伊福部昭の年表と作品のデータベース。暫時更新中。編集は不可能としているので、データの誤りなどありましたらコメントでご一報ください。

「〔1938年〕バレエ「盆踊り」作曲」(相良,p286)

「1938 バレエ「盆踊り」(8場面よりなる舞台舞踊音楽) perc,pf/セルゲイ・ソディスキン振付 ウィーン・ロシア・バレエ団/ユニヴァーサル、シャーマー、プロムジカ、龍吟、音友」(相良、p280)

「『日本組曲』(《ピアノ組曲》)と《日本狂詩曲》が組み合わされて舞踊曲『盆踊』となり、ウィーンで上演されたことがある。一九三八(昭和十三)年のことで、アレクサンドル・チェレプニンの手になるものだ。(中略)踊りの意味や様子を伊福部に取材し、『日本組曲』と『日本狂詩曲』から音の素材を取り出して、八つの場面からなる舞踊曲を編み出したのであった。公演はウィーンで、出演はロシア・バレエ団。振付はセルゲイ・ソデイキンが行った。しかし、伊福部はこれを自らの作品歴には入れていない」(木部、2002、p217)

伊福部昭公式HPのピアノ組曲ページも本作について上記木部と同様の記述。

The Tcherepnin Societyの作品表には本作の記載はない。
よって伊福部、チェレプニン両者が自分の作品とみなしていない可能性あり。

「ニューヨーク在住のチェレプニンとの共作、同氏キャストによる舞台舞踊音楽Ballet"Bon Festival"(《盆踊り》)を書き、これがウィーンで出版され、同地でラシアン・バレー団によって脚光を浴びた」(富樫、p74)

「バレー「盆踊り」(構成チェレプニン)(八場面よりなる舞台舞踊音楽) 編成:打楽器、Pf 演奏時間:40分 作曲年代:昭和8〜13 出版社及びレコード会社:ユニヴァーサル」(富樫、p79)

このころ[38年頃]バレエ「盆踊り」を〈バレエ・リュス〉(ディアギレフのあとコール・ド・パジールがひきいていた)がウィーンで上演した。(伊福部昭個展北日本列島の詩プログラム、1984年2月21日、ゆうぽうと簡易保険ホール)

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伊福部昭の年表と作品のデータベース。暫時更新中。
当初「二次文献による伊福部昭wiki」と題して二次文献の調査を進めておりましたが、二次文献がほぼ網羅できましたので、現在一次文献を基にデータを更新しています。