Monte Of Ages - 映画  「 ばかもの 」
2013年9月6日





  プロ       


 

    STAFF    


監督

金子修介



脚本

高橋美幸



原作

絲山秋子
(新潮社刊)



製作総指揮

植村伴次郎



エグゼクティブプロデューサー

奥山和由



プロデューサー

沖元良




中林千賀子



撮影

釘宮慎治



美術

高橋俊秋



音楽

MOKU



主題歌

shela
(「めぐり逢い」)



録音

尾崎聡



照明

田辺浩



編集

洲崎千恵子






   CAST   




成宮寛貴:

大須秀成




内田有紀:

吉竹額子





白石美帆:

翔子






中村ゆり:

山根ユキ





浅見れいな:

ヒデの姉





岡本奈月:

メグミ






浅田美代子:

ヒデの母





小林隆:

ヒデの父





池内博之:

加藤






古手川祐子:

額子の母







   解  説   


「ドロップ」の成宮寛貴と
「クワイエットルームにようこそ」の内田有紀
共演で贈る恋愛ドラマ。

気ままな大学生と強気な年上の女性の出会いと別れ、
そして変わり果てた姿での10年後の再会を通して、
決して離れることのできない男女の不器用な愛を描く。

芥川賞作家、絲山秋子の小説を「プライド」の金子修介監督が映画化。






   あ ら す じ   



群馬県高崎市。

地元の大学に通い、
気ままな生活を送る19歳の“ヒデ”こと大須秀成(成宮寛貴)は、
近所のおでん屋“よしたけ”で、
店の女将(古手川祐子)の娘、
27歳の吉竹額子(内田有紀)と出会う。

数日後、
偶然同じバイト先で働いていた2人は再会。

その日、
額子はヒデを部屋に連れ込み、
半ば強引に童貞を奪ってしまう。

年上女性の奔放さに戸惑いながらも、
額子にのめりこんでいくヒデ。

だが、
2人の別れは突然だった。

ある夜、
額子は公園の木に後ろ手にヒデを縛り付け、
の下着を降ろす。

そして長いキスをすると、
額子は唐突に結婚を決めたことを告げ、
ヒデをその場に放置して去っていく。

茫然自失のヒデ。

大学卒業、
そして就職と生活は変わっていく。

ヒデは友人の加藤(池内博之)の紹介で知り合った翔子(白石美帆)と暮らし始める。

額子とは違い、
清楚で真面目な翔子。

だが、
ヒデの虚しさは募るばかりだった。

それを紛らわすかのように、
酒に溺れていく。

やがて会社で疎まれ、
恋人や友人も周囲から去っていく。

仕事を休んで部屋で酒を飲み続ける息子の姿を見て、
涙する母(浅田美代子)。

それでもヒデの酒量は増える一方で、
姉の結婚式では泥酔して暴れ、
会社も辞める羽目に。

そしてとうとう、
飲酒運転で交通事故を起こしてしまう。

これを機にようやく、
ヒデはアルコール依存症の治療を受けるようになり、
苦しみながらも快復していく。

中華料理屋でバイトを始め、
踏み出す新しい一歩。

そんなある晩、
ヒデは額子の母親と再会。
額子の様子を耳にする。

幼かった頃、
そしてヒデと別れてからの惨い運命。

額子と出会ってから10年もの歳月が流れていた。

額子に会いたい。

気持ちを抑えられないヒデは、
彼女の住む街へ向かう。

待ち合わせのバス停に佇む額子。

その姿は変わり果てていた。

それでも、
忘れられなかった2人の10年に渡る想いが溢れ出す……。