なのはStS+仮面ライダー4話B

魔法少女リリカルリンディ「ファーストコンタクト」Bパート
(アイキャッチ 旧1号編)

すっかり日が沈んだ頃、二人は食事の準備をしていた。

リンディ「あ!?」
本郷「どうした?」
リンディ「薪が足りないわ!これじゃあ充分に火が起こせなくてお米が炊けない…」
本郷「ああ、薪か…それなら心配ない。」
リンディ「え?」
本郷「そろそろ来る筈だ…」

本郷は後ろを振り向く。
すると一人の男性の声が聞こえてきた。

?「おーい!猛!」
リンディ「?」
本郷「ほらな。」

リンディも後ろを振り向くと、一人の年輩の男性がこちらに向けて走ってくる。
その男性は両手に沢山の薪を持っていた。

本郷「おやっさん!」

男性は本郷がよく通う喫茶店「アミーゴ」のマスターであり、彼のオートバイの師匠である立花藤兵衛だった。

藤兵衛「ったく、薪探してたら迷っちまって、偉い目にあったぜ、ったく…」
本郷「ハッハッハ。」
藤兵衛「笑うな!ん?」

藤兵衛は猛の隣に居たリンディに気付く。

藤兵衛「猛、このお嬢さんは?」
本郷「ああ、さっき知り合ったんですよ。
リンディ、こちらは立花藤兵衛さん。
俺がよく行く喫茶店のマスターで、俺のバイクテクニックの先生だ。」
リンディ「初めまして、リンディです。」

リンディは藤兵衛に頭を下げる。

藤兵衛「ほう…最近見かけない礼儀正しい娘さんじゃないか。」
本郷「おやっさん…」
藤兵衛「ん?」
本郷「ここで起こっている行方不明事件、やはりショッカーの仕業でした。」
藤兵衛「何!?やっぱりそうだったか!」
本郷「そして、リンディの仲間も、ショッカーに殺されてしまったようなんですよ。」
藤兵衛「そうか…気の毒に…」
リンディ「あたし…仲間の仇を討ちたいんです!だから、あたしにもショッカーと戦わせて下さい!」
藤兵衛「何!?馬鹿なことを言っちゃいかん!!ショッカーは女に相手が務まるほど甘い奴らじゃないんだ!!」
リンディ「うぅ…」
本郷「心配しないでくださいおやっさん、リンディはね、魔法使いなんですよ。」
リンディ「!?」
藤兵衛「なんだって?」

藤兵衛は驚いて目を丸くする

リンディ「ちょ!猛さん!」
本郷「この人は、信用できる人だよ。」
藤兵衛「…ハッハッハ、何を馬鹿なことを。猛、いくらお前でもそういう冗談は許さんぞ。」
本郷「冗談なんかじゃないさ、彼女は空を飛べるんだ。
さぁリンディ、さっきのように翼を広げて飛ぶんだ。」
リンディ「で…でも…」

本郷はリンディに耳打ちで話しかける

猛「君が何か特別な力を持っているということをおやっさんに教えなければ、おやっさんは君を追撃に参加させてくれないだろう。
仲間の仇を討ちたいのなら、ここで教えておくべきだと思うが…」
リンディ「うぅ…」

リンディは考えた。
いくらなんでもそう何度も人に魔法を見せるわけには行かない。
だがここで追撃に参加できなければ全てを教えてくれた本郷に失礼だ。
それに自分の任務も達成することが出来ない上に、仲間の仇も討てない。
そして考えた末、彼女は、藤兵衛に魔法を見せる事にした。

リンディ「…分かりました。」
本郷「よし、おやっさん、しっかり見ていてくださいね。」
藤兵衛「え?」
リンディ「…!」

リンディは背中に四枚の羽を出現させる。

藤兵衛「おおおおお!?」

そしてリンディは翼を羽ばたかせ、空に飛び立った。
そして何回か空中を旋回した後、地上に降りてくる。

藤兵衛「…」

藤兵衛は驚きの余り尻餅をついてしまった。

本郷「どうですおやっさん?リンディはこの他にも、戦闘用の魔法を持っているんです。
足手まといになんて、絶対になりませんよ。」

本郷は藤兵衛に手を差し出す。

藤兵衛「こりゃ参ったな…まさかこの世に本当に魔法使いが居るなんて…」

藤兵衛は本郷の手を取り、立ち上がる。

リンディ「ご…ごめんなさい!そんなにびっくりさせるつもりは…」
藤兵衛「いやいや…ワシの方こそ、疑って悪かったな。」
リンディ「いえ…疑うのが当然ですよ。」
藤兵衛「ハハハ、それもそうか。今日から君も、ショッカーと戦う仲間だ。
よろしく頼むぞ!」
リンディ「こちらこそ、よろしくお願いします!」

本郷「…さて、明日は早い。夕食を食べて、早めに寝よう。」
リンディ「はい!」
藤兵衛「おう!」

三人は急いで夕食を作り、食べ終えた後、器具を片付け、猛と藤兵衛はテントの外で、リンディは猛が張ったテントの中で眠った。
そして時計が三時を回った頃…
本郷達の寝込みを襲おうとする者たちが迫っていた…

赤戦闘員「奴らは寝ているか?」
戦闘員1「間違いない、殺すなら今だ。誰から殺す?」
赤戦闘員「本郷からだ。あいつさえ殺せば後は雑魚だ。」
戦闘員2「よし…」
戦闘員3「刺し殺してやる。」

密かに隠れていた戦闘員達は手に剣を持ち、本郷が眠っている寝袋へと忍び寄った。
そして寝袋を取り囲むと同時に剣を振り上げる。

赤戦闘員「よし、やれ!」
戦闘員1、2、3「イイ!」

そして四人の戦闘員は剣を一斉に寝袋へと突き刺した。

戦闘員2「やったぞ!」
赤戦闘員「うかれるな!奴が死んだかどうか確認するんだ!」
戦闘員2「そ…そうか…」

戦闘員達は寝袋のファスナーを開く。
だが中に本郷はおらず、代わりに沢山の綿が入っていた。

赤戦闘員「何!?」
本郷「ハッハッハッハ!!」
赤戦闘員「本郷!?一体何処だ!?」
本郷「ここだ!!」

戦闘員達は一斉に後ろを振り向く。
すると後ろの大きな岩の陰から本郷と藤兵衛が現れた。
戦闘員3「本郷!?それに立花!?」
赤戦闘員「貴様ら何故!?」
藤兵衛「は!お前らのやることなんてお見通しなんだよ!」
戦闘員2「なんだと!?」

戦闘員2は藤兵衛の寝袋のファスナーも開く。
すると本郷の寝袋と同じように、沢山の綿が中から現れた。

赤戦闘員「おのれぇ…」
本郷「ショッカーの諸君!覚悟してもらうぞ!」
赤戦闘員「こうなれば直に殺してやる!かかれ!」
戦闘員1、2、3「イイィィィイ!」

戦闘員達は一斉に本郷に襲い掛かる。
だが本郷は瞬時に格闘技で戦闘員1を倒し、剣を奪う。

本郷「トォ!!」
戦闘員2,3「イィィィィィイ!?」

そして奪った剣を使い、戦闘員2と3を斬り倒した。

赤戦闘員「おのれぇぇえ!!」

赤戦闘員は本郷に挑むが敵うはずもなく、地面に倒され、首筋に剣先を突きつけられる。

本郷「言え!!ショッカーの狙いは一体なんだ!!」
赤戦闘員「ま…待て!言うから殺さないでくれ!」
本郷「…良いだろう。」

本郷は赤戦闘員の首筋から剣先を離す。
だがその瞬間、地面から本郷に向かって怪しげな泡が発射された。

本郷「!?」

本郷は間一髪それを回避するが、代わりにその泡は赤戦闘員に命中してしまった。

赤戦闘員「キィィィィィイ!!」

泡を浴びた戦闘員は白骨化して消滅してしまった。

本郷「これは…」
?「キヒヒヒヒヒヒ…」
本郷「!?」

本郷は泡が飛んできた方向に顔を向ける。
すると地面の中からアリジゴクのような姿をした怪物が現れた。

アリジゴク男「流石だな、本郷猛。」
本郷「ショッカーの改造人間か!?」
アリジゴク男「いかにも!俺の名はアリジゴク男よ!本郷猛!貴様に殺された蜘蛛男、蝙蝠男、そして蠍男の仇を取らせてもらうぞ!」
本郷「面白い!やれるものならやってみろ!!」

アリジゴク男は両手の鋭い刃で本郷に切りかかる。
だが本郷は戦闘員から奪った剣で攻撃を捌き、隙を見て間合いを取り、剣をアリジゴク男に投げつけた。

アリジゴク男「ギヒィィィィ!!」

投げた剣はアリジゴク男の腹部に突き刺さった。

本郷「どうだ!?」
アリジゴク男「おのれ…だがあの小娘は貰っていくぞ!」
本郷「何!?」
リンディ「きゃあああああああ!!」
本郷「しまった!?リンディ!!」

本郷はリンディが眠っているテントの方に目を移す。
すると中から戦闘員二人に捕まったリンディが現れた。

アリジゴク男「助けたければこの山の山頂にある発掘現場まで来い!!」
本郷「アリジゴク男!キサマァ!!」
アリジゴク男「さらばだ本郷!!この女を殺した後、貴様も殺してやる!」

アリジゴク男は地面に潜り姿を消す。
そしてアリジゴク男の配下の戦闘員達も少しずつ地面に潜っていった。

リンディ「猛さん助けて!いやあぁぁぁあ!!」
本郷「リンディ!!」

リンディは戦闘員達と共に地面の中へ消えて行った。

藤兵衛「リンディ!猛!どうするんだ!?」
本郷「マシンで山頂に向かいます。」
藤兵衛「よし!ワシも付いていくぞ!」
本郷「おやっさん、お願いします。」

本郷と藤兵衛はバイクに乗り、山頂へと向かった…

【死神山山頂】
死神山の山頂では、リンディが十字架に磔に去れていた。

リンディ「離して!離してよ!!」
アリジゴク男「キヒヒヒ…良い姿だなぁ小娘…」
リンディ「あんた達、一体何が目的なのよ!」
アリジゴク男「死ぬ前に教えてやる。砲台を持って来い!」
戦闘員「イィ!」

戦闘員は中型のビーム砲を運んできた。

アリジゴク男「このビーム砲には「ローマの秘宝」がセットしてあってな。これだけの大きさでも「ローマの秘宝」の爆発力の四倍も高い破壊力を持っているのだ!」
リンディ「なんですって!」
アリジゴク男「手始めに貴様の体でテストしてやる!発射準備!」
戦闘員「イィ!」

戦闘員はリンディにビーム砲の照準を合わせ、引き金に指を近づける。

リンディ「や…嫌だ!嫌だ!やめて!!」
アリジゴク男「馬鹿め、命乞いを聞き入れるショッカーか!仲間の所に行くがいい!」
戦闘員「発射十秒前…九…八…七…六…五…四…」
リンディ「助けて!!誰か助けて!!」
戦闘員「三…二…一…」

リンディ「!?…」

「もう駄目だ…」
リンディはそう思い、瞳を閉じる。
だがその時…

?「待て!!」

風を切り裂くような鋭い声が辺り一面に響き渡った。

アリジゴク男「な…なんだ!?」
戦闘員「あ…あれを!」
アリジゴク男「!?」

声の主は、バイクに乗り、こちらに向かってくる本郷であった。

リンディ「猛さん!!」

リンディは涙を流し喜んだ。

本郷「…!」

本郷はバイクをウィリーさせ、そのまま空に飛び上がる。
それと同時に本郷の腰にベルトが出現し、中心にある風車に風を受ける。
そして本郷の体にマスクとスーツを装着され、本郷は仮面ライダーへと変身を遂げた。

リンディ「え…!?」
アリジゴク男「か…仮面ライダー!」
旧1号「サイクロオォォォオン!アタァァァァック!!」

仮面ライダーはサイクロンアタックで戦闘員ごとレーザー砲を破壊し、内部にあった「ローマの秘宝」を取り出す。
そしてそのままリンディの傍に向かい、リンディの手足を縛っている鎖を破壊した。

旧1号「大丈夫か?」

ライダーはリンディに秘宝を渡す。

リンディ「猛さん…なの?」
旧1号「…」
藤兵衛「ライダー!」

藤兵衛が二人の傍にやってくる。

旧1号「おやっさん、リンディを…頼みます。」
藤兵衛「おう!任しとけ!」

仮面ライダーは藤兵衛にリンディを預けるとサイクロンを降り、こちらに向かってくる戦闘員の一団に向け、挑んでいった。

旧1号「トォ!トォ!!トオォォォオ!!」

ライダーは圧倒的な力で戦闘員達を蹴散らしていく。
そこに、優しかった猛の姿はなかった。
そこにあるのは敵を叩き潰すため、怒りの力で敵をなぎ払う戦士としての姿だったのだ。
リンディはそんなライダーの姿に隠しきれない恐怖を抱いた。

リンディ「う…嘘よ…あれが猛さんだなんて…」
藤兵衛「猛さ…本郷猛、仮面ライダーだ…」
リンディ「なんで…なんで猛さんが…あんな…」
藤兵衛「…君には、話しておくか…」
リンディ「え?」
藤兵衛「猛が…あいつがあんな姿になってしまった理由をだよ…」

藤兵衛はリンディに猛がライダーになったいきさつを話し始めた。

本郷猛
知能指数600、スポーツ万能、そして世界に通用するほどのオートレースの腕を持った優秀な男であり、誰もが彼の未来に期待していた。
だが…その未来は理不尽に奪われた…

【ショッカーアジト】
本郷「う…うぅ…」

本郷は冷たい手術台の上で目を覚ます。そして手術台の周りは白衣を着た怪しげな者達によって囲まれていた。

本郷「ここは一体どこだ?…俺を自由にしろ!」

すると何処からとも無く怪しい声が聞こえてきた。

ショッカー首領「本郷猛!ようこそ我がショッカーに来てくれた」
本郷「ショッカー…一体何のことだ!?」

…………

本郷はバイクテクニックの訓練中にショッカーに捕まり、強制的に改造手術を受けたのだ。
本郷は辛くも脳改造前に脱出に成功するものの、改造された身体はもう二度と元に戻ることはない…
だが猛はその哀しみを背負ったまま、ショッカーと戦うことを決意し、「平和の使者」仮面ライダーとして、人々を守るためにショッカーと戦うことを決意したのだった。

藤兵衛「これが…あいつが化物になっちまった理由だ。」
リンディ「酷い…酷すぎるよ…そんなの…」

リンディの目から大粒の涙が零れ落ちる。
さっきまで抱いていた恐怖はもう微塵も残っていなかった。
今あるのは人ならざるものにされてしまった本郷を思う気持ちだけだった。

藤兵衛「ありがとな…あいつの為に泣いてくれて…」
リンディ「だって…だって…」

藤兵衛はリンディにハンカチを渡す。

藤兵衛「あいつを、恐がらないでくれよ。あいつはあんな機械同然の姿になっても、心はどうしようもないぐらい人間なんだ。
だから、あのように敵を倒し続けている時でも、本当は泣きたくてしょうがないんだ。
だが、あいつはそんな哀しみになど負けず、命を懸けて戦っている。
そんなあいつをどうか…恐がらないでやってくれ…!」
リンディ「うん…うん!」

リンディは藤兵衛から受け取ったハンカチで溢れ出る涙をふき取った。
一方ライダーは…

(BGM レッツゴー!ライダーキック!!(歌無し))
旧1号「トオォォオ!」
戦闘員「イイイイィ!」

圧倒的な力で戦闘員達を一人残らず全滅させていた。残るはアリジゴク男ただ一体である。

アリジゴク男「おのれライダー…」
旧1号「最後の勝負だな!来い!!」
アリジゴク男「何を!貴様こそここで死ね!!」

アリジゴク男は刃物のように鋭い両腕を振り上げ、ライダーに襲い掛かる。
だがライダーは簡単に攻撃を受け止め、巴投げでアリジゴク男を投げ飛ばす。
そして怯んだアリジゴク男にキックやパンチを叩き込み、相手の戦闘能力を削いでいく。

旧1号「ライダアァァアパアァァァンチ!!」

そして胸部にライダーパンチを叩き込み、殴り飛ばした。

アリジゴク男「お…おのれえぇ…ならこれでどうだ!!」

アリジゴク男は地中に潜る。
そしてその直後、ライダーの足元に巨大な流砂が出現した。

旧1号「おお!?」
アリジゴク男「ライダー、そのまま沈んでしまえ!」

ライダーの体は少しずつ流砂の中に沈んでいく。

リンディ「いけない!」

リンディはバリアジャケットを装着し、羽を開いて空に舞い上がる。
そしてデバイスから魔力のワイヤーをライダーに向け発射した。

リンディ「それにつかまって!!」
旧1号「おお!!」

ライダーはワイヤーをつかむ。

リンディ「うおりゃあぁぁぁぁあ!!」

リンディは力一杯ワイヤーを引っ張り、ライダーを引き上げた。

旧1号「すまないリンディ!」
リンディ「これくらい、どうってこと無いわ!」
旧1号「よし…!」

ライダーは五感を研ぎ澄まし、地に潜ったアリジゴク男を探す。
そして、ライダーはアリジゴク男の位置を捉えた。

旧1号「あそこか!?」

ライダーはワイヤーから手を離し、キックポーズを取って急降下する。

旧1号「ライダァァァァァキィィィィィック!!」

そしてライダーはアリジゴク男が潜む地面に向け、止めのライダーキックを叩き込んだ。

アリジゴク男「キキイィィィィィイ!!」

アリジゴク男は地面から飛び出し、爆発した。

(曲終了)

リンディ「やったぁ!!」
藤兵衛「よっしゃあ!!」
旧1号「…」

ライダーは変身を解除し、本郷の姿に戻る。

本郷「終わったか…」
リンディ「猛さん!」
本郷「うお!?」

リンディは本郷に飛びつく。

リンディ「ありがとう猛さん…ありがとう…」
本郷「リンディ…俺が恐くないのか?」
リンディ「…」

リンディは猛から離れる。

リンディ「…変身して戦ってる猛さんを見たときは、はっきり言って、恐かったわ…ごめんなさい…」
本郷「構わないさ、それが普通だ。」
リンディ「でも、聞いちゃったから…猛さんが、改造人間になった理由…」
本郷「む?」
藤兵衛「すまんな猛…この娘に、お前のことを分かって欲しかったもんだから…つい…」

藤兵衛は本郷に頭を下げる。

本郷「良いですよおやっさん、頭を上げてください。」
リンディ「あたし…決めた!」
本郷、藤兵衛「え?」
リンディ「あたし…ミッドに帰らないで、ここに残ってショッカーと戦う!」
藤兵衛「な、何だって!?」
本郷「リンディ止めろ!後戻りが出来なくなるぞ!」
リンディ「そんなの、猛さんからショッカーの事を聞いたときからできるなんて思ってないわ!」
本郷「しかしだな!」
リンディ「それに、ショッカーを放って置けば、地球は間違いなく壊滅するだろうし、それに、猛さんみたいな人達が増えるのは私も嫌よ!」
本郷「うう…」
リンディ「それにショッカーのデータもあたしのデバイスに記憶してあるわ、これを送れば上層部だってきっとショッカーの危険性を分かってくれる。
その壊滅のためにSランクであるあたしが地球に残っても、誰も文句は言わない筈よ!」
藤兵衛「しかしだなぁ…」
本郷「ふう…」

本郷は右手でリンディの頭を撫でる。

リンディ「わっ!?」
本郷「仕方がないな…分かった、俺と共に戦ってくれ。」
リンディ「猛さん…」
藤兵衛「おい猛!」
本郷「リンディは、流砂に吸い込まれそうな俺を助けてくれました。敵に捕まりはしましたが、俺がいった通り足手まといにはならなかったはずですよ。」
藤兵衛「そりゃそうだが…」
本郷「彼女はきっと、俺達に勝利をもたらす女神になってくれますよ。」
藤兵衛「うーん…まぁ、お前がそこまで言うならしょうがないな。ワシも許そう。」
リンディ「ありがとうございます!」
藤兵衛「その代わり、ワシの喫茶店でアルバイトしながら生活するんだ。なにしろ家の店はまだ少し人手が足りないからなぁ…」
リンディ「はい!…♪」

リンディは本郷に手を差し出す。

本郷「ん?」
リンディ「握手です。これから共に戦う仲間でしょう?」
本郷「…そうだな。」

本郷も手を差し出し、二人は再び握手する。
そしてここから、リンディと仮面ライダーの戦いが始まったのであった…

【ハラオウン邸】
リンディ「んん…ん?」

リンディはハラオウン邸にあるソファの上で目を覚ました。

リンディ「うぅーん…ああ、寝ちゃったんだ…昨日遅かったしなぁ…」

リンディは眠そうな目を擦る。

リンディ「それにしてもあの日のことを夢見るなんて、あたしも歳ねぇ…
そういえば最近直接皆に会ってないわね…たまにはミッドに行って皆と飲もうかしら?」

目を擦り終えたリンディはソファから立ち上がり、エプロンを巻く。

リンディ「さてと、今日の夕食はあたしが作るぞ!」

リンディは張り切ってキッチンに向かった。

そしてその頃…

【機動六課隊舎】
スバル「うわぁ…」
ティア「これがあたし達の新デバイス…ですか?」
シャーリー「そうでーす♪設計主任あたし、協力、なのはさん、フェイトさん、レイジングハートさんとリィン曹長!」
ティア「はぁ…」

スバルとティアナは、自分達の新デバイス、「マッハキャリバー」と「クロスミラージュ」を譲与されていた。

エリオ「ストラーダとケリュケイオンは、変化無しかな?」
キャロ「うん…そうなのかな…」
リィン「違いまぁす!」

リィンはエリオの頭上に飛んでくる。

リィン「変化無しは外見だけですよ!二人はちゃんとしたデバイスの使用経験が無かったですから、官職に慣れてもらうために、基礎フレームと最低限の昨日だけで渡してたです。」
エリオ「あ…あれで最低限!?」
キャロ「ほ…ほんとに?」

リィンは次に新人四人の中心に移動する。

リィン「皆が預かる事になる四機は、六課の前線メンバーと、メカニックスタッフが、技術の粋を集めて作った最新型、部隊の目的に合わせて、それにエリオやキャロ、スバルにティア、個性に合わせて作られた、文句なしに最高の機体です!
この子達は皆、生まれたばかりの状態ですが、色々な人の願いや思いがこめられていて…一杯時間をかけて作られたです!ただ単に道具や武器と思わないで、だけど性能の限界まで思いっきり使ってあげて欲しいです!」

この後もリミッターなどの話が続くのだが、作者は空気を読みたいため、失礼だが省略させていただく。

そしてリミッターについての説明が終わった後、警報が鳴り響いた。

なのは「!?」
スバル「このアラートって…一級警戒態勢!?」
なのは「グリフィス君!」

モニターにグリフィスが映る。

グリフィス「はい!教会本部から出動要請です!」
はやて「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィス君!こちらはやて」

次は別のモニターに聖王教会に居たはやてが映る。
はやての連絡はその場にいたなのは達だけではなく、
教会にはやてを送り届けた帰りのフェイトにまで行き渡っていた。

なのは「うん」
フェイト「状況は?」
はやて「教会騎士団の調査部で追ってたレリックらしきものが見つかった。場所はエーリム山岳丘陵地区。対象は山岳リニアレールで移動中」
フェイト「移動中って!」
はやて「うん」
なのは「まさか…」
はやて「そのまさかや内部に侵入したガジェットのせいで車両の制御が奪われてる。リニアレール車内のガジェットは最低でも30体。大型や飛行型の未確認タイプも出てるかもしれへん。いきなりハードな初出動や。なのはちゃん、フェイトちゃん、行けるか?」
フェイト「私はいつでも」
なのは「私も」
はやて「スバル、ティアナ、エリオ、キャロ!皆もオッケーか?」
新人四人「はい!!」
はやて「よし、念のため、皆には津上さんも一緒に同行させる!アギトと連携して、レリックを確保して!」
全員「了解!」

なのは、フェイト、新人達は即座にヘリポートに向かい、ヘリに乗り込む。
ヘリの内部には既に翔一が待機していた。

なのは「津上さんは、新人達と協力して、内部のガジェットを一掃して頂戴。」
翔一「任せて!そんなの朝飯前だよ!」
なのは「うふ、頼もしいわね。」

翔一は新人達に向き直る。

翔一「今日は数が多いから、皆の護衛はしていられないけど、大丈夫だよね?」
スバル「はい!」
ティア「自分の命は自分で守ります!」
エリオ「心配しないでください!」
キャロ「あたし達だって、ちゃんと訓練は受けているんです!」
翔一「よぉし!」

翔一は四人の頭を撫で回す。

エリオ「うわぁ!?」
ティア「つ…津上さん!?」
翔一「そんなに元気なら大丈夫だ!俺の先輩達も、君達を見たらきっと「頼もしい」って言って、褒めてくれるよ!」
キャロ「せ…先輩達って?」
翔一「…」

【1988年 正義の系譜事件内にて】
V3「…戻る時が来たようだ。」
アギト「会えて…良かったです!」
BLACK「例えほんの少しでも…」
1号「いや…いつかまた必ず会えるさ!」

………

スバル「津上さん?」
翔一「あ、なんでもないよ!早く終わらせて、皆に特別メニューを作るから、皆、無事に帰ってきてね!!」
新人四人「はい!!」

そして今ここに、新世代の魔導士達と、新世代のライダー達の戦いが、幕を上げようとしていた…

(仮面ライダーの歌(映像・旧1号編))
嵐と共にやって来た 誰だ!誰だ!悪をけちらす嵐の男

仮面ライダー 正義のマスク

「まわせ!吹かせ!エンジン吹かせ!スピード全開!サイクロン!」

怒りを込めてぶち当たれショッカーどもを ぶちのめせ

ライダー ライダー 仮面ライダー

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2007年08月12日(日) 12:35:20 Modified by beast0916




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