●シャイニングは14位

　この年、ベストテンの選考委員は全部で73人。このうち、『シャイニング』に点を入れたのは以下の16人である。なお、肩書きは当時のもの。

名前	肩書き	順位
池澤武重	The KEY 編集部	８位
池波正太郎	作家	４位
石上三登志	映画評論家	３位
押川義行	映画評論家	４位
金坂健二	映画評論家	６位
河原畑寧	読売新聞芸能部次長	４位
今野雄二	映画評論家	１位
斉藤正治	評論家	９位
清水千代太	映画評論家	３位
杉山静夫	映倫・青少年映画審議会	８位
高橋聰	新大阪新聞学芸部	６位
滝沢一	映画評論家	９位
中邑宗雄	読売新聞大阪本社文化部	９位
福岡翼	映画評論家	２位
南俊子	映画評論家	７位
森卓也	映画評論家	１位

　以下の人々は『シャイニング』に投票しなかった方たち。人数が合わないが、選者には日本映画しか選出していない人がおり、それらの人々は省いた。

浅野潜、飯島正、宇田川幸洋、瓜生忠夫、大黒東洋士、岡本博、荻昌弘、小野耕世、川本三郎、北川れい子、紀田順一郎、草壁久四郎、河野基比古、小菅春生、児玉数夫、小藤田千栄子、小森和子、佐藤重臣、佐藤忠男、滋野辰彦、品田雄吉、清水晶、杉山平一、高沢瑛一、高橋英一、田中純一郎、田山力哉、登川直樹、西沢正史、筈見有広、八森稔、浜野優、林冬子、人見嘉久彦、日野康一、深澤哲也、双葉十三郎、増淵健、松島利行、松田政男、水野晴郎、南博、村上忠久、山田和夫、山根祥敬、淀川長治、脇田巧彦、和久本みさ子、渡辺祥子、渡辺武信、黒井和男

■キネマ旬報1980年度外国映画ベストテン

　参考にこの年のベストテンを紹介しておく。

順位	作品名
1	クレイマー・クレイマー
2	ルードウィヒ　神々の黄昏
3	地獄の黙示録
4	大理石の男
5	マンハッタン
6	マリア・ブラウンの結婚
7	テス
8	オール・ザット・ジャズ
9	カサノバ
10	フェーム
11	悲愁
12	スター・ウォーズ　帝国の逆襲
13	ローズ
14	シャイニング
15	オーケストラ・リハーサル
16	ジャグラー　ニューヨーク２５時
17	鏡
18	ブロンコ・ビリー
19	メキシコ万歳
20	彼女と彼たち　なぜいけないの