概要

---

1人暮らしの小説家・村尾菊治と、そのファンである「控えめで躾けの良いきっかりした」人妻、入江冬香との情交を執拗に描いた日本経済新聞掲載の連載小説。冬香を絞殺し、作者にとって得意な性描写が出来なくなった平成17年9月以降は、幾許かの取材に基づいたと思われる警察と司法、留置所の風景など（誤謬箇所も散見）を絡めながらも、菊治の自己中心的な思考ルーチンが延々とループする様子をなぞり続けるに留まっており、漫然とした展開と度重なる不快な描写に終結を望む向きも多い。
見方によっては「犯罪者の心理をリアルに描いている」が、そういう登場人物として書かれているのではないであろう点がますます不快感を煽っている。
なお、一部でささやかれていた10月終了説は見事に裏切られ、12月なかば終了説、「お正月は大丈夫」説など終了時期についての希望をこめた予想が多く出ている。


2006/1/31をもってついに終了。関連するBBS等では完走をたたえあうコメントがあふれている。