Thinking about... Backyard Lab. - The Lost Sky, Last Eden
新曲できました。
(10/12/13)動画もできました。



Story的なもの


奪われた空
管理者(ハイランダー)の少女と
反乱軍(レジスタンス)の少年
出会いは偶然か必然か
その手に握るのは破滅と再生

・・・みたいなお話の、OP曲的何かとして作ってみたものです(^^;

歌詞


  The Lost Sky, Last Eden

 閉ざされた荒野に 失われた時を求めて
 彷徨い導かれ 見(まみ)ゆる二つの星
 奪われた大空 血塗られた絶望の大地
 涙に濡れる手は 何を掴む

 空 光は翳(かげ)り 永劫の闇が全てを隠すとき  〈背徳の罠〉
 鋼の羽を纏い君は 戦場の上に舞い降りた
 滾る怒りと勇気抱いて 今雄々しく立ち上がれ 未来を取り戻すために
 夜を穿つ 僕ら二人 天の方舟に乗り 漕ぎ出そう無限の宙(そら)へ
 雨に流され 見えはしなくても 星は輝いている 僕たちを導く希望


 壊れかけの時計 張り詰めた鎖は千切れて
 終焉の鐘の音が 高らかに鳴り渡る

 この狂える世界に 君が愛を託そうというなら  〈無垢なる願い〉
 僕は君を守り続ける たとえ神に背いても
 僕の右手と君の左手と 固く固く重ね合えば 世界は姿を変えてく


 絡む指先 溢れる想い 熱く強く高鳴る胸 奇跡はその手の中に
 大地の悲鳴 崩れ行く空 愛はパンドラの匣(はこ) 残された希望の欠片(かけら)
 夢見る時間(とき)が 途絶(た)えたとしても 命煌めく限り 世界は瑠璃色に染まる


 僕ら二人明日を目指して 今駆け上がれ あの空へ


 ピアプロにも掲載。http://piapro.jp/content/s4n1yjon4uwhdd9g

楽曲について


 Nightmare Breakerに続き、AHSSoundPooLを使用しました。
 今回使用したのは、Sound PooL vol.8 〜 アニヲン♪ビターPOP 〜
 上記サイトの紹介によると、
「Sound PooL vol.8」は、少し苦味を増したCoolでPOPなリアルロボット・アニメ音楽などを作成するのに特化した日本発の著作権フリー音楽ループ素材集です。

とのこと。
 中でも今回は、「Desperate」(デモ曲はこちらhttp://www.ah-soft.com/images/products/soundpool/v...)の素材集を使用しています。


 Desperateの素材をチェックしつつ、一番最初に出来たのは、イントロ、間奏、エンディングのすべてで使い回しているフレーズ。聴いていただけば分かる通り、2小節からなる素材が最初から登録されており、それを単に4つ並べただけという、シンプルな構造。その割に結構格好良くまとまったので、当初はこれをサビにするつもりだったのですが、歌を乗せることを考えると、ちょっと音が強かったので、イントロや間奏で使うことに。
 その後出来たのが、残りの間奏部分で使っている2種類のフレーズ。いずれも素材の中で比較的長めかつ印象的だったものを持ってきて作っており、あまり手をかけていません。いずれも、フレーズとしては格好いいのですが、歌を乗せづらかったので、結局間奏として使うことに。

 歌の部分については、まずメロディありきで作っています。メロディについては、Desperateのメロディを基調にしつつ作成。これをとりあえず鳴らしてみつつ、ベースとドラムの素材を並べました。メロディとベース、ドラムがマッチしたところで、これは形になると確信。ギターやピアノなどを曲調に合うように貼り付けていきました。実のところ、ピアノについては、必ずしも曲調に合う素材ばかりではなく、やむなく単音に切り刻んで使っている部分もありますが。

 本当は最後に転調とかさせたかったのですが、素材集の素材が、基本的に1つのキーしか想定していないので、転調は断念しました。何らかの方法でアシッダイズドすればキーを変えたりできるのでしょうが、そういった技術はなく(^^;

歌の調整について


 歌は初音ミクさんに。Appendも試しましたが、ノーマルに落ち着きました。
 当初はGEN上げ気味の大人な声でと思っていたのですが、楽曲で低音強調しているせいか、高めの声が結構合ったので、ちょっと高め強調にしています。

 VSQ的にはかなり手を抜いてまして(^^;
 デフォルト歌唱スタイルを、ベンドの長さ、深さ0%にしつつ、上下ポルタメントいずれも「あり」に設定。これで歌わせて、変なところのポルタメントを外すという方法で調整しています。以前は、逆に原則「なし」にして、必要に応じてポルタメントを付加していたのですが、今回の方法の方が、早くかつ効率的に上下ポルタメントを調整できそうです。
 ポルタメントの有無だけで調整できないところは、PORを調整。基本的に、音の歯切れを良くしたければ下げ、繋がりを良くしたければ上げます。
 あとは数カ所PITを調整し、子音が強いところのDYNを調整した程度で、終わりにしてしまいました(^^;

 音量のムラ調整は、コンプとオートメーション任せ(^^;
 エフェクトは一杯まで突っ込んでいるのですが、その中でも、今回、声質を作っているのが、Pitch Correctと、ToneBoosterというCubase ES5標準のエフェクターと、フリーのコーラスエフェクターのClassi Chorus。
 まず、Pitch Correctで、基本の周波数を441Hzにし、かつShiftを10にして、高めの声にしています。Vocaloid EditorのPITやGENをいじれば同じことはできるのですが、DAW上で調整した方が簡単なので、今回はこちらの方法で。
 続けて、ToneBoosterで高音部を強調。TONE 8.7くらいを上げています。下げすぎるといかにも強調した音になってしまいますし、上げすぎるとノイジーになるので、なかなか微妙。この辺は、えいや、で決めてしまいました。ちょっと前は、フリーのx-citaというエキサイターを使っていたのですが、これが最近、ウィルスチェックで除外されるようになってしまいまして(^^; とりあえず標準セットのブースターを試してみています。
 で、さらに、Classic ChorusのVocal Spreadというプリセットで、声を大きくしています。このプリセット、お手軽に声が大きく太くなって便利。ちょっと音質変わっちゃいますけどね。
 EQは、おおよそ5kHzを境に下は落とし、上は高くしています。少しハスキーというかノイジーになってしまいましたが、まあ、そこも含めての声ということで。

イラストについて


 イラストは、ピアプロから、イオさまのイラストをお借りしております。多謝。

 http://piapro.jp/content/8mxkeq903ixtu89z

mp3


とりあえず、mp3はこちら。

ケロログ http://www.voiceblog.jp/akyguri/1282321.html

ピアプロ http://piapro.jp/content/t10xgl34llipkyjc