古池や蛙飛こむ水のおと - 古池に蛙は飛びこんだか
さて、件の「古池に蛙は飛びこんだか」をザッと斜め読みしました。
悲しいかな、愚鈍の身にして著書の趣旨があんまり伝わってこない。
それならと、著者・長谷川櫂氏の略歴を見てみる事にいたしました。

氏は火の国熊本生れ。心温かい肥後もっこすを育てし地の出自です。
俳人・俳句結社主宰・朝日俳壇選者・東海大文学部教授。エリート。
東京大学法学部卒業・読売新聞記者を経験。学芸文学賞等多数受賞。

輝かしい経歴は・プリンスと言われている氏に相応しいと存じます。
なるほど。それなら於多福姉が氏の著書を理解できなくて当り前と、
変に納得できる・落ちこぼれの妙な自信の如きものが湧き上ります。

長谷川櫂氏は法学部を専攻なさって、文学部の教授に就かれたのね。
それでちょっと気になることが有って氏の句を検索する事にします。
春の水とは濡れてゐるみづのこと…昭和六十年。私は嫌いじゃない。

夏の闇鶴を抱へてゆくごとく…平成三年。説明に境地を求めたかな。
初山河一句を以って打ち開く…いつ頃の句でしょうか、決意の一句。
大阪でひとつ歳とる雑煮かな…記者時代に大阪で迎えた正月の感慨。

色んな顔を持ってるのが人間なんだって感じさせる氏のようです…。
長谷川氏の著書を以って芭蕉の古池を再認識できたらと思います…。
それには氏が阿呆では困ります、逆に優秀すぎる程の経歴でした…。

さて、
己の無知を知ることが全ての始まりだと考えている…於多福姉です。
柳の枝に跳びつこうとして失敗を何遍もくり返す蛙…於多福姉の図。
難しそうな著書・身の丈に合う服が似合うだろうに…於多福姉は汗。