毛がしんなりと横たわっていて、とても細いです。
長さはまだ私の方がありますけど、夜一さんのしっぽも体の大きさのわりには長くてしなやかです。
敏感なわたしのしっぽをくすぐるように夜一さんはしっぽを絡みつかせてきます。
ちょっとくすぐったくてむずむずします。わるい気はしませんけど、なんなんでしょう?
「儂流の親愛の証じゃ」
うーん そうなのかあ
夜一さんはわたしのお腹のあたりにもたれるようにねころびます。
器用な事にしっぽはからませたままです。

「手ごろな獲物もおらんし暇やなあ」
ミケちゃんがそうつぶやいています。
なにがなんだかわからないうちに縄張りからひきはなされて、
見知らぬところに見知らぬひとたちと一緒にいるよういわれたものだから
混乱している上に、趣味の狩りもできなくてとっても退屈なようです。
わたしはいままで知らなかった猫(ひと)たちと会えてけっこう楽しかったりするのですが。
「もう我慢できないある 私らんまに会いにいく」
さっきからミケちゃんと同じように隅っこでうずくまっていたシャンプーさんが立ちあがりました。
激しく鈴を鳴らしながら、部屋の隅から隅をうろつき、出口を探します。
けれど窓も扉も開きません。シャンプーさんが窓に必死で体当たりしてもです。
元の姿だたら楽勝なはずなのに……シャンプーさんは悔しそうにつぶやきつつ、
また体当たりします。けど、窓は傷一つつきません。特殊な加工がほどこされているようです。
「ちょっとあんた気持ちはわかるけどなあ大人しゅうしなさい」
ミケちゃんが眉をひそめます。

他の人から女ボスと呼ばれたりしつつも、ミケちゃんは常に小笠原流家元のような気持ちで、
他人のルールには厳しい猫(ひと)なのです。
いくら不満だからといって暴れるシャンプーさんを見逃せないようです。

「おばーさんこそ大人しく黙ててるあるよ」
シャンプーさんのその言葉にミケちゃんはバッと立ちあがりました。
いつのまにか、遠く離れていたシャンプーさんがミケちゃんの目の前にいました。
わたしの目では速すぎて見えなかったみたいです。
それに、さきほどまではあれだけ涼やかにその音を響かせていたシャンプーさんの鈴が、チリとも鳴りませんでした。
「あんた結構やるようやないの」ミケさんが不敵に笑います。
一方的に捕まえる獲物にしては大きくて強いようですけれど、ミケちゃんの退屈を潰すにはもってこいの相手のようです。
「おばーさんこそホンモノの猫のわりには良い反応あるね」
すっかり二人に見惚れていたわたしのしっぽを、黒いしっぽが軽くなでさすります

「あの二匹、どちらもかなりの実力を持っておる
 おぬしには見えなかったかもしれぬが、
 シャンプーとやらはミケとやらが立ちあがった瞬間に
 瞬歩でミケに近づき一撃を発し、ミケの方もそれを辛うじてかわしおった
 ミケとやらは動きにやや雑なところがあるが、かなりの数の戦いを乗り越えてきたかのように見える
 シャンプーもかなりのつわものじゃ 鍛錬も経験も若輩とは思えぬほど
 しかし元が人間であるために猫としての戦いは不得手なのか、実力が発揮しきれぬようじゃ」

目の前でははげしい争いがくりひろげられています。
びっくりしてしまって夜一さんの言葉もあまり耳に入りませんでした。

女ボスのミケちゃんに逆らう猫(ひと)はいなくて、
ここ最近はミケちゃんのこんな姿は見なかったのですが、
ミケちゃんの実力はまだまだ衰えていないようです。
あっ、こんなのんびりしてちゃだめ、止めにいかなきゃ!
立ちあがろうとするわたしのしっぽを、夜一さんのしっぽが引きとめます。
やーん
とてもしっぽとは思えないほどの強靭な力で
黒いしっぽは私のしっぽを締めつけ、動けないようにします。
「痛かったか、すまなんだ まあ大人しくみておれ 稀に見ぬ愉快な戦いじゃ
 それにこの学園内ではなにをしようと死人……死猫というべきか、
 そういうものは出ないようになっておるのじゃ安心せい」
今度はなでるように穏やかに黒いしっぽが動きます。
うーん、ちょっと心配だけど、とりあえず今日のところは夜一さんの言う通り黙って見ていようかな


【嗜好の一品】

「あー だりー」
 朝っぱらから気だるそうに伸恵は呟いた。
 寝起きの一服する時間すらなく千佳に叩き起こされたから、ニコチン不足である。
「早く、教室で一服してー」
 頭をぽりぽりかきながら、ポケットをまさぐると何も入ってない。
「タバコがない」

 しかめっ面のまま、自転車を置き、整った眉をしかめながら校舎に向かって歩くと
横道から、ほんわかとした声が聞えてきた。
「おはようさん」
 伸恵が、首だけを横に向くと、セミロングの黒髪を揺らしながらどちらかというと
幼そうな顔立ちでのほほんとした少女が声をかけてくる。
「ん…… 」
「どうしたん?のぶちゃん」
「あ……ごめん。大阪」
 一瞬、この少女の名前どころか有名なあだ名さえ忘れて、自分の脳みそが
とろとろのおかゆ状態になっていることに気づいて苦笑した。
「のぶちゃんってなー たばこ好きなん? 」
「好きだよ。悪いか」
 仏頂面を変えずに、おもいっきりぶっきらぼうに答えると、大阪と呼ばれている少女は
「セブンスター」と銘打たれた箱を差し出した。
「?」
 はっきりいって、大阪がタバコを吸っている姿を想像する事は、アンドロメダ星団から宇宙人が
侵略するという妄想をするくらい(なんちゅう例えだ)ありえない。
 伸恵が目を白黒させると、大阪はえへーと笑いながら言った。



「のぶちゃん。ぽっけから、落としていたねんで」


【花の国護衛部その3】

幼女化してしまったプラナノの母親役と父親役を探し始めた花の国護衛部。
人選の結果、母親はミステリー研究会の灰原哀に決定した。
続いて、父親探しに入った護衛部メンバーだが…

まこと「おはよーみんな」
翠星石「昨日は疲れたですぅ」
蒼星石「かれこれ半日は探し続けてたからね」
ナミ「大体ねー、女子校のこの学園で父親を探すなんて無謀なのよ!」
ロビン「あら、だったらサイヤ人さんにお任せする?」
灰原「…お断りするわ」
まこと「ここの男性教師に任せたら、どんな風に成長するか想像できるだろ?」
ナミ「想像したくも無いわ!」

時を同じくして ─生物部 部室
ドラミ「…というわけで、ただいま護衛部の皆さんがいろんな部を巡回しているんですって」
南条「とはいえ、ウチも協力できることはなさそうね」
わぴこ「わぴこにいい考えがあるぅーー えっとねーゴニョゴニョ…」
ドラミ「…ええ!?」
南条「え!?
   (操A:これは…問題あるんじゃない?)
   (操B:やってみないとわからないわよ)
   (操C:おもしろそうだからOK)
    …その案、乗った」
わぴこ「でっしょー?」
ドラミ「でもそれって、大丈夫なのかしら…」
わぴこ「わぴこのけーかくにぬかりは無いのだーっ」
南条「(操C:おもしろそうだからOK)
    …いいんじゃない?世のため人のためよ」
ドラミ「うーん…仕方ないわ、協力したげる」
あびる「やれやれ…また何かやるみたいね。 私は学園内のしっぽコンプしてくるわ(チョビのは飽きたし)」


1時間後
まこと「おはようございます。護衛部の者ですが…」
南条「どうも、お話は聞かせてもらっているわ」
ロビン「なら、話は早いわ。どこかにアテはないものかしら」
ドラミ「そのことなんですが…」
イエロー「おはようございます…ハァハァ…遅れちゃってごめんなさい…」
わぴこ「おにーちゃん はよーん!」
ロビン「…!」
イエロー「えっ?」

護衛部一同「ええええええっ!?」

わぴこ「そー、わぴこのおにーちゃんなのだーっ」
灰原「………[イエローをじーっと見つめながら]」
ドラミ「(ちょっと…おもいっきりバレバレじゃない?)」
南条「うっ…
   (操A:やっぱり無理があったのよ…)
   (操B:大丈夫よ!護衛部にイエローと同学年いないし、ロビン先生は多分黙認するし)
   (操C:おもしろそうだからOK)
    …いや、これが本当なんですって」
イエロー「ど、どういうことですか!?だいいちボクはうっフガフガ…」
わぴこ「わぴこがおべんとー忘れたから持ってきてくれたのだ[イエローの口を封じながら]」
南条「と、というわけで…私たちはこの子、イエローくんを"パパ"として推薦するわ」
イエロー「?(なんだってぇ!?)」
ナミ「…ちょっと、どーすんのよ?」
まこと「どうするって言われても、他に男の子見つかりそうに無いし…」
灰原「…あたしは、構わないわよ」
まこと「タイプなのか?」
灰原「いえ…そういうわけではないんですが (クスッ」
まこと「?」 蒼翠「??」
ロビン「わかったわ。入門許可は私が出しておく (クスクス」
わぴこ「やったー!!」


というわけで、父親役決定。
どうやら、護衛部のメンバーは騙すことに成功したように見えるが…
プラナノの世話を本格的に始めるため、一同は花の国に戻ることになった。
(イエロー「うう、ドラミさん…一体これはどういうことなんですか?」)
(ドラミ「ごめんね、イエローさん。ちょっと協力してね」)

まこと「というわけで、灰原さんとイエローくんはこのドームの中で、プラナノちゃんの面倒をよろしくね」
翠星石「喧嘩せずに仲良くやるですぅ」
…バタンッ
イエロー「(な、なんでこんなことに…)」
灰原「それじゃあ、これからよろしくね。 イエロー…"さん"」
イエロー「…?」

【さっ、早速バレてるゥーー!!?】

ところで、今回出番の無かったベジータはというと…

─魔法研究会 活動場
真紅「ベジータはどこへいったの!?」
アルル「それが…急に乱入してきたかと思うと、たちまちグゥちゃんの胃の中に…」
ククリ「おまけに胴体が犬!」
闇のお姉さん「誰かザオリクを唱えるのよ!!(やっぱり犬なんてバカばっか!)」
ベホイミ「わからないッス〜!」


To be continued...?


【戦裏譚〜壱〜】

対戦相手が2人とも少女で、自分だけ20代後半なのがちょっと憂鬱なミサトさん。
実際はこの三人の中でミサトさんが最年少だったりするのですが。
「せめて女子高生くらいの年だったら…」とつぶやくミサトさんを見て、何か思いついた喜媚ちゃん。



喜媚ちゃんは稚鶏精といわれる鳥の妖怪で、羽には触れた者が時間的な退行を起こす力があります。
その力を利用してミサトさんをピチピチの女子高生に戻すつもりが



ちっちゃくしすぎです。しかもとばっちりでルキアまでちっちゃくしちゃいました。


ちっちゃくなったミサトさんとルキアを元に戻す為、保健室に連れて行く喜媚ちゃん。
途中で響子さんに会いました。
響子「こんにちは。ルキアちゃん、喜媚ちゃん、その赤い服の子は誰?」
喜媚「ミサトちゃんっ☆喜媚がちっちゃくしちゃったから保健室に連れていってりっ☆」



何故かメーテルにも会いました。
メーテル「こんにちは、喜媚さん、ルキアさん。…あなたはミサトさん?どうしてそんな姿に?」
ミサト「いろいろあって…」
ルキア「(あれ?)」



保健室で、恵さんの調合した薬で元に戻ったミサトさん。
ルキア「(何故誰も、私が小さくなったことには気づかないのだろう…)」
喜媚「ルキアちゃん難しい顔してりっ☆」



ルキアは元々ちっちゃいのでわかりにくいかもしれませんが
ルキアがちっちゃくなってることにも気づいて下さいね、恵さん。


〜その日の夜〜
最萌学園寮にて。

良い子はとっくに寝る時間なのにまだ起きてる喜媚ちゃん。
(自称極悪ロリータが良い子なのかどうかはともかく)何を見ているのでしょうか。



ミサトさんとルキアが飲んでます。それを見て自分も飲み物が飲みたくなって自販機へ向かう喜媚ちゃん。



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2007年04月02日(月) 19:36:13 Modified by aenzn1

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