SS(3)


SS

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  • 【ベジータ、再見】 出演:ベジータ,ルンルン,安藤まほろ,園崎詩音,竜宮レナ,朝倉涼子,我妻由乃,アイ






  • 【花の国護衛部その2】 出演:木野まこと,ナミ,プラナノ,ニコ・ロビン,蒼星石,翠星石,ベジータ,真紅,七瀬美雪,毛利蘭,灰原哀,桂木弥子



  • 【花の国護衛部その3】 出演:木野まこと,ナミ,プラナノ,ニコ・ロビン,蒼星石,翠星石,灰原哀,ドラミ,南条操,小節あびる,わぴこ,イエロー,アルル・ナジャ,ククリ,グゥ,ルンルン,ベホイミ,ベジータ

  • 【戦裏譚〜壱〜】 出演:葛城ミサト,朽木ルキア,胡喜媚,音無響子,メーテル,高荷恵




  • 【機械の体】 出演:神さま(松田),メーテル,ドラミ,絡繰茶々丸,リルル

  • 【夢と時間】 出演:竜宮レナ,周防美琴,和泉亜子,ぼたん,藤崎あかり,メーテル




【がんばれメイドさん!】

憂鬱な表情のまほろさん。メイド喫茶に来るお客さんが少なくなったのを悩んでいるようです。
たまたま店に来ていたパピヨンに理由を尋ねます。

まほろ「どうしてお客さんが減ってしまったんでしょう…パピヨンさんはどう思いますか?」



パピヨン「この店は店員が多いのはいいが、店員の服に統一感がなさすぎる
      メイド喫茶と言うよりコスプレ喫茶だ」
まほろ「はあ…」
パピヨン「一度来た客も店員のカオスっぷりに戸惑って足が遠くなっているんじゃないか?
      何度訪ねても同じメイド服を着た沢山のメイドに出迎えられてこそのメイド喫茶だろう」
まほろ「同じ服ですか…なるほど。でもすぐには用意できないしどうしよう」



パピヨン「そんなことだろうと思って俺が用意しておいた」
まほろ「いいんですか?ありがとうございます!」



何でパピヨンがそんなに用意がいいのかは置いといて、
パピヨンの用意した紙袋の中に入っていた服を着るまほろさん・マリアさん(ハヤテ)・八雲(スクラン)の三人。


着替え完了。(衣装参考・これが私の御主人様)



まほろ「えっちなのはいけないと思います!!」




パピヨン「着てから言うな」



【食鬼光臨】

その日はある晴れた日だった。
事件は駅前のラーメン屋で起こった。

3匹の「鬼」が現れたのだ。

まほろ「なかなかやりますね! おかわり!」
セイバー「貴方こそ… あ、おかわり」
弥子「んーおいしぃい〜」


事の発端は些細なことだ。

まほろ「駅前のラーメン屋いきませんか?おいしいところ知ってるんですよ」
セイバー「いいですが、私、少々食べ過ぎてしまう癖が…」
まほろ「大丈夫です。多分私のほうが食べますから」
セイバー「それはありません。自分で言うのもなんですが」
まほろ「…ならば勝負しますか」
セイバー「…のぞむところです」
弥子「あ、何か食べるなら私も混ぜて」
セイバー&まほろ「「 え? 」」

というわけである。


困ったのはラーメン屋のほうである。所詮は通好みのこだわりの店。
一日にさばけるラーメンの量自体は多くはない。
味にこだわり、その味が分かる客だけ来てくれれば満足。
そう思っていた。

しかし、今日の3人は違った。金に糸目をつけず、とにかく食いまくる食いまくる。

ついには・・・
店主「あと3玉… マジかよ…」

その時、汁をすする音の後、ラーメン皿を置く音が3つ。
店主が恐る恐る顔を上げるとそこに



「「「替え玉一つ!」」」



その後、このラーメン屋は店をたたんでしまったとか、しまわなかったとか・・・



【ファーストコンタクト】

「東中学出身涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
 この中に宇宙人・未来人・異世界人・超能力者がいたらあたしの所へ来なさい。以上。」
入学式の翌日のクラスごとの自己紹介でひときわ目立ったこの自己紹介。
驚く者、ギクッとなる者、魔法使いは駄目なのかなーとか考えてる者の中で、
『彼女』は空の雲をフルコースに見立てて空腹を紛らわせつつこう考えていた。
(異世界人、か…また憑いて来てるんだろうなぁ、『あいつ』…)
彼女、桂木弥子は当たるであろうその予想に人知れずため息をついた。
予鈴と共に自己紹介の時間が終わった。今日はもう自由行動だ。
当然弥子は真っ先に食堂へ向かう…と思いきや、別の廊下に出る。
廊下の向こうからピンク色の髪を揺らし、手を振りながら駆けて来る少女が一人。
「ごめん弥子さん、遅れちゃった!」
「ううん。私も今終わったとこだよ」
「じゃあ、約束通り一緒に部活、見に行こうね!」
「うん。行こっか、ビュティ!」
中等部2年のビュティと高等部1年の弥子。
お互い先輩であり、後輩である二人は前回初めて入学した時から仲が良かった。
それで、部活のどこに入るか決めるのに一緒に見て回ろうという約束をしていたのである。
「それにしても良かった、また弥子さんと一緒に最萌学園に来れて」
「そうだね。やっぱり友達がいると心強いよ。ねえ、ビュティはどんな部活に入りたい?」
「うーん…とりあえず文化系のどこかかな?」
以前より部活動がずっと活発になっているので、どうしても目移りしてしまう。
そこでスポーツ等を特にやっている訳でもない二人はとりあえず文化部に絞る事にしたのである。
そんな楽しい一時を『弥子の分だけ』壊す声がした。
『我が輩が飢えに苦しみ食物を探すので手一杯だと言うのに随分と良い身分だな、アメリカシロヒトリ』
弥子にだけはっきりと聞こえたその声の主の正体は、姿など見えなくてもはっきり判る。

(やっぱり来てたんだ…ネウロ)
ビュティにも聞こえない、殆ど声にならない声で弥子は諦め気味に呟いた。
弥子に起きる災難の原因の九割を握る存在、脳噛ネウロ。
前回に引き続き案の定、この魔人は当たり前のように弥子に憑いて来ていたのである。
『まあいい、これも『謎』が見つかるきっかけになるかも知れん。
 と言う訳で今日中にさっさと入る部を決めろ、ミイデラゴミムシ』
ネウロがそこまで言うと、ビュティは何かはっとしたような顔をした。
「…あれ?」
そのビュティの様子に弥子は我ながらリアクション過多だと思うほど動揺した。
「な、なななななな何かあった、ビュティ!?」
「ううん。何か今、ボーボボの声が聞こえたような気がして」
「き、きき気のせいだよきっと!気にしないで大丈夫だから!うん!」
「そうだよね、気のせいだよねぇ」
あまり気にしていない様子のビュティにほっと胸を撫で下ろす。
『ヤコよ、撫で下ろす事が出来る様な胸が貴様にあるのか?』
(うっさいなぁもう…とにかく、ビュティにだけは迷惑かけないでよね!)
ひそひそ声で何処かに潜む魔人に忠告するも、そこからもう返事は無かった。
しばらく廊下を歩いた二人の視界にふと、一人の生徒の姿が映る。
ビュティと弥子にはその生徒の『髪型』に見覚えがあった。
「…あれ?あの人、大学部の空条徐倫先輩じゃない?」
「でも弥子さん、高等部の人っぽい制服着てるよ。何だか道に迷ってるみたいだし」
きょろきょろと辺りを見回す少女は困った口調で呟いた。
「うーん…どっちなのかなぁ…私がジョースター家の人間なら居場所がわかるのになぁ」
「どうしたんですか?」
弥子が話しかけると少女は振り向いた。髪型こそ同じだが、やっぱり徐倫ではない。
「あの、大学部の教室はどっちですか?その…『どうしても』会いたい人がいるんだけど」
「大学部ならあっちですよ」
「ああ、そっかッ!危うく逆の方向に行くところだった!良かった、えっと…」
「高等部1年の桂木弥子です」
「私は中等部2年のビュティです。高等部の先輩、ですよね?」
学園に二人はいないだろうと思っていた『特徴的な髪型』の少女は両手を合わせて微笑んだ。

「メルシーボークー、自己紹介恐縮のいたり…私、高等部2年の麻仁温子!
 本当に助かったわ。ディ・モールト・グラッツェ!」
(え?ディ…何?)
くるっと向きを変えて走り出そうとする温子の目の前に、何者かが瞬間移動で現れた。
「話は聞かせてもらったぞ!このベジータ先生が今すぐ大学部の教室まで送ってやろう!」
「変態きた――――!!!どっから現れたお前!?」
とっくにごぞんじなんだろ?毎度おなじみ変態サイヤ人王子教師、ベジータである。
「ムッシュベジータ、ものすごく奇妙な質問をさせていただきたい。
 …何で私がさっきまで持ってた紙袋を持ってるんですか?」
確かに二人と最初話していた時温子は紙袋を持っていたし、その紙袋は今ベジータが持っていた。
「フッ、照れる必要は無いぞ。これは…俺へのプレゼントだろう!」
「いやいやいや、あつかましすぎだろ!何様だよ!」
「言ってる事がわからない…イカれてるのか?この状況で…プレゼントってのは合ってるけど、
 ベジータ先生にじゃあないです。これから会いに行く徐倫さんにあげるチョコレートケーキです、それ。
 早く夢にまで見た徐倫さんに会って、地球は終わってないけど食べてもらいたんですッ!」
温子はキッパリと言ったのだが、いかんせん相手がアレだった。
「もう何も言わなくていい…さあ、その素直になれないツンをデレに変えるんだ!」
「何言ってんだこいつ!?キモいよ!」
ビュティがこのツッコミ足りない変態をどうやって遠ざけようと考えていたら、温子が口を開いた。
「何それ…?」
「フッ、図星だろう」
ザグウッ!
「ぁぎゃァァァ―――――ッ!!!」
「いきなりフォーク顔にブッ刺した―――!!どっから出したのそれ!!?」
ビュティのもっともなツッコミをよそに、温子はもうプッツンきていた。
「このM字ハゲが、私をナメてんのかッ!何回言えば理解できんだコラァ!このチョコレートケーキは
 徐倫さんにあげる物だってやっておきながらなんで自分宛だと解釈するんだこの……」
「アアアググ!!」
「ド低能がァ―――――ッ!」
哀れ、ベジータはそのままドグシャァッと床に顔面を叩きつけられたのだった。
「明らかにキレすぎだ―――!!落ち着いてよ温子さん!何か規制されそうだよそれ!」

ビュティのツッコミに温子はようやく落ち着いた。
「…ハッ!ついプッツンしちゃった!ど、どうしよう、よりによって先生に…」
「ううん大丈夫大丈夫」
「まあ、自業自得だしベジータ先生だし」
ぱたぱたと手を振る弥子とビュティ。日頃の行いというのは大切だ。
「…そうなの?むしろザマミロ&スカッとサワヤカ?でもせめてクサレ脳ミソにしとけば良かったかな。
 まあ、いっか。桂木さん、ビュティちゃん、とにかくありがとうッ!」
「ま…待て…俺へのプレゼントじゃないことは分かったからせめて大学部まで送らせてくれ…
 そしてその後は俺と愛と夢の国へ(ry」
ベジータがベジータなりの口説き文句を話し始めた…その時、
温子はもはや完全に…彼に対する関心を無くしていた。
「じゃあ私たちも行こっか、弥子さん」
「うん(あれ?何か前にこんなの見た事ある気がするような)」

桂木弥子&ビュティ…再び部活見学へ
麻仁温子…この後大学部に行き、念願のファーストコンタクトを果たす
ベジータ…しつこく追いかけるも4キロの百科事典でメッタ打ちにされる
脳噛ネウロ…サウンドオンリー

To be continued...


【機械の体】

何故か機械に愛される神さま。メーテルはそんな彼女に思う所があるらしい様子。
メーテル「松田さん、あなた好きな人はいる?」
神さま「いえ、特にいませんけど…」



メーテル「そう…じゃあ好きな人ができたらこれをあげるといいわ」


神さま「これは何なのですか?」
メーテル「銀河鉄道999のパスよ。途中で機械の体をタダでくれる星に停車するの」



メーテル「好きな人が帰ってくる頃には機械の体になっているから
     あなたを好きになってるはずよ」
神さま「といいますか、お慕いしている方が機械の体になるのはちょっと…」


【夢と時間】

ここは最萌学園のとある一室、5人の生徒が何かを話している。どうやら恋の話のようだ。

レナ「…って、圭一くんが言ってくれたんだよ。あの時は本当にうれしかったな〜。」
美琴・あかり「いいな〜、私もそんな恋してみたい。」
亜子「よういいとるわ、二人とも幼馴染みっちゅう相手がおるやんけ」
美琴・あかり「うわちゃちゃちゃ、もー、そんなんじゃないから」
とかなんとかいいながら二人の顔は真っ赤に染まっている。
ぼたん「いいねー若いって、私ももう少しわかけりゃ・・」
あかり「ぼたんさんだってまだ若いはずなんですから」
ぼたん「ちょっとはずって何よはずって!」
美琴(自分で若くないって言ってたじゃん・・・・。)
レナ「次は亜子さんかな、かな」
亜子「ウチか?そやな〜、あれは6月だったはずや、バンドの練習の帰りにぶつかった相手に一目惚れしたんや。」
美琴「ほぅー、一目惚れかぁ、いいねー」
亜子「それがそれだけやないんや」
あかり「えっ、なになに続きがあるの?」
亜子「なんとその人がバンドのライブに来てくれたんや、ただ・・・・。」
一同「ただ?」
亜子「・・・・恥ずかしくなってライブ会場から逃げ出してしもたんや、ライブもバンドのみんなを置いて。
   そしたらライブに間に合わんようになってしもたんや。」
美琴「あれ、でもそのライブって大成功だったってまえいってなかったか。」
レナ「なにがあったのかな、かな」
亜子「今でも不思議なんやけどそこで目が覚めたんや。」
あかり「えっ、・・・・・・・・まさか、夢オチなの?」
亜子「違うねん、起きたらその人が目の前にいて、時間が巻き戻されてたんや。
   狐に化かされた気もしたけど夢なんかや絶対ないそれこそ時間が入れ替わったみたいなかんじや」
ぼたん「それ、妖怪の仕業かもしれないねえ、腕のいい霊界探偵紹介しようか?」
亜子「いや、夢やないけどその時ほんまに幸せやったそれで十分や
   あいたい気持ちがうんだ奇跡やとおもてる、夢は時間を裏ぎらへんし時間も夢を裏切らへん。」

その時明らかに部屋の空気が変わった。そして亜子の後ろになぞの人影があらわれた。

あかり「あっ、こっ恐い」
メーテル「私はメーテル名ゼリフには人一倍うるさいの。あなた、ちょっときなさい。」
亜子「いっ嫌、やめてーな、助けておっお願い。いやーーーー」

嫌がる亜子をメーテルは無理矢理つれていく。

美琴「お、おい亜子をどこにつれてくんだ!」
メーテル「私はメーテル名ゼリフには人一倍うるさいのアハハハハハハ」

そういうとメーテルは亜子もろともどこかに消えてしまった。

あかり「あの人が妖怪なのぼたんさん?」
ぼたん「うーん、違うはず」
レナ「あの人も雛御沢症候群なのかな、かな」



あれから10日が経った。今だに亜子の姿は見えない。


【学園SS。タイトル考え中。】

 幼年部から大学までが混在し、未開拓の部分が敷地の半分以上を占める最萌学園だが、特殊な入学条件と異色な環境ゆえに外界から隔たれている側面を持っている
 学園の周囲には巨大な壁が行く手を阻み、四方にある門にはそれぞれ門番がいて不法侵入や生徒(時々、先生)達の抜け出しを許さない
 まさに陸の孤島と言うべき存在だが、それゆえに学園内部には比較的充実した設備が備わっていた
 メニューの豊富な食堂、スーパー並みの品揃えを誇る購買部、24時間使用できるスポーツジム、一日の疲れを取るための大浴場・・・等々
 それらすべては3つの連結した学園寮に詰め込まれており、言わば寮自体がひとつの都市のようなものを形成していた
 今回の話の舞台はそんな学園寮の廊下からスタートする



 四月のとある日曜日、レベッカ宮本(以下、ベッキー)は学園寮二号館の四階階段付近に座り込み、乱れた息を整えていた
「…ハァ…ハァ、なんでここにはエレベーターがないんだろうな・・・」
 体力的にピークを過ぎた教師達や貴賓部の人間がいる三号館とは違い、普通の学生達が住んでいる一号館と二号館には階段しか備え付けられていない
 恒常的に運動をしている学生とは違い、体力的には下の中くらいに位置するベッキー
 当然と言えばそれまでの光景である
「それにしてもホントに迷惑な問題を押し付けられたよ、まったく・・・」
 ベッキーはポケットから自分の現状を作り出しているにっくき紙切れを取り出し、溜息をついた


 それは一日遡った午後の事
『マホー ベッキー遊ぼーよー』と言いすがってくる姫子を振り切ったベッキーは職員室で論文を書いていた
 翌日が休みのためか周りにはほとんど誰もおらず、静かで平和な土曜日の放課後だった
 そんな中でベッキーに歩み寄る足音がひとつ
「レベッカ先生、少しよろしいでしょうか?」
 ついと顔を上げた先にいたのは学園の中でもなぜか軍服を着用している生活指導のリザ・ホークアイだった
「なんですか? 」
「実は大学のほうで一人、学校に全く来ていない生徒がいるので、明日でいいですから説得に行ってきてください」
「・・・は?」
 突然の事にきょとんとしてしまうベッキー
「いや・・・え? なんで私が? というか、そういうのは先生自身が何とかするものじゃないんですか? 」
「彼女は先生の講義をとっていますし、それにこういうのは子供先生のほうが効果がありそうですから」
「いや、そんな事を言われましても・・・大学だったら自分の好きなようにすればいいんじゃないですか? 」
「そういうわけにはいきません。学生の本分は勉学。それをおろそかにしているのならば、それなりの処罰を考える必要があります」
(小声で)「・・・自分は無能で人に押し付けるくせに頭だけは固いんだから」
 ゴンッ!
「というわけでよろしくお願いしますね」少々引きつった笑顔を見せるホークアイ
「・・・はい」
 ベッキーは目尻にうっすらと涙を浮かべながらしぶしぶ承諾したのだった


 そして現在、ベッキーはホークアイから手渡された生徒の部屋割り一覧表を頼りにその部屋に向かっていた
 目的の人物が住んでいるのは二号館の404号室
 探していた部屋自体はすぐに見つかったが、ベッキーは部屋の前で悩んでいた
「どーやって説得すればいいんだろうな・・・」
 自分の教え子とは言ってもクラスを受け持っているというわけではなく、ましてや大学のほうの生徒である
 面識は無く、名前をどこかでかすかに聞いた程度の間柄なのでそもそもどう切り出せばいいのかも分からない
 かといってこのまま何もしなかったら、ホークアイに何をされるか分かったものではない
 覚悟を決めるしか道はなさそうだった
 一回大きく深呼吸、そして、ベッキーがノック・・・しようとした時、ドアがひとりでに開いた
 突然の事にびっくりしているベッキーの視界に入ってきたのは、ドアの影から半身を見せた名取羽美だった
「あなた、さっきから私の部屋の前でなにをやっているのかしら? 」
「え? あ、いや、その・・・」
「もしかして私とシスカの愛の生活を邪魔しに来たのかしら? もしそうだとしたら、たとえちびっ子先生であろうとも容赦はしないわよ」
 部屋の奥から苦悶の声(おそらくシスカ)が聞こえてきたが、ベッキーはあえて無視する事にした
「いや・・・そうじゃなくて、実は人を探してるんだ」
「さっきも言ったけど、ここには私とシスカしかいないわよ。それとも何? 先生が探してるのはシスカの事なのかしら? 私とシスカの関係を引き裂こうというのなら、たとえちびっこ先s」
「それはないから安心していいぞ」
 羽美のセリフをぶった切って、ベッキー全力否定
「最後に念のために聞きたいんだが、ここに住んでたやつが今どこにいるか分かるか? 」
「・・・それは何? 私が追い出したとでも言いたいの? そんな事を言うのならt」
「失礼しました―――!!!」
 べっきーは ぜんりょくで にげだした


「・・・だから、・・・だろ」
「そうですね・・・あれ? あそこにいるの、先生じゃないですか? 」
「ん? あ、ホントだ・・・そんなところでなにやってるっスか?」
「あぅあぅ…」
 自室に帰ろうとしていたベホイミとメディアが見つけたのは、軽いトラウマになりそうな恐怖体験から脱出して階段脇の柱で震えていたベッキーだった
「どうしたんですか? 大丈夫ですよ」
「ほ〜ら怖くないっスよ〜」
 あやしてなだめて落ち着かせ、ベッキーが二人の前に完全に姿を現したのはそれから数分が経ってからだった


「―――と、言う訳なんだ」
「それは大変でしたね」
 復活したベッキーから事情を聞いたメディアは、ほわんとした笑顔を見せながら、湯気を上げる紅茶を彼女に手渡した
 現在三人がいるのはベホイミとメディアの部屋である
 基本的に生徒達は4人で一つの部屋を使用しているのだが、他の住人はどこかに出かけているらしく、部屋には三人しかいなかった
「最初に決められた部屋割りを元に、みんなが話し合って部屋を移動してるっスからね」
 メディアのいれた紅茶を受け取りながら、ベホイミがベッキーの受けた不条理現象のからくりを説明した。あの部屋は例外っスけどね、と付け加える事を忘れずに
 ふーふー ずずず ぷはぁー
 ちょびちょびと紅茶を飲むベッキーが、メディアが持っている部屋割りの紙をちらっと見上げた
「しかしそうなってくると、それもほとんど役には立たなそうだな」
「ほとんどみんなが移動してますからね」
「あきらめたほうがいいんじゃないっスか? 」
 ベッキーが改めて溜息をつき、ベホイミが紅茶をすすり、メディアが部屋割りの紙を弄んでいる所で、部屋のドアが開いた


【夢の跡】



バババババババ、


一機のヘリコプターがとある島に到着した。

まき絵「着いた〜。長かった〜。」

と言いつつまき絵はどこかに走っていった。

静香「あっ、まき絵ちゃん気を付けて!」
キリノ「ここまで遠かったからねぇ、まあ動きたくなるのもわかるかな、しっかしヘリコプターでピクニックとはなんかすごいねぇ、ドラミちゃんから秘密道具借りて正解だね。」

まだ海に入るには早すぎる季節だがそれでもピクニックで学園を離れて孤島までやってくる価値はある。
今回この無人島にきたメンバーはみなそう感じていた。しかし同時にある疑問もあった。

まき絵「何でこの島、穴ぼこだらけなんだろ?まるで戦争でもあったみたい」
キリノ「確かこの島ってナナさん達が昔住んでたとこだよね」
美鈴「この島に関する資料を秘書課の如月さんに集めてもらいました。それによると・・・・!!!」
まき絵「えっ、なになにどうしたの?」
美鈴「・・・この島ではかつてディクロニウスと呼ばれる人たちの人体実験が行なわれていたそうです。
   その実験で多くの人たちが実験の犠牲になったそうです。」
静香「うそ!?同じ人間なのに…」
ビスケ「ディクロニウスは人類を滅ぼすほどの力を持っているの、恐らくその力を権力者が利用しようと企んだのね」
まき絵「でも今はいないよ。」
美鈴「ディクロニウスの反乱があったんだ、研究者達は皆殺しにされた、その後ディクロニウスは戦滅されてしまった。多くの犠牲をだして。もし、生き残りがいたら人類を恨んでいるかもしれない」
キリノ「そのディクロニウスってどういう人?」
ビスケ「ここにいた人は顔を紙袋のようなもので隠されていたみたいだわさ」
まき絵「それってあんな感じ?」
美鈴「そうそうそんな・・・・」
一同「!!!!!」
ビスケ「なっ、なんで生き残りが」
まき絵「まだ死にたくないよーちゃんと告白もしてないのに」


顔を隠された謎の、ひょっとしたらディクロニウスの生き残りかもしれない存在が近づいてくる。


静香「いやーー」


















絶望「絶っっっ!!望ーー」
巨大な声が谺する



キリノ「なーんだ絶望君かーびっくりしたぁ」
美鈴「心臓がとまるとこだったわ、まだドキドキいってる。」
静香「まあ、なんでこんなとこいるのかしら?まあいいわこれからおやつにするんだけど、一緒に食べない?絶望君の好きなクッキーもあるわよ。」
絶望「・・・・こくん・・・・」

こうして孤島へのピクニックは無事に一人の死者も出さずに終わったのであった。


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2007年04月02日(月) 19:34:19 Modified by aenzn1




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