リリカルスクリーム3話

「あれかぁ…随分劣化してるみたいだが見た感じ致命的な損傷は負っちゃいないな…ん…?」
スタースクリームは戦艦の出入り口を塞ぐように待ち構えていたシグナムとフェイトを
確認するとジェットブースターの轟音を巻き起こしつつ人型にトランスフォームした。
「なんだぁお前達はぁ?さっさと退かねぇかこのアリ共が!」
「喋った!?…私は時空管理局…」
「退けと言っているのが聞こえないのかこのノウタリンめ!」
物言わぬ単なる機械だと思っていた相手にいきなり罵倒されて思わず面食らい
それでもなお形式的に名乗ろうとしたフェイトだったが相手に聞く耳は全く無いらしかった。
「では単刀直入に聞こう。貴様は何者だ。何の目的でこの世界に来た。」
思わず押し黙ったフェイトを見かねてシグナムが代わって問い詰めた。
「俺様はスタースクリームだ!デストロン軍団のリーダーになる男だ!よ〜く覚えとけ桃色羽虫!」
「軍団だと…?聞くが君以外の構成員はどこに居るのかな?」
シグナムはスタースクリームのあからさまな挑発を無視するとなお問い詰めた。
「お前らの真後ろだよ!」
スタースクリームは言うが速いか腕に装着されたナルビームをぶっ放した。
ドゴォォオン!轟音が辺りに響いた。
「クッ…。いきなり撃ってくるとはな…。」
防御魔法を発動させて防いだシグナムとフェイトは反撃を叩き込むべくそれぞれ
愛用の斧型デバイス・バルディッシュと刀型デバイス・レヴァンティンを構えた。
しかし…。「いない…?しまった!」
「ハッハッハッあばよノロマども!」
もとよりスタースクリームにシグナムやフェイトとやりあう気などなかったのだ。
爆発に一瞬二人が面食らった隙にスタースクリームは戦闘機形態にチェンジすると戦艦の奥深くへ飛び去ってしまったのだった。
「よし、邪魔が入る前にカギを閉めて置かなくてはなぁ!」
スタースクリームは戦艦の通路の壁に設置されたかろうじて形が残っているコンソールを叩いた。
「不味い…防御機構が働いたらしいね。」
分析したエイミィが渋い顔をした。
「破れないの?フェイトが心配そうに質問する。」
「物理的なバリアーだから破れないってことは無いよ。でも時間がかかるかなあ…。なのはちゃんは到着までまだ少しかかるし…。」
その頃戦艦の内部では…
「ハッハッハッ!こいつは予想以上だ!笑いが止まらないぜ!」
大小無数のトランスフォーマーの残骸を目の前にしたスタースクリームが高笑いをしていた。
スタースクリームはフリーズ状態に在ったコンピューターを再起動すると命じた。
「コンピューター。片っ端からリペアーするんだ!」
「了解です。タチバナのオヤッサン…」
「周りを訳の解らん人間どもに囲まれてるんでな。なるべく迅速に頼むぞタケシ君…」
そして…
「ごっつんこー!」
「チョッキンなー!」
「ぎっちょんちょんの(下の口)ぶらーー!」
「おっ!体が動くぞ!?」
「いや〜!お肌にヒビがぁ〜」
「マックス、ラジャー!」
「おも〜い。」
「なんでテメェが俺の上に乗ってるんだぁ?」
トランスフォーマーの残骸が次々と息を吹き返していく。

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2007年06月15日(金) 16:46:07 Modified by beast0916




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