古池や蛙飛こむ水のおと - 心の世界は自由よね
今までの説明で凡ては明白ですけど、櫂さんにお付き合いしますわ。
＊ 古池や蛙飛こむ水のおと
>古池という心の世界をうち開いたのが切字「や」である。
>古池の句は…「蛙が水に飛びこむ音を聞いて心の中に古池が浮んだ」という句だった。
>一句になった瞬間、蛙は一匹であり水音は一度きりしか聞こえない。
皆を俳句の宇宙・心の世界に導き入れるのは切れ字だと思って好い。
古池の句、｢切れ字｣の宇宙・即ち「心の世界」に古池が見えるよね。
櫂さんの心の宇宙に見えてる「古池」ってどんな形状をしてるかな？
櫂さんの古池に深さの概念はあるのかしら？二次元の世界なのかな？
櫂さんの古池に長さの概念はあるのかしら？一次元の世界なのかな？
蛙を一匹しか認識しない｢有か無｣の世界の長さの単位は? ��? バイト?
櫂さんの古池って、記号の羅列なの？例えば、プログラミング言語？
その古池に水は入ってるの？入ってるとしたら何滴入ってる？一滴？
その水に小波は立ってるの？立ってるとしたら何筋立ってる？一筋？
どんな音でも好いの？無機質な音・擦れた音・囁くような音もある。
音は変化の連続なの、長〜く響く音あり、短くベチャもあるのよね。
音も一瞬に長さで切っちゃうの？切っちゃった音って、音と言える？
結局、人間は音の変化を楽しむわ。一回とか一瞬じゃ意味がないよ。
色彩だって変化するから楽しいわ。人は自然の流れや動きを楽しむ。
人は宇宙の変化やリズムを知って・勇気づき・元気づき・賛嘆する。
自然に感謝し・自然を悦ぶ人の心を謳ったのが詩なのよ、俳句もね。
除夜の鐘にしたって、ゴ〜〜〜ンンン、鳴ってから余韻を聞かせる。
制限時間0.1秒とか…決められても!? ｢ゴッ｣なんて、要らないよ。
切れ字の宇宙に広がる心の世界は、即ち、人それぞれに異なるのよ。
自然のままの古池なら好いけど、蛙が居なくなっちゃった池も多い。
投棄されたヘドロに埋まって、消えてしまった池は日本に多いのよ。
ともあれ、蛙は古池でゆっくりした時を過したいのじゃないかしら!?