最終更新:ID:uFmlHWfPvw 2021年01月19日(火) 23:28:21履歴
国際連合と当時のアメストリス月面共和国がテラフォーミングを完了させた、現在の太陽系第四惑星の姿。
赤苔た火星の大地は今や、美しい自然の緑と海が見事に調和した地球型惑星となっている。ただし開拓が始まったばかりなので、地形的な問題を主に環境自体は過酷なまま。
火星をテラフォーミングしたそもそもの目的は人類の生存圏拡大の為であり、この為テラフォーミング完了したばかりの今は、言わば火星の新たな創世記だ。
これに伴い地球内の各国も試験的に火星へと進出。地球と同じような環境を過ごせるかどうか、今後の火星をどうしていくか…という、真っ白な段階である。

通称メガロ。国連直轄の、火星における国際的な主要都市。おそらく火星でも最大規模の都市。シルチス亜大陸の最東端側、チレナ海峡を挟んだ向こう側の半島中部に位置する。
幾つも隆起した地面が残る、赤い火星の大地の上にそのまま、未来的なSF要素を盛り込み融合させたような様相の都市だ。1000万人を越える人々が住む。
火星の開拓の最前線であり、地球化された火星のあらゆる環境を管理・調整し、惑星重力までも地球と同様に保たせる重要な機関も存在しその他、地球や月との様々な橋渡しも担う。
火星内に点在する各国の拠点都市との政治行動や交易の中継地点という役割もある。南半球には南方大陸の開拓拠点である、オスティアを構える。
主に採掘している資源は赤鉄鉱(ヘタマイト)に針鉄鉱(ゲータイト)などの鉄鉱石の他、天然のオパールやトパーズにエメラルドも扱う。
テラフォーミングによる変動の影響でこれらの各種鉱石が大量に形成されたり、集まって鉱脈となっている場所も多く、資源が豊富なのだ。
そして基本的に国連であるためその権限を持つが、その代わり上記の設定に準じるならば、何時何処でも好きに利用(シナリオ等に)して構わない。
メガロの運営は国議会によってなされ、その最高責任者は車椅子に座る初老の男、エリオット・ウッドマンによって取り纏められている。

メガロメセンブリア国旗
青は名誉・正義・海、白は高貴・純粋・空、中央の星は安定と繁栄を表している。また、それぞれの頂点にも意味があり上から時計回りで勇気、忠誠、自由、情熱、平和、平等、博愛、充実を表す。

メガロがテラフォーミング化された火星での本格活動を始めた後に建築された街。広大な面積を持つ南方大陸の調査と開拓の拠点でもあり、観光街の側面も持つ。
このため「近未来的なベネチア」をコンセプトに生まれた、青色に輝く美しい水の街となる。街の中心部は観光向けの商業区であり幾つもの水路が複雑に走っている。
水路を渡る時は専用のゴンドラを利用し、水上を滑るように移動。水路の各地に設置してある青い水晶柱は一種の動力源であり、熱や光を吸収して青い色を持つ電力に変換し供給。
現在はおよそ50万人ほどの人々が住まう。開拓街というだけあり、住民の大半がその方面の仕事に就いている。将来的には観光事業を本格的に着手する予定。
第411章現在このオスティアでは、ケルラベス大樹林の一部を根城に住み着く犯罪組織の影響が拡がっていた。歓楽街を中心に非合法のビジネスが蔓延している。
このためオスティアは火星のアーカムシティとも言うべき、光と闇の二面性を内包する街となった。
また、南方大陸では他にノイエニューアテネしか国が存在せず場所も近い為、交易と共同事業を盛んに行っている。

タルシス大陸中部に存在する旧太平洋連合共同体開拓区域。その植民地省が存在した場所で火星開拓の中枢となっていた。
現在は共同連合体内のネオナチ組織が台等、自治区一帯を統合して帝国を自称し「帝都」と名を変えて政治、経済、軍事の中心区となっている。
積極的にネオテニー化とサイボーグ化を進める事で人口の大多数が「生体機械」と呼ばれる機械と人間の融合体となっており、一見人間は見えない者まで存在。
古今東西の文化が合わさったサイバーパンク的な雰囲気の独特な風景が広がっている。
新型ネウロイの出現と火星侵攻以降音信不通となり、後にUPEOの偵察部隊が調査を行った結果多数のブラウシュテルマーを確認
国土の大半をネウロイに支配されている模様。その為ライヒの工業力を接収したネウロイによる更なる新型種の投入が懸念される。
更に詳しい情報は火星勢力図の一覧まで
ケルベラス大樹林
ラーセオン大峡谷
セブレイニア大砂漠
火星の最西端に拡がる、ひょうたん型の大陸。赤道直下の大陸である為、火星の中では植生の種類は勿論、野生動物が最も豊かに過ごす大陸となっている。
この為メガロとしても火星における動植物の適応や実態を大いに研究出来る、貴重な大陸だ。北東にはアマゾンさながらの熱帯雨林であるケルベラス大樹林が拡がる。
北西は険しい渓谷地帯が拡がるラーセオン大渓谷、大陸の南側は広い範囲に渡り灼熱が大地を焼く、砂が赤いセブレイニア大砂漠。ただし夜になると途端に極寒となる厳しい地域だ。
大陸中部の草原に近い平地では扶桑皇国の植民地である夏日藩が位置し、ケルラベス大樹林の一部では犯罪組織の街である沙京(シャオキン)が位置する。

火星の最南端に拡がる、南極冠に面する寒い大陸の中部。その広範囲に渡り非常に険しい山脈が拡がっている。最も高い標高でも20kmあり、山脈の真ん中に行くほど高くなる。
外側に行くほどなだらかになり、絶景の景色が見れるスポットも無数にある。この為将来的には観光を兼ねた登山対象になりそうだ。
何故、龍王などという物騒な名前が付いているのかと言うと…山脈外側の安全な登山範囲から先は、野生のドラゴンが棲息しているのである。
何故そんなことになってるのかと言うと実は国連の意図的なものであり、テラフォーミング最初期段階で前アメストリスの協力の下、放し飼いにしたものが繁殖したのだ。
折角の火星なので何かしら特色を出そうとしたよく分からない理由だが、兎も角そのせいで山脈中部から先はリアルモンスターハンターの世界となった。
ドラゴンらは「賢い意味」で人間を怖がっており下界に降りることはなく、縄張りでのみ過ごす。
また、山脈最深部まで到達した者はほぼ確実に生還出来ないらしい…その僅かな生還者も、正気を失い会話もまともに成立しないとか。彼等は一体、何を見たというのか…。
ちなみに棲息しているドラゴンや獣の種類などは、そのまんまモンスターハンターの飛竜種や地竜種と考えれば分かり易いと思う。
オリンポス山に次いで火星で2番目に険しい地形であるため、飛ぶことの出来る飛竜種がこの山脈における食物連鎖の頂点に立っている。
そして412章の火星に出現したある異変を経て、竜種たちが人間を襲うことは殆どなくなったという。その裏には竜種を統べる“白い少女”の心に起きた些細な変化が関係する。
赤苔た火星の大地は今や、美しい自然の緑と海が見事に調和した地球型惑星となっている。ただし開拓が始まったばかりなので、地形的な問題を主に環境自体は過酷なまま。
火星をテラフォーミングしたそもそもの目的は人類の生存圏拡大の為であり、この為テラフォーミング完了したばかりの今は、言わば火星の新たな創世記だ。
これに伴い地球内の各国も試験的に火星へと進出。地球と同じような環境を過ごせるかどうか、今後の火星をどうしていくか…という、真っ白な段階である。

通称メガロ。国連直轄の、火星における国際的な主要都市。おそらく火星でも最大規模の都市。シルチス亜大陸の最東端側、チレナ海峡を挟んだ向こう側の半島中部に位置する。
幾つも隆起した地面が残る、赤い火星の大地の上にそのまま、未来的なSF要素を盛り込み融合させたような様相の都市だ。1000万人を越える人々が住む。
火星の開拓の最前線であり、地球化された火星のあらゆる環境を管理・調整し、惑星重力までも地球と同様に保たせる重要な機関も存在しその他、地球や月との様々な橋渡しも担う。
火星内に点在する各国の拠点都市との政治行動や交易の中継地点という役割もある。南半球には南方大陸の開拓拠点である、オスティアを構える。
主に採掘している資源は赤鉄鉱(ヘタマイト)に針鉄鉱(ゲータイト)などの鉄鉱石の他、天然のオパールやトパーズにエメラルドも扱う。
テラフォーミングによる変動の影響でこれらの各種鉱石が大量に形成されたり、集まって鉱脈となっている場所も多く、資源が豊富なのだ。
そして基本的に国連であるためその権限を持つが、その代わり上記の設定に準じるならば、何時何処でも好きに利用(シナリオ等に)して構わない。
メガロの運営は国議会によってなされ、その最高責任者は車椅子に座る初老の男、エリオット・ウッドマンによって取り纏められている。

メガロメセンブリア国旗
青は名誉・正義・海、白は高貴・純粋・空、中央の星は安定と繁栄を表している。また、それぞれの頂点にも意味があり上から時計回りで勇気、忠誠、自由、情熱、平和、平等、博愛、充実を表す。

メガロがテラフォーミング化された火星での本格活動を始めた後に建築された街。広大な面積を持つ南方大陸の調査と開拓の拠点でもあり、観光街の側面も持つ。
このため「近未来的なベネチア」をコンセプトに生まれた、青色に輝く美しい水の街となる。街の中心部は観光向けの商業区であり幾つもの水路が複雑に走っている。
水路を渡る時は専用のゴンドラを利用し、水上を滑るように移動。水路の各地に設置してある青い水晶柱は一種の動力源であり、熱や光を吸収して青い色を持つ電力に変換し供給。
現在はおよそ50万人ほどの人々が住まう。開拓街というだけあり、住民の大半がその方面の仕事に就いている。将来的には観光事業を本格的に着手する予定。
第411章現在このオスティアでは、ケルラベス大樹林の一部を根城に住み着く犯罪組織の影響が拡がっていた。歓楽街を中心に非合法のビジネスが蔓延している。
このためオスティアは火星のアーカムシティとも言うべき、光と闇の二面性を内包する街となった。
また、南方大陸では他にノイエニューアテネしか国が存在せず場所も近い為、交易と共同事業を盛んに行っている。

タルシス大陸中部に存在する旧太平洋連合共同体開拓区域。その植民地省が存在した場所で火星開拓の中枢となっていた。
現在は共同連合体内のネオナチ組織が台等、自治区一帯を統合して帝国を自称し「帝都」と名を変えて政治、経済、軍事の中心区となっている。
積極的にネオテニー化とサイボーグ化を進める事で人口の大多数が「生体機械」と呼ばれる機械と人間の融合体となっており、一見人間は見えない者まで存在。
古今東西の文化が合わさったサイバーパンク的な雰囲気の独特な風景が広がっている。
新型ネウロイの出現と火星侵攻以降音信不通となり、後にUPEOの偵察部隊が調査を行った結果多数のブラウシュテルマーを確認
国土の大半をネウロイに支配されている模様。その為ライヒの工業力を接収したネウロイによる更なる新型種の投入が懸念される。
かつて米国が火星進出の拠点として構えた要塞都市。都市の規模としては火星でも小さな部類に入る。
南はハーシェル海とボレアリス海峡に面し、北は赤道を挟んでアルギュレー大平原に通じる。
その為か、陸海空軍何れもが駐留し、そこに宇宙軍まで存在する。(海兵隊は陸海軍傘下に指揮権縮小中)
モデルは「キング・ハリド陸軍軍事基地」と「ノーフォーク海軍基地」、「ピーターソン空軍基地」、「バリス・アイランド」、
「ケサン基地」、「キャンプキャロル」、「ハワイ・オアフ島要塞」、宇宙戦艦ヤマト「富士宇宙港」。
商業面では海運と陸運のハブとして重要な位置を占めている。
外観はまさに軍事都市で、入り組んだ防空システムや沿岸砲といった旧式要塞な設備まである。
政治面は合衆国の特性もあってか、事実上独立している。また、赤道が近いので気候は年を通して安定し暖かく、過ごしやすい。
南はハーシェル海とボレアリス海峡に面し、北は赤道を挟んでアルギュレー大平原に通じる。
その為か、陸海空軍何れもが駐留し、そこに宇宙軍まで存在する。(海兵隊は陸海軍傘下に指揮権縮小中)
モデルは「キング・ハリド陸軍軍事基地」と「ノーフォーク海軍基地」、「ピーターソン空軍基地」、「バリス・アイランド」、
「ケサン基地」、「キャンプキャロル」、「ハワイ・オアフ島要塞」、宇宙戦艦ヤマト「富士宇宙港」。
商業面では海運と陸運のハブとして重要な位置を占めている。
外観はまさに軍事都市で、入り組んだ防空システムや沿岸砲といった旧式要塞な設備まである。
政治面は合衆国の特性もあってか、事実上独立している。また、赤道が近いので気候は年を通して安定し暖かく、過ごしやすい。
アルギュレー大平原とアルカディア平原に挟まれた多民族・多種族国家。ダイダラ湾に面する。
各地域はそれぞれ爵位を持った貴族達に統治されており、地域ごとに一風変わった特色を持つ。この為、土産物が豊富。
軍事的には、機動甲または機動魔甲と呼ばれる独自の機動兵器と人造人間(アンドロイド)が多く用いられる。
また、多種族が共存していることで様々な技術・文化を保有する反面、種族間での小さないざこざが発生することも多い。
各地域はそれぞれ爵位を持った貴族達に統治されており、地域ごとに一風変わった特色を持つ。この為、土産物が豊富。
軍事的には、機動甲または機動魔甲と呼ばれる独自の機動兵器と人造人間(アンドロイド)が多く用いられる。
また、多種族が共存していることで様々な技術・文化を保有する反面、種族間での小さないざこざが発生することも多い。
人工的に建設された第二のアテネ市。火星における第二首都として現在機能する。
面積:およそ800平方キロ
人口:およそ現在20万弱
ボレアリス海峡に面した土地で、土地を埋立て、造成を行っている。アクロポリスを東西南北に4分割し、主に北部西部南部の三方向に人口を広げている。
七つの大運河を街中に通し、中洲を経済自由区として設定したり、また七十七の橋があり、大陸間の貿易、外交の中心。
あるいは周辺から陸続きの街であり、人間の移動が多い。
街の中央を流れる西岸が元々南エストバキア入植者系住民、東岸の住居を北欧都市同盟系住人と住み分け、歓楽街なども生まれている。
元々は古き巨人族が住んでいた土地であり、地下にはまだ謎めいた部分が多く発掘調査も行われている。
市の外観としては市の周囲を守るように巨大な自然地形の台地(外壁)が構築されている。
これは市の外周は古き巨人族の作った城壁が取り囲んでいて、大昔からある巨人族に敵対する部族の侵入を防ぐために利用されてきたもののようだ。
芸術の町であり神話の故郷であるアテネ市に倣い、中央部には現代風の神殿が建設されている。
面積:およそ800平方キロ
人口:およそ現在20万弱
ボレアリス海峡に面した土地で、土地を埋立て、造成を行っている。アクロポリスを東西南北に4分割し、主に北部西部南部の三方向に人口を広げている。
七つの大運河を街中に通し、中洲を経済自由区として設定したり、また七十七の橋があり、大陸間の貿易、外交の中心。
あるいは周辺から陸続きの街であり、人間の移動が多い。
街の中央を流れる西岸が元々南エストバキア入植者系住民、東岸の住居を北欧都市同盟系住人と住み分け、歓楽街なども生まれている。
元々は古き巨人族が住んでいた土地であり、地下にはまだ謎めいた部分が多く発掘調査も行われている。
市の外観としては市の周囲を守るように巨大な自然地形の台地(外壁)が構築されている。
これは市の外周は古き巨人族の作った城壁が取り囲んでいて、大昔からある巨人族に敵対する部族の侵入を防ぐために利用されてきたもののようだ。
芸術の町であり神話の故郷であるアテネ市に倣い、中央部には現代風の神殿が建設されている。
以下の文章はどちらかと言えば重村剣護氏の考える、月の木原騒動から続く火星での展開であり厳密には国家ではない。一応、載せておきます。
新総統への直訴から月の木原騒動から続く第二幕を開けた。事は事態を深刻にさせかねない、災厄の扉を開けてしまう鍵『右腕』をめぐり、交渉。
新総統直属の機関にすることにより、これを隠れ蓑ということで役所仕事的にまとめられた。こうして立ち上がった匿名研究施設はしかし、
実情をほとんど姿に表せない闇の部として生まれた。なぜなら報復を考慮し、同じような研究施設群をいたるところに作ったり、
まったく関係のない引っ越し業者の倉庫に一部部分を移設することで、被害の分散化を図ったのである。実際事を知る人間はほぼいない。
働く人間も、志望者制度とし、かつ人間ではない種族とし、木原化(内部では転生と呼んだ)になる原因を排除した。少数精鋭、影も姿も見えない救世主部隊は立ち上がる。
そして彼らはどこに行ったのか。内部ではポイントDという符号を使って、部外者が知られないようになった。ポイントD、それは火星の軍事基地施設の地下空間にある。
実験体が逃げ出す、あるいは基地攻撃がされた場合この施設の出口は消滅する構造になっていた。簡単な仕掛けである、釣り天井になっているのだ。
江戸初期の宇都宮城城主だった本田正純考案の、「自分もろとも死んでしまえ」的発想により、逃げ出すことは研究者まで死ぬ覚悟で及んでいる。事はそれほどまでに重かったのだ。
実際、釣り天井事件後の本田正純は久保田藩の佐竹義宜により、遠方の山形は横手に流刑されているが、重村も月から遠く火星の地に流刑されたということだった。
新総統への直訴から月の木原騒動から続く第二幕を開けた。事は事態を深刻にさせかねない、災厄の扉を開けてしまう鍵『右腕』をめぐり、交渉。
新総統直属の機関にすることにより、これを隠れ蓑ということで役所仕事的にまとめられた。こうして立ち上がった匿名研究施設はしかし、
実情をほとんど姿に表せない闇の部として生まれた。なぜなら報復を考慮し、同じような研究施設群をいたるところに作ったり、
まったく関係のない引っ越し業者の倉庫に一部部分を移設することで、被害の分散化を図ったのである。実際事を知る人間はほぼいない。
働く人間も、志望者制度とし、かつ人間ではない種族とし、木原化(内部では転生と呼んだ)になる原因を排除した。少数精鋭、影も姿も見えない救世主部隊は立ち上がる。
そして彼らはどこに行ったのか。内部ではポイントDという符号を使って、部外者が知られないようになった。ポイントD、それは火星の軍事基地施設の地下空間にある。
実験体が逃げ出す、あるいは基地攻撃がされた場合この施設の出口は消滅する構造になっていた。簡単な仕掛けである、釣り天井になっているのだ。
江戸初期の宇都宮城城主だった本田正純考案の、「自分もろとも死んでしまえ」的発想により、逃げ出すことは研究者まで死ぬ覚悟で及んでいる。事はそれほどまでに重かったのだ。
実際、釣り天井事件後の本田正純は久保田藩の佐竹義宜により、遠方の山形は横手に流刑されているが、重村も月から遠く火星の地に流刑されたということだった。
更に詳しい情報は火星勢力図の一覧まで 
太陽系最大の成層火山であるオリンポス山を北に、タルシス高地を南にする帝国領内の天候は非常に不安定だ。之は工業地帯等から排出される化学物質等が原因と言われている。
大量に排出される煙によって空はほとんど覆われてしまい、ただでさえ日光が届き辛い火星において日の光が殆ど当たらぬ常闇の地と化した。
日光が遮断され異常に低下した気温と、特殊な汚染水によって河川も赤紫色にごった状態の非常に厳しい環境が特徴。普通の人間が活動するのは非常に厳しい。
大量に排出される煙によって空はほとんど覆われてしまい、ただでさえ日光が届き辛い火星において日の光が殆ど当たらぬ常闇の地と化した。
日光が遮断され異常に低下した気温と、特殊な汚染水によって河川も赤紫色にごった状態の非常に厳しい環境が特徴。普通の人間が活動するのは非常に厳しい。



火星の最西端に拡がる、ひょうたん型の大陸。赤道直下の大陸である為、火星の中では植生の種類は勿論、野生動物が最も豊かに過ごす大陸となっている。
この為メガロとしても火星における動植物の適応や実態を大いに研究出来る、貴重な大陸だ。北東にはアマゾンさながらの熱帯雨林であるケルベラス大樹林が拡がる。
北西は険しい渓谷地帯が拡がるラーセオン大渓谷、大陸の南側は広い範囲に渡り灼熱が大地を焼く、砂が赤いセブレイニア大砂漠。ただし夜になると途端に極寒となる厳しい地域だ。
大陸中部の草原に近い平地では扶桑皇国の植民地である夏日藩が位置し、ケルラベス大樹林の一部では犯罪組織の街である沙京(シャオキン)が位置する。

火星の最南端に拡がる、南極冠に面する寒い大陸の中部。その広範囲に渡り非常に険しい山脈が拡がっている。最も高い標高でも20kmあり、山脈の真ん中に行くほど高くなる。
外側に行くほどなだらかになり、絶景の景色が見れるスポットも無数にある。この為将来的には観光を兼ねた登山対象になりそうだ。
何故、龍王などという物騒な名前が付いているのかと言うと…山脈外側の安全な登山範囲から先は、野生のドラゴンが棲息しているのである。
何故そんなことになってるのかと言うと実は国連の意図的なものであり、テラフォーミング最初期段階で前アメストリスの協力の下、放し飼いにしたものが繁殖したのだ。
折角の火星なので何かしら特色を出そうとしたよく分からない理由だが、兎も角そのせいで山脈中部から先はリアルモンスターハンターの世界となった。
ドラゴンらは「賢い意味」で人間を怖がっており下界に降りることはなく、縄張りでのみ過ごす。
また、山脈最深部まで到達した者はほぼ確実に生還出来ないらしい…その僅かな生還者も、正気を失い会話もまともに成立しないとか。彼等は一体、何を見たというのか…。
ちなみに棲息しているドラゴンや獣の種類などは、そのまんまモンスターハンターの飛竜種や地竜種と考えれば分かり易いと思う。
オリンポス山に次いで火星で2番目に険しい地形であるため、飛ぶことの出来る飛竜種がこの山脈における食物連鎖の頂点に立っている。
そして412章の火星に出現したある異変を経て、竜種たちが人間を襲うことは殆どなくなったという。その裏には竜種を統べる“白い少女”の心に起きた些細な変化が関係する。