“盟友”との対決
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2007年1月27日、かつて西村の“盟友”とよばれた切込隊長が、西村を名誉棄損で訴えていたことが明らかになる。初公判は翌々日の29日。
これが、西村に対して放たれた第三撃だった。
・・・なぜこんなことに?
5年ほど前の2002年5月に西村と袂を別った切込隊長だが、その後、I&Pが2ちゃんねるのAAキャラクターモナーなどを商標登録しようとし、2ちゃんねる運営とトラブルとなり、西村自身がI&P社に出資した金(50万円程度)を返して欲しいと怒りを顕にする発言をしていた。
なんとも生臭い話である。
そんなこんだで、切込隊長は2ちゃんねる(=西村)とは完全に決裂した格好になってしまった。
その後、切込隊長はその頃から流行し始めたブログ界へ活躍の場を移すことになる。彼のブログは2ちゃんねるで培った知名度を活かして人気ブログのひとつとなる。ブログでは私生活、ビジネスからサブカルチャーまで幅広いジャンルを扱い、その辛口コメントと独特の文体が注目を集めた。「2003年ベストブログ」「2004年度論壇系アルファブロガー」に選ばれている。
ライターとして幾つもの雑誌で連載を持つようになり。『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』(2004年、扶桑社)、『けなす技術』(2005年、ソフトバンククリエイティブ )、『”俺様国家”中国の大経済』(2005年、文藝春秋)、『スカーレット・ソード』(伊藤龍太郎と共著、2005年、ソフトバンクパブリッシング)など著書も多数出版する。それらの著者プロフィールでは例の「巨万の富を持つ天才投資家としての実績」が紹介されていた。
テレビ出演やトークショー、イベント活動なども精力的に行い、こうして切込隊長はアルファブロガーとして独自の地位を確立して活躍していた。ちなみに、まだ童貞とのこと。
この切込隊長が2ちゃんねる(=西村)とが対立するようになった切っ掛けは、彼がとあるネットラジオのトークで自室のあるマンションを「家賃の更新が面倒だから丸ごと買ってしまった」と発言したことだった。
当初はこの発言を特に気にとめる者もなかったが、発言から1年近くたった2005年4月になって2ちゃんねる上でマンションの登記簿を調べる者が現れて検証が行われ、この発言の真偽について疑問が呈されるようになり、さらに進んで、かつてネット上で流布し、かつ著作などでも紹介されている彼の華麗な経歴。曰く「学生時代にバブル崩壊で父親が負った10億円もの負債を株投資によって返済した」、曰く「20代にして100億円以上(一説に180億円とも)の資産を有する天才投資家」、曰く「シカゴ大学院卒業でIQ190以上の天才」エトセトラ、エトセトラについて疑惑が急速に浮上。
たちまち2ちゃんねる各地にスレッドが乱立していわゆる“祭り”となり、切込隊長のブログにはコメントが殺到。“炎上”した。レスやコメントの中には誹謗中傷ととらえられるモノもあった。
この事件を追っていた2ちゃんねるのニュース速報+板の記者ブルーベリーうどんが疑惑に関する質問状を切込隊長へ送る展開となり、これに対して切込隊長は2ちゃんねる上で疑惑とされるものは事実無根であるとし、自身の資産額は100億円を超え、運用額は250億円程度であると返答している。
だが、この一片の返答だけで2ちゃんねらーたちが納得することはなく、投資一般板の切込隊長スレッドを中心に検証が続けられ、さらにまとめサイトまでつくられた。
これらの動きに対して長く沈黙を守っていた切込隊長は12月28日になって「年末大水計」と題するエントリーで、誹謗中傷/営業妨害した者たちを告訴する意向を明らかにした。
しかし、具体的な動きが特に見えないまま2006年が明け、そして暮れた。
その間の9月に夕刊フジで西村の“失踪”報道があり、そして、2007年の歳が明けた1月12日まず東京都の会社員(35)によるドメイン差し押さえの申し立てがなされた。これもまず夕刊フジで報道される。これが第一撃。
次いで、15日に埼玉県の会社員(35)により西村に対する第三者破産申し立てが行われる。これまた夕刊フジで報道される。これが第二撃。
そして、かつての“盟友”切込隊長が敵となって登場。西村を名誉棄損で訴える。これがとどめの第三撃である。「リングにかけろ」で言えばローリングサンダーである。そして、夕刊フジはこの件も大きく報じている。
東京地裁をリングとした連続包囲攻撃に西村は窮地に追いやられた・・・のかな?
とにかく、1月29日が初公判となるのだが、これに対して裁判に出ない方針のはずの西村は意外な反応を示す。
>973 名前:ひろゆき 投稿日:2007/01/28(日) 22:36:45 9UgYA4V40 ?
>起きてたらいくよー。
西村博之と切込隊長・・・かつての“盟友”との仁義なき直接対決の時が迫っていた。
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この作品は実話を元にしたフィクションであり、実在の人物、団体、インターネットサイトとは関係ありません。
ここに書かれている内容は、実際とは異なる場合がかなり多いでしょう。
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2007年1月27日、かつて西村の“盟友”とよばれた切込隊長が、西村を名誉棄損で訴えていたことが明らかになる。初公判は翌々日の29日。
これが、西村に対して放たれた第三撃だった。
・・・なぜこんなことに?
5年ほど前の2002年5月に西村と袂を別った切込隊長だが、その後、I&Pが2ちゃんねるのAAキャラクターモナーなどを商標登録しようとし、2ちゃんねる運営とトラブルとなり、西村自身がI&P社に出資した金(50万円程度)を返して欲しいと怒りを顕にする発言をしていた。
なんとも生臭い話である。
そんなこんだで、切込隊長は2ちゃんねる(=西村)とは完全に決裂した格好になってしまった。
その後、切込隊長はその頃から流行し始めたブログ界へ活躍の場を移すことになる。彼のブログは2ちゃんねるで培った知名度を活かして人気ブログのひとつとなる。ブログでは私生活、ビジネスからサブカルチャーまで幅広いジャンルを扱い、その辛口コメントと独特の文体が注目を集めた。「2003年ベストブログ」「2004年度論壇系アルファブロガー」に選ばれている。
ライターとして幾つもの雑誌で連載を持つようになり。『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』(2004年、扶桑社)、『けなす技術』(2005年、ソフトバンククリエイティブ )、『”俺様国家”中国の大経済』(2005年、文藝春秋)、『スカーレット・ソード』(伊藤龍太郎と共著、2005年、ソフトバンクパブリッシング)など著書も多数出版する。それらの著者プロフィールでは例の「巨万の富を持つ天才投資家としての実績」が紹介されていた。
テレビ出演やトークショー、イベント活動なども精力的に行い、こうして切込隊長はアルファブロガーとして独自の地位を確立して活躍していた。ちなみに、まだ童貞とのこと。
この切込隊長が2ちゃんねる(=西村)とが対立するようになった切っ掛けは、彼がとあるネットラジオのトークで自室のあるマンションを「家賃の更新が面倒だから丸ごと買ってしまった」と発言したことだった。
当初はこの発言を特に気にとめる者もなかったが、発言から1年近くたった2005年4月になって2ちゃんねる上でマンションの登記簿を調べる者が現れて検証が行われ、この発言の真偽について疑問が呈されるようになり、さらに進んで、かつてネット上で流布し、かつ著作などでも紹介されている彼の華麗な経歴。曰く「学生時代にバブル崩壊で父親が負った10億円もの負債を株投資によって返済した」、曰く「20代にして100億円以上(一説に180億円とも)の資産を有する天才投資家」、曰く「シカゴ大学院卒業でIQ190以上の天才」エトセトラ、エトセトラについて疑惑が急速に浮上。
たちまち2ちゃんねる各地にスレッドが乱立していわゆる“祭り”となり、切込隊長のブログにはコメントが殺到。“炎上”した。レスやコメントの中には誹謗中傷ととらえられるモノもあった。
この事件を追っていた2ちゃんねるのニュース速報+板の記者ブルーベリーうどんが疑惑に関する質問状を切込隊長へ送る展開となり、これに対して切込隊長は2ちゃんねる上で疑惑とされるものは事実無根であるとし、自身の資産額は100億円を超え、運用額は250億円程度であると返答している。
だが、この一片の返答だけで2ちゃんねらーたちが納得することはなく、投資一般板の切込隊長スレッドを中心に検証が続けられ、さらにまとめサイトまでつくられた。
これらの動きに対して長く沈黙を守っていた切込隊長は12月28日になって「年末大水計」と題するエントリーで、誹謗中傷/営業妨害した者たちを告訴する意向を明らかにした。
しかし、具体的な動きが特に見えないまま2006年が明け、そして暮れた。
その間の9月に夕刊フジで西村の“失踪”報道があり、そして、2007年の歳が明けた1月12日まず東京都の会社員(35)によるドメイン差し押さえの申し立てがなされた。これもまず夕刊フジで報道される。これが第一撃。
次いで、15日に埼玉県の会社員(35)により西村に対する第三者破産申し立てが行われる。これまた夕刊フジで報道される。これが第二撃。
そして、かつての“盟友”切込隊長が敵となって登場。西村を名誉棄損で訴える。これがとどめの第三撃である。「リングにかけろ」で言えばローリングサンダーである。そして、夕刊フジはこの件も大きく報じている。
東京地裁をリングとした連続包囲攻撃に西村は窮地に追いやられた・・・のかな?
とにかく、1月29日が初公判となるのだが、これに対して裁判に出ない方針のはずの西村は意外な反応を示す。
>973 名前:ひろゆき 投稿日:2007/01/28(日) 22:36:45 9UgYA4V40 ?
>起きてたらいくよー。
西村博之と切込隊長・・・かつての“盟友”との仁義なき直接対決の時が迫っていた。
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この作品は実話を元にしたフィクションであり、実在の人物、団体、インターネットサイトとは関係ありません。
ここに書かれている内容は、実際とは異なる場合がかなり多いでしょう。
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2008年03月22日(土) 05:56:13 Modified by battlewatcher