5-33 無題

……例えばの話だ。
従兄妹同士という設定で
こんな会話があったとする。


「お兄さん!」
「わわっ、里香!?」
「今日は一回もギュってしていません!
 お兄さんにギュってしてもらわないと里香死んじゃいます!」
「そんな大袈裟な……、大体ここは学校で、今はまだ昼休みじゃないか」
「だからこうやって保健室に転がり込んだんじゃないですか」
「はっ!!!いつの間にこんなところに!!!
 もし先生に見つかったらどうするんだ……」
「でもでもぉ、授業中どうしてもお兄さんのことばっかり考えちゃって
 勉強に集中できないんです!」
「んなこと言われても……」
「ほんの少しだけギュってしてくれればいいんです!
 何なら……ここでえっちしちゃっても構わないんですよ?
 もちろん……そりゃぁ恥ずかしいけど、お兄さんのためなら
 ……ってお兄さんいない!?私がちょっと目を離した隙に!!」

なーんてことがあったとしよう。


一見すると稚筆も甚だしい感じの
少なくとも俺の中では、甘々ムードな会話。


だがしかし、この里香ちゃんに
  1. α設定で

絶望的な家庭の状況により、今に至るまで一度も親に甘えられなかった
反動がこの兄にきている……
という薄幸要素が加わったらどうだろうか?



つまりだ……
誰か薄幸要素の甘えっ子SSを
書いてくれないか?
2009年04月29日(水) 23:50:44 Modified by amae_girl




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