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BB/用語集(あ〜た行)

BALDR BRINGER 用語集 あ行〜た行

このページには重要な伏線やネタバレが記載されています。
できれば、全ルート・全ENDを見てから閲覧することをお勧めします。
あ行〜た行まで、五十音順に並んでいます。


あ行

アーク・インダストリー

  • 過去作「バルドスカイ」における電脳産業の新鋭企業(エッジ)。
  • 創業者兼経営者は特級プログラマ(ウィザード)かつDr.ノインツェーンの弟子でもあった橘聖良。
  • 有機AIの最初期人格「イヴ」を所有する。構造体中心部に存在するアイリスバルブは有機AIの未整理領域である「ESの海」へと通じている。
  • 本作におけるエリア「エッジ企業構造体」は、このアーク社構造体が「ドミニオン」によって占拠された状況である。
  • バルトロメウスエンディングでは、統合政府各州の内乱抑止を主目的とした調査のため不二とバルトは清城市の本社屋に向かっている。

アセンブラ

  • 別々の役割を持つナノマシンが群体化して機能する「第二世代ナノマシン」における初の実用目的製品。
  • 環境浄化を目的としてドレクスラー機関により制作され、開発責任者は久利原直樹が務めた。
  • だが自己増殖過程に致命的なバグを抱えており、結果として人類を滅亡に追いやりかねないほどの殺戮兵器となってしまう。

アセンブラの第二次暴走事故(未遂)

  • ライブラリにのみ記述。
  • 旧作「バルドスカイ」の幾つかの並行世界上で未完成のアセンブラ流出によるグレイ・グーが発生しかけた事象である。
  • 実際は意図的な「事件」であり、「事故」ではない。
  • ちなみに第一次暴走事故(やはり実際は「事件」)は「灰色のクリスマス」と呼ばれる。
  • 残念ながらバルトロメウスの元データがいた次元のように(既遂)となった並行世界も多数存在する。
  • だが、うち二つの並行世界での既遂がやがて無数の並行世界に大規模な変革をもたらす事となる。

アンネ

  • VERTEXの管理体の一人。無垢で純真だが、芯は強くたくましい。幼い容姿とは裏腹に、酒が大好物である。
  • 元データは過去作「バルドバレット」の時代の、ナノマシンで肉体を構成された人造人間。
  • 不二に甘え、彼をからかいつつ交流していく。
  • 彼女のエンディングではバルディストと反バルディストの戦乱から逃れ、各地を転々としながら不二と二人で生きていくことになる。

イェルド・アピス

  • VERTEXの管理体の一人。積極的で前向きな性格。元データの原型となった己の死に様すら非常に朗らかに話す。
  • 原型とは過去作「バルドスカイ ゼロ」の賞金首「女王蜂」その人。
  • イェルドは「女王蜂」の人格をもとに量産された模倣体(NPCでは共鳴現象は発生しない)であり、実年齢は1歳に満たない。
  • 哲学的ゾンビであるNPCとは異なり、明確な自我と感覚質(クオリア)を持つ。
  • 自身を負かした不二を認め、彼との交流で絆が生まれていく。
  • 彼女のエンディングでは、不二とともに二人で傭兵として生きていくことになる。

イオタ・BT

  • VERTEXの管理体の一人。丁寧で無機質な受け答えをする。
  • 元データは過去作「バルドバレット」のやや後の時代の人物。
  • そのバルディス卜としての価値観から、不二に敗れたあとは彼を「バルドル様の顕現」と認識し、盲目的・献身的に振る舞う。
  • 名前のBTは「BALDR TERMINAL」の略称であり、正式名は「バルドルマシン用接続端末 9(イオタ)号機」。
  • 自分自身をアンドロイドだと思い込んでいたが、実際はその用途のため誘拐・洗脳、脳以外を義体化されたサイボーグであった。
  • 彼女のエンディングでは自身の肉体を生身に置き換える方法を探しつつ、不二とともに二人で生きていくことになる。

中継界(イーサ)

  • 仮想空間のゲートであり、電子体が公に集まる座標地点。
  • 人類にとっての新天地である仮想空間に生まれて初めてアクセスした際、誰もが最初に目にする夢のような場所でもある。
  • 「HELLO,WORLD」(亜季/バルドスカイ)。

限定界(ネザー)

  • 「バルドスカイ ゼロ」における中継界のSAS州での蔑称であり、エリア「中継界エリアSAS」はこの場所を再現している。
  • テロ活動によって他の州と電子的に隔絶されたSASの仮想空間は、他州・企業・テロ組織・秘密結社など、様々な組織の思惑が渦巻く代理戦場と化している。
  • こと中継界はまさに地獄の如き激戦区となっていた。
  • 事実、元データのエルミもここで死亡している。

VERTEX ORDER

  • 企業複合体VERTEXが保有する特殊戦闘用電子体シリーズ(とそれに率いられた特殊部隊)。ORDERとは「騎士」の意。
  • VERTEX主要六社が一つずつ保有しており、正式登録順にナンバリングされている。
  • 以下、公的に判明しているORDERの情報。ナンバー:機体名略称:ホモ・サピエンス(略称HS)ユーザー名:AIユーザー名の順に並ぶ。

  • VERTEX1:O.M.O:■■■■■:■■■■■
  • VERTEX2:B.B.D:■■■■■:B2デイヴ
  • VERTEX3:D.B.E.Y.R:■■■■■:ミカエルVG
  • VERTEX4:N.M.I:■■■■■:■■■■■
  • VERTEX5:P.O.X:■■■■■:lol老頭児
  • VERTEX6:B.I.G.D:■■■■■:リトルD

  • 以下、「EXTEND CODE」時点にて判明しているORDERの情報(反転表示)。
機体略称の代わりに機体一般呼称あるいは正式名称またはHSユーザー名、AIユーザーの後に開発コンセプトと特異能力とを記す。

・VERTEX1:オブリガード:■■■■■:■■■■■ 宗教用:
・VERTEX2:ドットクロウラー:■■■■■:B2デイヴ HS発展実験体:
・VERTEX3:ドントビリーブ エブリシング ユー リード:ダスクブリンガー:ミカエルVG 軍事用:「改竄」所有
・VERTEX4:インクリース:フリスチーナ・狐貉狸(コクリー):アリス・キニアン HS発展実験体:「介入」所有
・VERTEX5:ポックス:■■■■■:lol老頭児 軍事用:「翻訳」所有
・VERTEX6:ビッグD:■■■■■:リトルD:部隊象徴用:

※機体名とHSユーザー名・AIユーザー名はVERTEX3とVERTEX4を除き、詳細区分が不明。



  • 更に他のORDERたちが統合政府に敗れた場合の抑え、保管を役目とする「ORDER7」として、Old Jが密かに存在していた。
  • 「次世代型」といった名称すらつけられていないのは、実は非合法・非人道的な技術が用いられていた事を秘匿するため。
  • その一例がD.B.E.Y.R.内蔵の生体部品、ミカエルVGである。
  • 加えて、ORDERにはもう一つの意味、仮想空間の法則(ロジック)への「命令(オーダー)」の意味が込められている。
  • 具体的には法則の「改竄」「消去」「維持」「凍結」「翻訳」「介入」という特異機能がそれぞれの機体に一つずつ与えられていた。
  • それぞれが独自に判断・決定する権限を持ち、他のORDERの決定には干渉することはできない。
  • 「the Winner the Truth」のみが、人間関係的には「水と油だった」(ダスク/思いがけない援軍)ORDERたちにとって唯一のルールである。
  • 全機が「異種知性体(エイリアン)シュミクラム」と仇名されるほどの規格外の能力を有しており、通常のシュミクラムの携行する兵装では彼らを倒すことはできないとされる。
  • 事実、うち一機であるPOXとその麾下の部隊は、並行世界のVERTEX中枢でトランキライザー100機以上と無数のシュミクラムからなる防衛戦力と交戦。
  • 5層の防衛線を突破しメインルームに到達、ついにミカエリスとの直接対決に持ち込むという、シリーズでも類を見ないほどの実力を発揮した。

特級プログラマ(ウィザード)

  • まさに「魔法使い(ウィザード)」のごとき卓越した能力を持つプログラマ、こと仮想技術において別格の実力を発揮する者たちの総称。
  • 本作では元データのキャロルがこれに該当する。
  • イェルドのエンディングでも「バルドスカイ ゼロ」に登場したウィザードが一名、名前を伏せたうえで言及されている。

ヴォータン・フェスト

  • 「バルドスカイ ゼロ」に登場するシュミクラム。イェルドの処分工程におけるラストボス。
  • パイロットはヴォータン。
  • 多数の光学兵器を装備しており、それぞれが広範囲をカバーできる性能を有している。

WALRUS(ウォルラス)

  • 「バルドスカイ ゼロ」において統合政府SAS州で活動していた軍事テロ組織。
  • その最終目的はSAS州に軍事紛争を集中させることにより「戦争による全世界の死者を減らすこと」だった。
  • 「バルドスカイ ゼロ」と異なり、SAS州をWALRUSが実効支配した並行世界がエルミとイェルドのイベントの舞台である。

AI

  • 過去作「バルドスカイ」以降の時代では主に有機AIのことを指す。
  • 有機AIが影も形もなかった「バルドフォース」の時代では、自律稼働するコンピュータおよびプログラムのパッケージを指す。
  • キャロルの処分工程における不二は、論理的矛盾を避けるため後者に扮して行動していた。

エージェント

  • 一般社会でも用いられる、特定組織や個人からの公認代理者。
  • 「バルドスカイ」のシナリオ随所に登場する、不可思議な電子体が自称するコードネーム。
  • 元データの絹花の肩書は前者である。

エリス

  • 主人公、不二の生みの親。現実に帰りたがっているが、本人は現実の記憶を失っている。
  • 不二の母親として優しく、時には厳しく接する。
  • 正式名称は「ミカエリス・V・G(ジーン)」で、その正体は与えられた条件を実行する媒体「ミカエルVG」そのものである。産出元はSAS州。
  • その特性上、生身の身体を持つ身でありながらORDERではAIユーザー扱いとなっている。
  • 地球統合政府からジャハナムにより回収され、以降は彼の管理下に置かれる。
  • 「現実は素晴らしいものになっている」というジャハナムの言葉を信じていたが、結局は彼に体よく利用されてしまう。
  • 「暗い喜び」に目をつけて暗躍していたジャハナムにより、VERTEXが大量殺戮機構へと変貌。
  • 何も知らないエリスは寂しさを埋めるために並行世界へ手を伸ばし、その世界が破壊され、また別の世界に手を伸ばし……といった悪循環が生まれた。
  • その過程で「別の世界のエリス」と融合・消滅させてしまい、彼女を娘同然に思っていたダスクから激しく憎悪されることにもつながっている。
  • 現在の彼女の人格はその「別の世界のエリス」の影響を大きく受けているが、記憶までは完全には受け継がれなかった。
  • 不二がダスクを倒したことでVERTEXの管理者となるが、ダスクと同じくジャハナムが残した「暗い喜び」に蝕まれ、良心との狭間で苦悩する。
  • 彼女を救うために駆けつけた不二と対峙し、かつてPOXを葬った黒い機体で迎え撃つも敗北。
  • その後、赤子の笑い声の正体であるBALDR Jを不二が破壊したことで、ジャハナムの思惑と「暗い喜び」の呪縛から解き放たれた。
  • 全てが終わり、ヒロインたちとともに現実へ帰還した彼女は、ようやく不二と結ばれ平和な日々を手に入れた。
  • 彼女の黒い機体は最後に立ちはだかる敵としてふさわしい強さを誇る。
  • 常時瞬間移動し、強力な光学兵器や赤黒い物体を用いた重い攻撃を放つ。
  • 耐久力が減ると機体を分離させ第2形態へ移行する。2機の子機が自律して不二を攻撃し、本体は速度・範囲・追尾の全てに優れる即死攻撃を連続で使用する。

エルミ・エコー

  • VERTEXの管理体の一人。常に明るく振る舞うが、目は笑っていない。
  • 元データは過去作「バルドスカイ ゼロ」の時代の人間。
  • 死亡時は「バルドスカイ ゼロ」から二年後の統合政府SAS州で生活していた。
  • 先天的に学者肌であり、不二を研究対象として認識し、観察しようとする。
  • 有機AIの一人格によって元データが殺害されたトラウマから、「見えない黒猫」に対し異常に恐怖するという精神的疾患を抱える。
  • 彼女のエンディングでは傭兵として生活しつつ、旅のなかで不二の実体を手に入れる目処を立てるべく二人で生きていくことになる。

オールド

  • 初代ジャハナムのクローン「旧いジャハナム」の一人。
  • 「暗い喜び」による歪んだ幸福を推進するジャハナムと対立し、一騎打ちの末に彼を道連れにした。
  • この「オールド」と呼ばれる個体は最後まで良心を失わず、真っ向から暗い喜びを否定した「正しいジャハナム」である。

か行

GIGAS(ギガス)

  • 過去作「バルドヘッド」および「バルフィス」における有人ロボット兵器の名称。
  • あるいは、「バルドバレッ卜」に登場する特殊なHAWS。
  • 本作では後者が登場する。
  • イオタとアンネの処分工程におけるラストボスがこれに当たる。

キャロル・シェーヌ

  • VERTEXの管理体の一人。散文的な口調が特徴である。
  • 一見冷静なようだが実際は気が弱く、想定外の状況に陥ると動揺する。
  • 元データは過去作「バルドフォース」の時代の人間。
  • 在野の特級プログラマ(ウィザード)として、友人のフェリを含む同志とともに社会悪であるVSSに対し決死の戦いを挑む。
  • 本来、直接通話(チャント)の完全傍受は過去作のエージェント(バルドスカイ)や妖精(バルドハート)といった有機AIと深く関わる存在以外には不可能である。
  • せいぜい、超伝導量子干渉計(スクイド)を介しての不完全傍受が「バルドスカイ」で仄めかされるのみである。
  • 彼女はそれを当然のように実行したため、過去作に登場したウィザードのなかでもさらに上位と目される実力を持つ。
  • ただし、VERTEXに過剰な影響を及ぼしかねない能力は疑似知性体生成の時点で抑制される。
  • ゆえに登場時点での彼女は上級プログラマの下の方のスキルしか発揮できない。
  • ただし、管理体となって以降も、ウィザードであった彼女の資質とも言える優れた洞察力や論理思考性は健在である。
  • 常にアイバンドを装着しているが、これは彼女の瞳を隠すためのもの。
  • 不二と交流し、親密になると素顔を見せてくれる。
  • 彼女のエンディングでは友人のフェリシーと交流しながら、不二とともにFLAKの外部嘱託として生きていくことになる。

キュクロプス

  • フェリシーの処分工程におけるラストボス。VSSのα部隊最強の巨大シュミクラム。
  • レーザーを照射する赤球体、こちらの弾を吸収して肥大化し大爆発する緑球体(ファットボール)をはじめ、多数の光学兵器を展開してくる。
  • 過去作「バルドフォース」に登場する。当時は機体名が不明だったが、本作で明らかになった。
  • 「バルドフォース」と異なり、本作では並行世界のキャロルが搭乗している。

地球統合政府(グローバルユニオン)

  • 世界全土における政府機関。複数の州からなる連邦である。略称は「GU」、「統合」。
  • 仮想技術に絡む利害の不一致により、幾度かの交渉を経て企業複合体VERTEXと小規模な戦争を行う。
  • ORDERシリーズの圧倒的性能を前に劣勢を強いられるが、ジャハナムの裏切りにより勝利を掴む。
  • しかし、人類種の衰退とともに地球統合政府もまた崩壊してしまった。

亡霊(ゲシュペンスト)

  • 本作において元データの十彩や絹花が戦っていた謎の存在。
  • 仮想空間の機械や構造体、生物を乗っ取り、シュミクラムやウイルスの姿を取って大量発生する。
  • 原形がなくなるまで破壊しない限り再生し戦闘を続けるばかりか、人語を弄し健常者を惑わすこともできる悪夢のような異形である。
  • その正体は文字通りの「亡霊」。
  • 仮想空間に取り込まれた死者のデータが他の思念の引き出しに乗じ、他の存在に憑依することで現世に戻ってくる異常現象であった。
  • 過去作「バルドハート」では、この現象の元となる情報(ミーム)は新生甲華学装隊や専門対策機関であるG4Cの活躍により駆逐・無害化された。
  • 本作においてはそれが失敗し、「公平な観測者」である有機AIがミームを既知の常識としてしまった世界が絹花のイベントで描かれている。

接続体(コネクター)

  • トランキライザーのパイロット。
  • トランキライザーは通常のシュミクラムと異なり、適合性を備えた人間をパイロット、あるいは自律稼働のための生贄として必要とする。
  • 元データのバルトロメウスが統合軍上層部に騙される形で脳移植を受けた際の義体は、接続体として調整されていたものである。

企業複合体(コングロマリット)VERTEX

  • 仮想を主軸に版図を広げた大企業六社によって形成された強大な企業複合体の名称。
  • Gehirnwasche社をはじめ、傘下企業群は数十社に及ぶ。
  • 仮想技術に絡む利害の不一致により、地球統合政府と小規模な戦争を行う。
  • 保有するORDERシリーズの性能により戦局は優勢だったが、ジャハナムの裏切りで敗北する。
  • その後はジャハナムの暗躍により、あらゆる並行世界を破壊し尽くし「暗い喜び」を甘受する大量殺戮機構と成り果てた。

さ行

XNA(ザナ)

  • ほぼ崩壊状態にある平行世界「奈落(ピット)」に潜む、自己修復能力とAI抑圧機能、ORDER並の戦闘力、更に融合能力を持つ謎の敵性個体。
  • かろうじて解析できたIDの一部分「XN-A12」からキニアンにより「XNA」と仮称された。
  • 唯一何者か知り得た可能性のあるバルトでさえ気づかなかったが、その正体はまごうことなく平行世界のDr.ノインツェーンである。
  • オリジナルと言うべき世界0の個体ではないため「沈黙の空」こそ使っては来ないが、戦闘ではコロナ・フェッレア、テンタクルゴースト、ウィザードハイロゥ、ブルーレイトラップ、そして即死技の「融合」等でプレイヤーを苦しめる。

聖域(サンクチュアリ)

  • 世界中で仮想と現実の別なく亡霊(ゲシュペンス卜)が跋扈し、追い詰められた人類が籠城するために築き上げた最後の砦。
  • 絹花はこの聖域のエージェントであり、残された人類とともに絶望的な戦いに身を投じていた。

暗い喜び(シャーデンフロイデ)

  • 他人の不幸を喜ぶ気持ち。本作の元凶とも言える感情。
  • 人の心から意識を取り去った場合、効率的に感覚質(クオリア)の鮮度を保つためには暗い喜びが必要である。
  • そう判断したジャハナムは、VERTEXの管理者が強制的に暗い喜びに汚染されるように細工した。
  • ダスクが蝕まれたのも、エリスが苦しんだのも全てこれが原因である。
  • 本作では、現代の哲学・精神医学用語における「暗い喜び」とは若干異なる意味合いで用いられている。

ジャハナム

  • 全ヒロインのシナリオでジャハナム社の使い走り(ゴーファー)として登場する男。
  • その正体は初代ジャハナムのクローン「旧きジャハナム」であり、無数の個体が存在する。
  • 人類全体をより活動的にすることを目的として行動する。
  • あらゆる時代、世界において暗躍し、独自のネットワークを介したクローン同士の議論を経て意思決定・行動選択する。
  • 地球統合政府と企業複合体VERTEXの戦争の際、彼らの裏切りによってVERTEXは敗北した。
  • うち一人は有機AIと人類の決別の場に居合わせた唯一の人物。長年連れ添った良き友に見放される喪失感を覚えながら、彼らの意を酌んで別れを告げる。
  • 彼らはその後も人類を活発化させるべく様々な手を打つが、有機AIを失った世界の衰退を止めることはできず、クローンの総数も徐々に損耗していく。
  • 果ては「暗い喜び」に目覚めた個体によってVERTEXが大量殺戮機構と化し、無数の並行世界を破壊し尽くす結果になる。
  • その個体こそが、本作における真の黒幕と言える人物。
  • 登場する個体全てが凄腕のシュミクラムユーザーであり、作中では少数の個体で無数の敵機を相手取る戦闘能力を見せている。
  • 彼らのシュミクラムはシンプルなデザインで、青のカラーリングが施されている。
  • ジャハナム自体の初出は「バルフィス」であるが、名前以外に共通点はない。
  • なお、ジャハナムとはより正しい発音では「ジャハンナム」、アラビア語で「炎の地獄」という意味を持つ。

清城市(すずしろし)

  • 「バルドスカイ」のストーリー拠点。統合政府のとある州内の旧日本地域に所在する都市で、海浜に面する。
  • 市街地の中心部にはミッドスパイア、郊外域にはアーク本社屋が存在する。
  • 腐敗した政治、食糧を中心とした物資供給の停滞、迷路のように乱雑な街並みと、「灰色のクリスマス」以降の末期的な世界観を凝縮したような街である。
  • 本作ではひさめ・バルトロメウス・ジャハナムのイベント各所における舞台となっている。

た行

ダスク

  • 正式コードネームは「ダスクブリンガー」。
  • VERTEXのORDERシリーズのHSユーザーの一人で、特異機能として「改竄」を有している。
  • 機体の正式名称は「Don't Believe Everything You Read.」で、訳すと「読んだもの全てを信じるな」となる。
  • かつてはエリスの唯一無二の相棒であり、彼女にとっては父親のような存在だった。
  • 実体は全身表面の八割を義体化した中年男性の姿をしている。残された顔も頻繁に取り替えていた中、交互に並んだ金歯と銀歯とがトレードマーク。
  • ただし肋骨は生体。
  • 過去に並行世界のVERTEXとエリスの襲撃に遭い、改竄能力によりVERTEXの管理権を奪うも、「自分のエリス」を失う。
  • 以後、ダスクは自分のエリスを奪った「並行世界のエリス」を憎悪するようになる。
  • 加えてジャハナムが残した「暗い喜び」の呪いに蝕まれ、時間の経過につれ歪んだ破壊と嗜虐心に支配されてしまう。
  • その憎しみと暗い喜びは既に末期であり、バッドエンドではエリスに凄惨な拷問を行うシーンがある。
  • ただし、彼が管理者となってからのVERTEXは、並行世界への侵攻を一切行っていない。
  • 元は優しく気のいい豪放な性格で、不二に敗北した時や援軍として駆けつけた時などにその一端を見ることができる。
  • 面倒見がいいを通り越してややお節介焼きなところもあり、甘い物、特にアイスが大好物である。同じORDERであるPOXとはケンカ友達。
  • ORDERシリーズの一人として破格の実力を誇り、突如VERTEXに侵攻してきた多数の電脳戦隊を返り討ちにした。
  • 逆に他のORDERたちとともに敵の本拠構造体に攻め込み、最終的に十もの部隊との連戦を単騎で制す。
  • POX壊滅後は管理権を奪うまで、トランキライザー型戦略級ウイルスおよびシュミクラム部隊と手傷を負いつつも干戈を交えた。
  • 戦闘ではドローンやレーザー、火炎放射器で不二の行動範囲を狭め、バズーカビット・パイルバンカービットを展開して遠距離から攻撃する。
  • ライフルを除く不二の全兵装を使用してくるうえ、接近戦においては常に所持している大剣で薙ぎ払ってくる。
  • 結ばれるヒロインの兵装は使用してこないという仕様になる予定だったが、乱戦の中ではわからないだろうとの理由で不採用となった。さもありなん。
  • また、「改竄」の名に恥じず、自身の分身を生み出し多角的に攻めることができる。
  • エリスルートでは不二に破れた後、自身をプログラムとして「改竄」。時間と共に自我を喪失する事を承知で、不二がエリスを救出するまでの捨て石となった。

姫 絹花(チー・チュェンフォァ)

  • VERTEXの管理体の一人。達観した悲観的な内容をあっけらかんと話す。
  • 元データは前作「バルドハート」のやや後の時代の人間。
  • とある「聖域」内のエージェントであり、生物学的ルーツにちなんだ衣類を聖域から与えられて着用している。
  • 環境上の理由から肉体を義体化されており、性交渉に対しても「異常な行為」という価値観を植え付けられているため、非常に無知である。
  • 不二に自身のエリアにはあまり近づかないようにと警告するが、彼との交流を経て徐々に心を開いていく。
  • 彼女のエンディングでは極限まで追い詰められた仮想を捨て、実は既に環境回復していた現実の世界で不二とともに二人で生きていくことになる。

知性体の氷河期

  • 知性体の限界状態と閉塞を示す言葉。
  • 人類という知性体が自らの根ざしていた生存域を荒廃させる力を得て以降、その精神性は進歩しておらず、衰退の道を辿っている。
  • この知性体としての閉塞機関を指して、企業の研究者たちが「知性体の氷河期」と呼称するようになった。

直接通話(チャント)

  • 軍用ツールを介しての、極めて秘匿性の高い電子通話。
  • その特性上、専用ツールを用いてさえ完全傍受はほぼ不可能だが、元データのキャロルは当たり前のように実行していた。

管理体(ディスポーザー)

  • 特定のエリアを管理している疑似知性体。本作に登場する各ヒロインがこれに当たる。
  • 基本的に管轄外のエリアには干渉せず、自分の役割を全うする。
  • いずれも悲劇的な最期とともに世界ごとBALDR Jのトコヨグサに喰われた、並行世界の少女たちを元データとしている。

十彩・デ・ヴィータ

  • VERTEXの管理体の一人。生真面目で規律に厳しい。
  • 元データは前作「バルドハート」の時代の人間。ヴィータ社直属柔葉学園ヰタ(発音は「ウィタ」)C部隊長。
  • 自身を倒した不二を上官として認識し、警戒しながらも彼を慕い心を開いていく。
  • 彼女のエンディングでは「ヰタ・十彩」という、その並行世界に応じた名前になっている。
  • 不二とともに海神に辿り着き、以前から憧れていた学園生としての生活を始めることになる。

トコヨグサ式採集機関

  • 企業複合体VERTEXの主要会社の一つが開発した仮想内で処理能力を生み出すためのプログラム。
  • 仮想空間での情報処理の過程で生じたロスを仮想大気中、あるいは大気ですらない空間から採集し、処理能力に変換する。
  • 複製しようとすると解析処理そのものを採集してしまうため、トコヨグサを複製することはできない。
  • 制御を失った場合、有機AIの処理能力すら採集し尽くし、世界中の仮想空間が消滅してしまう危険性を孕んでいる。
  • 事実、エリスが新規に製造したトコヨグサが不二に搭載されていることを知ったダスクは、そのあまりの無謀さに対し激怒している。
  • なお、トコヨグサとはミカン科ミカン属の多年生植物、橘の別名である。

ドミニオン

  • サイバーグノーシス主義を掲げる新興宗教。
  • 「有機AIは神である。この世界は偽物で、仮想こそが本当の世界」といった狂信的な思想を有する。
  • 完全な過激派カルトであり、指導者の命とあれば大規模テロや集団自殺も辞さない。
  • 過去作「バルドスカイ」では、全編通して教祖とともに主人公の行く手を阻む組織として登場する。

トランキライザー

  • 過去作「バルドスカイ」で猛威を振るった超巨大ウイルス、またはシュミクラム。
  • 有機AIの処理能力を抑圧し、人類を含めた他者が仮想空間の情報処理に割り込む余地を生み出す能力を持つ。加え、単体で戦艦並みの戦闘能力を誇る。
  • 本作ではバルトロメウスの処分工程におけるラストボスとして登場。
  • ミサイルやガトリング、サテライトレーザーの弾幕と即死級のダメージを与えるレーザー砲「レーヴァテイン」は健在。
  • 過去作と兵装の性能が異なっており、ガトリングは弾幕が全方向へ展開され、サテライトレーザーは察知しにくくなっている。
  • イベント「ダスクの記憶」では、100機という絶望的な物量で襲いかかってくる描写がある。

無人機(ドローン)

  • パイロットなしで自律戦闘あるいは他者からの遠隔操作が可能な無人シュミクラムの総称。
  • 過去作「バルドスカイ Dive2」の空ルートで初出。
  • なお、「バルドスカイ Dive2」の開発・発売は実社会での民生用小型マルチコプターの通称として「ドローン」が用いられるよりも年月面において先んじている。
2018年07月16日(月) 20:12:43 Modified by ID:aZ4+0EM/eg




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