リリカルスクリーム9話

「どうやら蝋燭の最後の輝きという奴だったらしいな…。」
「改めてエイミィ。奴らの戦艦がどこに転移したのか解らないか?」
「そ…それが…第97管理外世界…なのはちゃんたちの世界に…。」
「な…なんだって!?」
「えっ!?」
「やはり無理にでも阻止しておくべきだったか…。」
エイミィの報告を聞いてクロノ達の顔が青くなった。
「とりあえずみんなアースラに戻って。今後どのように行動するかを話し合います。」
「…了解。リンディ提督。」
リンディの呼びかけに従ってクロノ達はアースラに帰還していった。
その頃…なのはの自宅である喫茶翠屋やアースラクルーが拠点としている
マンションなどが存在する第97管理外世界の海鳴市は
謎の地震に見舞われていた。それもそのはず。海鳴市のはずれに位置する
国守山の地下深くに今まさにデストロン軍の巨大戦艦ネメシスマーク兇
転移しようとしていたのである。
「おい!どこかの小惑星の中にでも転移したんじゃねぇだろうなぁ…?」
「うろたえるんじゃない!報告を待てば解ることだ!」
ネメシスマーク兇諒式待機ブロックで外の監視カメラから送られてきた一面
真っ暗な地下洞窟の映像を見て不安そうに呟いたデストロンの古参兵にして追跡者軍団
スゥイープスのリーダー・スカージを同じく古参兵の航空参謀・サイクロナスがいなした。
「のわ〜、揺れるんダナ〜!」
「わあ!こんなところで倒れんといて下さい〜!」
「ワイらみんなぺしゃんこになってまうがな!堪えてギガストーム様!」
さらに別のブロックでは転移の際の振動で足元がおぼつかない通常のトランスフォーマーを
遥かに上回る巨躯を誇る破壊大公・ギガストームをその手下…サイボーグ蜂に変形する
トランスフォーマー・ダージガンとサイボーグラプトルに変形する
トランスフォーマー・スラストールが必死に支えていた。
「全く相変わらずねあんた達…私はスーパースタースクリームに状況がどうなってるか聞いてくるから。行くわよマックスビー。」
「マックス、ラジャー。」
サイボーグ鮫に変形するトランスフォーマー・ヘルスクリームはため息を付くと
彼女…もとい彼の忠実な部下であるサイボーグ犬に変形するトランスフォーマー・マックスビーを
従えて部屋を出て行った。
「あーあーあー、マイクテストマイクテスト。転移シークェンス終了。転移完了したらしいぞ〜。」
サウンドウェーブがマイクごしにがなりたてた。
「上手く地下の空洞へのワープには成功したようだな。しかしだ…」
「なんとかならねぇのかよこいつ等ぁ!」
スーパースタースクリーム、ノイズメイズ、サウンドウェーブの三人が控えている
ブリッジの床と壁は異変を察知してどこからともなく現れた小型ランブルの群れで溢れ返っていた。
そのとき
「おいお前達そうはしゃぐなよ。」
「ボスたちが迷惑してるだろ。」
「さあ早く。お母さんたちの居る区画に戻るぞ。」
こんな声とともに突然穴が開いたブリッジの天井裏からメカカブトムシ、メカクワガタムシ、そしてメカバッタが現れて
次々と人型にトランスフォームした。彼等こそがビルドロン・スタントロンなどと
並ぶシャープネル・キックバック・ボンブシェルの三体からなるデストロンの古参兵・昆虫部隊
インセクトロンだ。
「すみませんねえ。すぐ連れて帰りますんで。」
シャープネルが申し訳なさそうに言った。どうやらランブルは彼らの指示には
大人しく従うらしかった。
「さっさと連れてけ!子分の世話ぐらいきっちりやれよ全く。」
「貴様が持ち込んだのだろうが!」
偉そうにシャープネルを叱りつけたノイズメイズにスーパースタースクリームが声を荒げた。
「失礼します!」
その時ブリッジのドアが開き、二体のトランスフォーマーが現れた。一人は不機嫌そうな顔を隠さない
スタースクリームだった。そしてもう一人は…なんと、コンボイそのものの姿をしているではないか。
サイバトロンの象徴ともいうべき彼がなぜこんなところに…?

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2007年06月15日(金) 17:00:27 Modified by beast0916




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