伊福部昭データベース - 《管絃楽のための音詩「寒帯林」》
編成:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、弦楽5部。(ニッポニカ第18回演奏会パンフレット、p7)
作曲年:1945年2月(1944年とする文献も複数あるが、ここでは公式HPに従った)

初演:1945年4月26、27日、山田和男指揮、新京交響楽団、満州国ハルビンの新京記念公会堂、新京交響楽団第25回定期公演
備考:初演以後、中国当局が楽譜を管理しており、蘇演の機会はないかと思われていたが、作曲者の死後、遺品の中に手稿の総譜が見つかった。今井聡による校訂を経て、2010年8月8日、日比谷公会堂において、本名徹次指揮、オーケストラ・ニッポニカによるニッポニカ第18回演奏会「「日本近代音楽館」へのオマージュ」で蘇演された。

《憑かれたる城(バスカーナ)》に素材を流用したと作曲者の遺品の日記に書かれていたらしい(ニッポニカ第18回演奏会パンフレット、p11)