講義要項 
- 1. 序論:分子の統計性
- a. 統計力学とは何か
- b. 容器中に存在する気体分子の数の分布
- c. 箱に閉じ込められた分子系の重心
- 2. 孤立系における力学状態の分布
- a. 1次元周期運動における力学状態の分布
- b. 等重率の原理
- 3. 温度とエントロピー
- a. 熱力学的温度
- b. 理想気体温度計
- c. エントロピー
- 4. カノニカル分布とその応用
- a. 単原子分子理想気体
- b. 2原子分子理想気体
- c. 重力場の中の理想気体
- d. 永久双極子をもつ剛体２原子分子の誘電率
- 5. グランドカノニカル分布とその応用
- a. 混合気体
- b. 希薄溶液
- 6. 量子統計
- a. エネルギー固有状態
- b. カノニカル分布
- c. グランドカノニカル分布
- d. 密度行列
- 7. フェルミ分布とボーズアインシュタイン分布
- a. スピン自由度
- b. 同種の粒子からなる系の波動関数
- c. 粒子数表示
- d. フェルミ粒子の統計
- e. ボーズ粒子の統計
- f. フォノンとフォトン
教科書等
成績評価
期末試験による.
このページへのコメント
2006年の浸透圧、２（ｃ）（h_1-h_2)gρ=Π_1-Π_2です！すいません・・。
２００７年について
２（ｂ）(i)のn=1だけを考えている分配関数について、ずっとL/πがかかっていますが必要ありません。
3(ｂ)について、nx=x_1+x_2+・・・・x_nとなる状態密度はn*nx^(n-1)/(n-1)!ではなくn*(nx)^(n-1)/(n-1)!です
最後の答えはP=a^n(nx)^n/n! exp(-nax)ではなく
P=n*a^n*(nx)^(n-1)/(n-1)! exp(-nax)です
訂正ではありませんが、
2(c)について、スピン1/2がフェルミオンだからパウリの排他律を考えなければならないのではないかというご指摘をいただきましたが、この場合同種類のフェルミオンか異なる種類のフェルミオンか明記されていません。私は異なる種類の２つのフェルミオンだと思って問題を解き、パウリの排他率を無視しました。
本番回答するときは、自分がどちらで問題を解いているのか解答にさらっとかいておいたほうがいいかもしれませんね。
訂正がいろいろありますｗ
２００７年について
２（ｃ）の最初の式は
(h_1-h_2)gρ=Π_1-Π_2ではなく(h_1-h_2)gρ=Π_2-Π_1
です。
また、最後の答えのρgSh_0^2/RT<<1のときは
これh_1とh_2が逆です。すいません
統計物理の２００６年の回答の固有値のルートをとることを忘れていました。今晩、改訂版をUPしておきます。
統計物理過去問の解答をアップしていただきました。
ご不明な点等ございましたら、
takashi_geno2@hotmail.comまでご連絡ください。