第10話「ライダー3号 その名はV3!」

ゾル大佐を呼び寄せても、世界征服への進展を見せないことに業を煮やしたショッカー首領は、新たな大幹部「死神博士」を呼び寄せた。

さらには、ショッカーに代わる新たな組織さえも動かし始めていたのだった…


本郷の後輩である風見志郎は、珠純子が謎の戦闘員に襲われていたところを助け自宅に匿った。

しかし、風見邸に現れた怪人ハサミジャガーによって風見の両親と妹は惨殺されてしまう。

そこへ駆けつける本郷と一文字。二人はライダーに変身してハサミジャガーを撃退する。

風見は、ダブルライダーに自分を改造するように懇願するも、己の復讐を目的とするものに力は貸せないと、二人は協力を断った。


ショッカーが日本の火山地帯を狙っていることを突き止めたタクトは
、本郷と一文字と共にショッカーアジトへと侵入した。

しかしそこは既に、もぬけの殻。代わりに響くショッカー首領の声。首領は新たなる組織「デストロン」の結成を宣言し、ダブルライダーとナイトハルパーを消そうと特殊分解光線を放った。

ダブルライダーとナイトハルパーのピンチ!

その時、三人の後を追っていた風見が間一髪三人を光線の外へと押し出した。危機を脱した三人だったが、逆に風見は重症を負ってしまう。

風見を救うには、彼に改造手術を施すしかない。ダブルライダーは決意し、風見の改造手術に取りかかる。

しかしその時、アジトを激しい揺れが襲った。新たな組織デストロンの改造人間カメバズーカの砲撃であった。

カメバズーカの砲撃に崩れゆくアジト。かろうじて脱出したダブルライダーとナイトハルパーだったが、肝心の風見の姿がない。

待ちうけていたカメバズーカ、ハサミジャガー。そこに現れる死神博士と、配下の怪人ゴースターの猛攻に苦戦する三人。

そこへ天高らかに声が響き渡った。声の主は新たなる仮面ライダー。風見が変身した仮面ライダーV3であった。

怪人軍団に立ち向かうライダーとハルパー。

勝利を目前にした瞬間、カメバズーカが自身の本当の目的を話し出す。それは、体内の原子爆弾によって東京を壊滅させることであった。

そんなことをさせるわけにはいかない。ダブルライダーは全エネルギーを解放し、カメバズーカを抱えて飛び立った。

遥か彼方の海洋上で上がるキノコ雲。

悲しみに暮れるV3とナイトハルパー。しかし彼等は立ち上がった。いつか、ダブルライダーに再び会えることを信じて…


その頃、アジトで不気味に響く首領の笑い声があった。そしてその傍らに、謎の人影があったのだった。


  • V3初登場。
  • ダブルライダー一時離脱。
  • 今回はウルトラ系お休み。
  • 現れた謎の人影とは、ディメンジョンの…
2007年07月25日(水) 01:06:02 Modified by airl




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