School Days

2007年09月28日(金) 01:30:24
略称はスクイズ。原作はエロゲーだがタイトルの爽やかさに反し、修羅場と鮮血に満ちたエロゲーである。
とくにヒロインのひとりである桂言葉が歩道橋の上で恋敵の西園寺世界を鋸で殺害する「鮮血の結末」は各方面に衝撃を与えた。
また、平気で浮気をしNTRを行う主人公の誠は各方面から叩かれ、名前が挙がるたびに「誠氏ね」と言われる始末であった。
PS2移植に先駆け、地上波でアニメ放送がされたが、先に発売されたOVA(18禁)でも鮮血の結末のシーンがあったため、視聴者の注目は鮮血の結末がどう表現されるかに注目が集まった。
始まってみれば原作をうまく再現しており、誠の相変わらずの浮気ぶりは国内だけでなく海外のファンにも「誠氏ね」と言わせる程だった。
最終回ではどんな結末が放送されるかワクワクしていた最速地域であるTVKのテレビに映ったのは、鮮血の結末ではなく…
城や湖の風景写真に「都合により、番組を変更してお送りしています。」のテロップであった。
その原因は放送前に京都で起きた16歳の少女が斧で父親の首を切って殺害するという事件であり、その影響で地上波での放送は軒並み中止となってしまった。
あまりにも衝撃すぎる最終回の放送休止に、阿鼻叫喚の坩堝と化していたSchool Days関連のスレッドの心を慰めたのは、海外の掲示板に乗った一文「Nice boat.」であった。書き込んだ本人にとっては、美しい湖に浮かぶ船の情景を軽く褒めたに過ぎないのだが、その影響は荒れに荒れたSchool Days関連のスレッドに対する一服の清涼剤となった。
前代未聞の最終話放送中止とそれに伴うNice boat.は各方面に(ネタ的な)大きな反響を及ぼした。
とはいえ最終回を放送しないままDVDに持っていくのはマズイと判断したのか、メーカーの判断でアニメ専門CSチャンネルAT-Xでの放送と、上映会が開催される事になった…が、上映会の参加条件は『未開封』のスクールデイズとサマーデイズ(スクールデイズの前日談)のどちらかを持っていかないといけないという前代未聞の条件であった。実質入場料が5000円以上というこの条件は各方面から批判を浴び、その後開封未開封関係なく、スクールデイズ・サマーデイズのどちらかを持参する事が条件になった。

そして、紆余曲折を経ていよいよ放送された最終回、どういう結末になるかワクワクしていたATX視聴者と、上映会参加者に見せ付けられたのは…
原作の鮮血の結末をはるかに凌駕するグロエンドであった。簡単に言うと、
世界が誠を殺害→言葉が誠の死体の首を切断→言葉が世界殺害。腹を裂いて赤ちゃんがいるかを確認→
ラストは砂浜で誠の生首を抱いて佇む言葉。そして夕日に映る一隻の船という放送中止時に流れたNice boat.を髣髴とさせる風景。
とてもじゃないが地上波では流せない映像であり、あまりのグロさぶりに、上映会で視聴していた一部の観客が嘔吐したという報告もあった。
放送中止をした地上波の放送局を批判していた人も、この結末には放送局の判断も仕方なしと納得せざるをえないことになった。
2008年06月22日(日) 15:09:44 Modified by animedic




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