Wiki内検索
目次
初めに
投稿規定
情報提供のお願い
作品データ
完全版とコンチネンタル版
シナリオ
元ネタ集

新着記事
 6月12日 死ぬまでに観たい映画1001本
 5月01日 ダニエル・マイリック
 4月30日 CUT 2006-5
 4月07日 永千絵
 4月07日 森卓也

批評・発表年順
 1980年 9記事
 1981年 3記事+9
 1982年 0記事+1
 1983年 1記事
 1984年 1記事
 1985年 1記事
 1986年 0記事
 1987年 0記事
 1988年 3記事+1
 1989年 1記事
 1990年 2記事
 1991年 1記事
 1992年 0記事
 1993年 2記事
 1994年 0記事
 1995年 1記事
 1996年 2記事
 1997年 0記事+1
 1998年 1記事
 1999年 4記事+5
 2000年 2記事
 2001年 0記事+1
 2002年 2記事
 2003年 2記事
 2004年 0記事
 2005年 6記事
 2006年 2記事
 2007年 2記事

トリビア
リンク
タグ
最近更新したページ

芝山幹郎「映画一日一本」2005年12月


■シャイニング ホテルが人体のように動き出す


 芝山幹郎が日本経済新聞土曜版に連載している『今週の一本』をまとめた朝日文庫で、2005年12月の刊行。時系列に沿って編集されていないため、いつ書かれたものかははっきりしない。週一ということは、年間約50本、365を割ると7〜8年ぐらいかかっている計算だが、連載が始まったのが2000年4月で、足りない分は他紙に書いたものと、書き下ろしとのことである。『シャイニング』の評がそのどれにあたるのかは不明。

 公開当時『シャイニング』の評判はあまり芳しくなかった。だがこの作品には、いまの映画が敵わない映像や音がぎっしり詰まっている。

〜中略〜

 前進と後退のバランスが見事な長まわしの移動撮影。白い壁や白い雪に強い光を当てる照明術。巧みに引用されるバルトークの音楽。そしてなによりも、だだっぴろいホテルそのものが、超能力を秘めた人体のように動きはじめる感覚。細部のめざましい力を得て、この映画は、美酒の毒を思わせる悪夢の時間を、観客に「体験」させてくれる。
 一作品一ページというスタイルの評なので、あまり深いところに突っ込んではいないが、芝山の評価はかなり高いといえるだろう。また、ホテルの怖さや存在に着目し、批評の核にする論は多くある。
2006年02月20日(月) 02:14:48 Modified by badsboss

添付ファイル一覧(全1件)
d856bce5.jpg (11.09KB)
Uploaded by badsboss 2006年02月17日(金) 12:35:57



スマートフォン版で見る