音速飛翔ソニックメルセデス

作品情報

メーカー:ルネ
ジャンル:双子変身ヒロインプラグで凌辱調教アドベンチャー
区分:18禁
発売日: 2008/09/26
価格:\9,240(税込)
メディア:DVD-ROM1枚
対応OS:Windows 98/ME/2000/XP/Vista
必須CPU/推奨:PentiumIII 500 MHz/PentiumIV 1.2GHz
必要メモリ容量/推奨:128MB/512MB
解像度/色数:800*600・フルカラー
音源:PCM
CG鑑賞モード:あり
BGM鑑賞モード:あり
イベント回想モード:あり
メッセージスキップ:あり

作品概要

帝国(悪)の幹部となって反抗勢力(正義)の美少女変身ヒロイン2人を調教するゲーム。

詳細(以下重大なネタバレ無し)

えー早い話が王道の変身ヒロイン凌辱ゲーです。ただし双子ヒロインですので、2人(メルセデスとジゼル)います。
実はどちらかにメインが偏っており、片一方はサブ的位置…という事はなく、2人とも同等の扱い(ボリューム)になってます。
OP終了時点で、どちらか片方をあらかじめ捕獲できます。もう片方は遅れて捕獲する事になります。
目的は、7日間のうちにヒロイン2人の調教Lvを1から5(MAX)まで上げる事です。

2人のヒロイン以外には、主人公と同じ組織のパートナー「テスラ」、生まれたばかりで知識の乏しいホムンクルス「マテル」がいます。
基本、メルセデス、ジゼル、テスラ、マテルの4人が攻略対象キャラとなります。
Hシーンのボリュームは4人ともほぼ同格。ヒロイン2人よりテスラやマテルが気にいっちゃった人も満足出来ると思います。
ただ、調教パート分とストーリー的に絡む分を入れるとヒロイン2人の方がHシーンは多めになっています。
またこの4人以外にも「襲撃」コマンドによって組織に刃向う連中を凌辱するHシーンが1ヒロイン分くらいあります。

ゲーム性

「捕獲」などのコマンドがありますが、戦闘パートがあるわけではありません。選択肢のみで進みます。
基本的に基地の中が舞台になり、そこで行動選択するのみのシンプルなものとなっております。
まぁ、すべて自動で進むわけではなく、いくつかの行動選択権があり、それによってシナリオが進みます。

「調教」…ヒロイン2人に関するH
「プラグ開発」…テスラに関するH。「襲撃」でエーテルを確保した後に選択可能。
「襲撃」…プラグ開発をするのに必要な素材を収集する。および単発キャラとのH
「メンテナンス」…マテルに関するH。プラグ作成後に選択可能。
「会話」…各キャラたちとの日常会話(シナリオのフラグに影響?)
「捕獲」…OPで捕らえなかった方のヒロインを捕獲する。ただし何度か選択する必要あり。

プレイ時間

そんなに長くない。かと言って、短過ぎでもない。ゲーム性が大して無い為、特に2回目以降はサクサク進むのでは。
ただし各ENDへの分岐は難しめかもしれない。

イラスト

良くも悪くもパッケージ通り。絵柄は置いといて、全CGで丁寧な仕事をしているので、絵柄が嫌いじゃないなら十分な出来。

欠点

シンプル、言いかえると単調。
「調教して下さい、はいどうぞ」といきなり始まる為、盛り上がりに欠けるか。
ほとんどの行動は即Hシーンに繋がり、淡々とHシーンを回収するゲームになっている。
また、主人公の行動範囲が狭く、ほとんど基地内でのイベント(シーン)な点も。
行動できる場所設定が狭すぎる為、Hシーンもイベントも変わり映えがしない感がある。(場面的な意味で)

次に、攻略面。
正直、かなり分かりにくい。調教、会話、捕獲などが複雑に関係してるようで、「こういうルートでやったらこのENDに行く」というのが掴みにくい。
また、その為かネットに攻略サイトが無い。(08/10/22現在)

それに関してシステム面。
例えば、すでに捕獲してるヒロインをLv5まで一気に上げてからもう一人を捕獲し、堕ちたLv5のヒロインと絡ませようなどと考えると詰んでしまう。
すでに捕獲済みのヒロインのLvを2→3にするのには、もう一人を捕獲しないと上がらないのだ。
また、それに気づきヒロインを両方とも捕獲後、片方をLv5に一気に上げる事は可能だが、そうするともう片方もLv5にするまで2人同時調教が出来ない。
などなど、微妙にこちらの意図を分かってるのかお構い無しなのかっていう面がある。
つまり調教物だが、自由度はかなり低い。

次に調教期間。
「7日でヒロイン2人をMAXまで調教しろ」というのが条件。
主人公もハードスケジュールになると言っている通り、かなりシビアな設定だ。それゆえ試行錯誤して遊ぶ余裕が無い=自由度が低い。
もう片方のヒロインの捕獲も、「とりあえず片方をMAXまで上げてから…」と考えていると、Lv2から上がらない上に、5日目終了時にもう片方を捕らえてないと強制BADENDになる。
また、ヒロイン捕獲もコマンドが出る時と出ない時がある為、タイミングを自分でコントロールできない。
はっきり言って、捕獲コマンドが出たら直ぐにこなしていかないと間に合わないのだ。(捕獲には数回捕獲コマンドをこなさないといけない)
自由度があるようで無い、シンプルゆえにシビアなゲームといった印象だ。
ちなみに、7日間と言っても1日は朝、昼、夜の3パートに分かれ、かつ1パートにつき4回行動できる。
こう言うと結構時間があるように思うが、やってみるとやはり無駄な遊びをしてられない、行動が狭いゲームだった。
朝、昼、夜の3パートでかつ4回行動なんてややこしいシステムにしないで、普通に日数制にすればよかったのではと思う。
(朝しか発生しないイベントなどもあるので、そういうのがやりたかった?でもそれも毎回固定の時期に起こるだけなので、大して凝ってるわけでもない)
何より、いくら調教漬けにしたところで2人の人間を7日程度で完全屈服させるというのに現実的な説得力が無い。

後は、他キャラとの絡みシーンが少し乏しい点。
W調教シーンもそこそこ数があるのだが、片方にもう片方を調教させるようなシーンはほとんど無い。
また、ヒロイン組とテスラ・マテル組間の絡みが無いのも惜しい点だ。
折角愛着の持てるキャラが4人もいるのだから、単発オカズ用シーンを量産するより4人間での絡みを増やした方が良かった気がする。

それから、ヒロインの調教に関して。
システム面の話にもなるが、ヒロインの調教Lvは各種調教メニューをこなしていく事で上がる。
その際、ステータス表示やパラメーター的なものは一切ない。
メニュー1→メニュー2と好きなものを選びプレイ、それをもう1セット、計2セット出来る。それで1行動分消費になる。
ステータスやパラメーターが無い為、現在どの程度調教が進んでいるのかを測るのが1〜5の調教Lvしかない。(早い話、最大で5段階の反応がある)

では調教LvUPの条件だが、これはノーマル調教のメニューをすべて見る&特殊調教を1,2個見る事で上がるようだ。
この際に困るのが、「どの調教を既にこなしたか」が分かりにくい点。
LvUPの為にノーマル調教は全てやる必要があるが、種類がそこそこある上にメニュー1とメニュー2で被っていたりもする為、分りにくい事この上ない。
適当にやっているとすでに見た調教をダブらせてしまう事も。
自由度が高ければそれも気にならないが、前述の通り調教期間に余裕の無いゲームの為、余計な時間を食うのはかなり痛い。
選択済みの調教は色が変わるなどの配慮が欲しかったと言わざるを得ない。

ストーリー性

行動選択などは酷くシンプルだが、ENDは9種類くらいあるのでいろんな展開を楽しめると思う。
各キャラ個別ENDに服従END、トゥルーエンドに悪側END、そして悪堕ちENDなどなど。
ただ、シンプルに終わる設計なためバリエーションはあるが一つの話にボリュームはそんなにない。
濃いストーリーをじっくり楽しもうとは思わない方がいい。

攻略のヒント

襲撃キャラのHシーンは襲撃をこなしていけば普通に埋まる。
テスラのHシーンは襲撃後にプラグ開発をやっていけば普通に埋まる。
マテルのHシーンはプラグ開発後にメンテナンスをしていけば普通に埋まる。
難しいのは各ENDへの分岐と、調教を効率よく進める事。

Hシーン

メルセデス、ジゼル、テスラ、マテルの4人が中心。
数もかなりあり、バリエーションもそこそこある。前述通り、この4人に関しては安心して楽しめるだろう。
変身ヒロイン物という事で、お約束の「最初イヤイヤ、後従順」は満足出来る作りになっている。
また、完全単発のオカズ用ではあるが、「襲撃」によって敵対勢力のいろんなキャラといろんなHが見れるのも面白い。
(敵エージェントや裏切った科学者、マスコミ女やヒロインの友人等。これによってキャラ枠を超えていろんなシーンを描いているが、所詮オカズ用シーンのオカズ用キャラの為ストーリーには影響しない)
当然単発Hシーンにしか出ないキャラに思い入れなど湧かないが、あくまでオカズとして雰囲気を楽しめればいいんじゃないかな。

あと特筆すべき事は、超化学的なトンデモHもしっかりある点。
フタナリ化や洗脳、疑似孕ませ、ゴーレムに犯させるなどなど。
ユニークなのはストリップさせたりコスプレさせたり、ご主人様と呼ばせるorお兄ちゃんと呼ばせるなどの選択肢が出たりするところ。
他にも面白いプレイがいろいろあるので、場所的なバリエーションは少ないけどプレイ内容のバリエーションは豊富だ。

それからクリア後の回想では、シーンエディットという機能がある。
早い話が、好きに各シーン(各調教)を組み合わせて連続再生させられるというもの。
各シーンや調教は短過ぎるという事は無いが、お気に入りの展開を試行錯誤して組み合わせ、後は手放しで楽しめるというのは面白い。
もちろん、通常のシーン回想の他に調教モードでヒロインの調教Lvを設定し、自由に遊ぶというのも有り。
この辺はオカズゲーとして配慮がしっかりしてる感があるね。

総評

変身ヒロイン調教物として、価格分の価値があるゲームだ。
  • 変身ヒロインを調教したい
  • 変身ヒロインが悪に堕ちるのが好き
  • 絵が嫌いじゃない
以上の条件を満たせる人は絶対にプレイする価値がある。

注意すべき点は先述した通り、
  • システム的に、攻略に難あり。自由度が低い。
  • オカズ的な要素が強め。ストーリー部分が少し薄っぺらい。

まとめると、変身ヒロイン調教物として、オカズゲーとしての要素は十二分にある。
反面、真っ当なゲームとしての出来はイマイチな所があるが、そこに過度に期待しなければ気にならないだろう。
2人とも悪堕ちHもあるし、悪堕ちENDでは2人同時にH可能。コスは通常コスを黒くしただけなのは減点だが、まぁ悪堕ちシーン数が少ないからしょうがないか。
2008年10月24日(金) 21:30:37 Modified by ID:n0O+5JJznQ




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