「王大人、外出許可をいただきたいのですが…」
「外出するのは構わん…ただし、お前の作るコジマ料理は許可できん」
王小龍は正露丸と書かれた薬瓶から錠剤をとりだし飲み下した
「この本を参考にして作ったのですが、コジマプリンはお気に召しませんでしたか?」
リリウム・ウォルコットが手にする一冊の本
タイトルは「簡単に出来るコジマスイーツ」著アクアビット社
「私を殺す気かね?」
「お言葉ですが、王大人。殺害を試みるのであれば食材による毒殺は効率的な手段とはいえないと思います」
「そういう問題ではないのだがな…まあいい、何を作っても構わんが私の顔に泥を塗るような真似はするな。バレンタインだからと言って『コジマ入りチョコレート』だけは絶対に許さん」
「……コジマ粒子による人体への影響は人々の作り出した迷信の類であり、科学的根拠に基づくものではない。正しい手法により調理すればコジマは高い栄養素を持つ。人類はコジマに適応せねばならない、とこの本にも書かれています」
コジマに憑りつかれた科学者の遺した危険な思想を淡々とリリウムは読みあげる
「変態どもが……」
「洋菓子は王大人のお口には合わないのですね、残念です。コジマチョコはお茶会の皆様と楽しむ事にします。あとで欲しいと泣きついても王大人の分は用意しておりませんのであしからず」
「……リリウム」
「はい」
「それは・絶対に・ダメだ」
「何故でしょうか?、王大人。試作品はリリウムのファンの皆さんに大変好評でしたが」
「下僕、奴隷の類をファンと読み替えるのはやめなさい」
「リリウムの目標はクレイドル一億人の皆様にコジマの良さを理解していただくことです。これはその第一歩に過ぎません。既にファンの方のご協力をいただいて前線で戦っておられる兵士の皆様の手にもコジマチョコは届いている頃でしょう」
にこやかに黒い微笑を浮かべるリリウム・ウォルコット
「これが私の蒔いた種の結果か…」
「進化の現実ってやつをリリウムが教えてさしあげます、それでは御機嫌よう」

爺×少女とか難しいね、ウフフ
逃避行の結果がこれだよ

このページへのコメント

コジマプリンww

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Posted by 穴 2012年04月26日(木) 23:38:05 返信

コジマは…まずい…ドヒャア≡穴

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Posted by とある企業の下っ端リンクス 2011年12月21日(水) 18:03:25 返信

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