真祖海鳴に行くの巻中

時空管理局本部
「アラヤ、蒼崎、27祖、ロードヴァンパイア、バチカン埋葬機関、王立国教騎士団、魔術協会・・・そして真祖。」
モニターを眺める二人の提督レティ・ホワイトR・・・じゃなくてロウランとリンディ・ハラオウン、第97管理外世界に存在する。
魔法的存在などの映像だ。
「あの世界に魔法技術が?」
「ええ、そうよリンディあの世界の魔法は裏に潜ったけど細々と続いているわ・・・そのおかげであの世界に派遣した
管理局の武装隊や魔道士が次々と討ち取られていったわ。」
「そんなにすごいのですか?」
驚いたリンディはレティに問う。
「ええ、其の通りよ・・・特に酷い例はこれ。」
レティがモニターを操作すると初老と思しき男が移っていた、その周りには彼によって倒されたと思われる多数の職員がいた。
リンディはその顔に見覚えがあった。
「死徒27祖第4位キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ、通称「魔道元帥」。」
それにはっとするリンディ、以前あるロストロギア回収に向かった際にリンディは彼と遭遇したことがあったのだ、しかし其の時は何もなく、
危機に陥った自分を助けたのだ。
「独自で世界移動する魔法道具を所持、数多くの世界で管理局と衝突したわ、その理由はなんだと思うリンディ?」
レティの問いにリンディはその問いを思い浮かぶ事はできない、それにレティは皮肉めいた口調でその答えを言った。
「『気に入らない』のだと。」
「は?」
文字通り口をアングリとするリンディ、そらそうだ管理局を襲うのは明確的な敵対意識をもって襲い掛かる(例えば自分達の利益保護、もしくはテリトリーに踏み入った侵入者に対する防衛)のが恒例だが「気に入らない」という
理由で管理局を襲い掛かる人なんて初めて聞いたのだ。
「しかし、これは初めて聞きました・・・これだけのする人物が何故手配されないか・・・。」
「本来なら彼は間違いなくブラックリストに載る存在だけどねぇ、いるのよ・・・彼をリストに載せない為に働きをかけている連中が。」
レティは困った顔で言ってそれらの連中と呼ばれる人達を挙げる。其の答えにリンディは呆然とする。確かに彼を擁護する人は極めて少ない、
しかしそれらの人々は・・・
「ぜ、全員エースクラスや教導団や果ては将官クラスまで・・・どうなっているの!」
「彼は世界を渡るたびに弟子を取っているわ、大体は過酷な試練で廃人になるけどそれらの試練を乗り越えた人達が管理局に入局する事があるわ、
そして入局した人達は多方面で多大な戦果をあげているから、そういった連中の意向を無視するわけにはいかないし。」
両手を広げ処置無しのジェスチャーをするレティ、そしてモニターを操作し一人の女性を移す、その女性はリンディですら感嘆するほどの美人なのだ。
「アルクェイド・ブリュンスタッド、さっきの述べた死徒と正反対の存在真祖とよばれる吸血鬼・・・保持スキルは「空想具現化」上層部が目を付けている、
上手くいけばその能力をこちらの利に回す事が出来るとね。」
「そうですか・・・しかし・・・。」
リンディにしても嫌な任務だった、別段敵対もなにもしていない女性に対して勝手な理由を付けて拘束しなければならないのか、それを察知したのかレティは言う。
「貴方の気持ちはよくわかるわ・・・だけどこれも仕事・・・例え納得がいかなくても私たちは管理局の職員。」
「ええ・・・。」
「場合によってはなのはさんも出動待機させといて。」
「了解しました。」
レティとリンディは知る由もなかった、管理局が極秘裏に着目していた地球において科学が発展する事によって
その存在を失った者達や魔法などが最後の楽園を築きあげ生活をしている場所に対する制圧作戦を・・・
そして二人とも知る由もなかったアルクェイド・ブリュンスタッドがどんな存在なのか。

真祖海鳴に行くの巻(多分中かな?)

―――海鳴
「ここの名所どこにあるのか教えてくれない?」
すごく美人だ、金髪のショートにルビーを髣髴とさせる紅い目、そしてモデルと思えるほどのスタイルそれを引き立たせるシンプルな服装
・・・溜息がでそうだ。高町なのはは声を掛けた主に対してそう思った・・・がその問いを答えようとした。
「う〜〜〜んと、あ、翠屋っていうとっても美味しい喫茶店があるのですがどうでしょうか?」
そうすると女性は少し考え込むと
「あ、そうね・・・朝ごはんそんなに食べなかったし、丁度お腹が空いたわ。うん、どこにあるのか教えて。」
大人なのに子供と髣髴させる笑顔で答えた。それに一瞬見とれるなのはだが
「あの、駅前にあるので一緒に行きませんか?」
すぐに答えた。
「それじゃ行こうか。」
二人は感じていた相手がただの人ではないということが
(でもこの人から強い力を感じる・・・魔法?いや違うけど何か純粋な力・・・昨日感じたあの力?)
(この子・・・全身から強い魔力を感じるわ・・・魔法使い?いや違う此の世界の魔法使いが増えたとは聞いたことはないわ。)

(ま、いいか。)
いいのか?

「あ、あの私は高町なのは・・・なのはって呼んでください、お姉さんの名前も知りたいな。」
「私の名前はアルクェイド・ブリュンスタッド、アルクって呼んでも良いわよ、なのはちゃん。」
そして二人は翠屋に到着する間にも色々と話をした、どこから来たのか?とか日ごろはどんな暮らしをしているのか
極めて他愛ない会話だった、そして翠屋に到着する二人

「ただいま〜お父さん、ちゃんと買い物行ってきたよ。」
「あ、なのはお帰りなさい。」
だが声を掛けたなのはの父、士郎はなのはと一緒に入ってきた女性に平静を装っているものの内心仰天した。
(し、真祖の姫君!まさかねぇ)
そう思ったのが束の間。
「あ、この人アルクェイドさんって言ってさっき知りあったのだけど・・・。」
(嘘〜〜ん)
その道の仕事をしていた高町士郎・・・かつて護衛対象を巡ってあの七夜黄理やナルバレックとガチで殺りあった事もあり一応は埋葬機関、
死徒や真祖の事は知っているのだ。まぁそれをおくびに出さずに「いらっしゃいませ〜」といいメニュー表をアルクェイドに渡しなのはに
接客するように言った。
「へぇ〜結構いい店じゃない、それに感心するわ、小さな子供でもしっかりと自分の店を紹介して仕事するなんて。」
アルクェイドの店の印象とそして自分が褒められたことにより機嫌がよくなるなのは。そしてなのははこの店自慢のメニューを言う。
「アルクさん、カレーはどうですか?ただのカレーじゃなくて一から仕込んだ自慢のメニューなんですけど・・・。」
それに対してアルクェイドは一瞬にして断った。
「そのカレーは尻が大きいシスターに薦めたほうがいいわよ。」
「え?誰ですかそれ、アルクさんのお友達ですか?」
「まぁそういう(殺しあう)仲ね・・・う〜んじゃAランチにアイスティーにデザートはショートケーキあ、大蒜は省いといて。」
「ありがとうございます。」

―――デリー
「ブエックション!!」
「どうしたのシエル、風邪でもひいた?」
「いいえ、メレム私は健康そのものです、というわけでカレー特盛を10人分。」
「・・・アンタどこまで喰うの。」
「経費は全部ナルバレックに押し付けているので大丈夫です。」
「おいおい。」

ランチタイムを過ぎた辺りなのか翠屋はあまり人がいないのかアルクェイドはなのはと一緒に話していた、そして・・・
「アルクさん・・・。」
「ん?どうしたのなのはちゃん急に真顔になって?」
「友達になれますか?」
アルクェイドは二つ返事で答えた。
「うんいいわよ。」
「本当?ありがとうございます。」

―――八神の家
「あれ?ここは二階の部屋?おかしいなぁ私はさっきリビングにいたはずやけど・・・。」
はやては自分が置かれている状況は分からなかった、がどうやら下がなにやら騒がしいそしてはやては耳を疑った、
其の声は事故で死んだはずの父や母そして・・・
はやては衝動的に車椅子から飛び出した、こけると思ったが足はしっかりと地に着いていた。
「え?何で・・・まぁええや。」
はやては階段を降りリビングに降りるそこには・・・
「はやて(ちゃん)」
と7人と1匹の自分の呼ぶ声があった・・・死んだはずの父はシグナムと将棋を打っている、リィン兇呂修譴鮓ている、
死んだはずの母はシャマルに料理を教えながら食事前にアイスを食べようとするヴィータを注意する、ザフィーラは居間に寝そべっている、そして・・・
「はやて。」
「リィン?」
目の前には病魔に身を蝕まれる自分の身を案じ消える事を決意し消えてった闇の書の意思リーンフォースがいた。
「な、なんで?リィン?」
はやての問いにリィンは不思議そうに答える。
「なんでといいましても私たちは家族じゃありませんか。」
リィンは微笑みながらはやての頭を撫でる。
「あ、ずりぃぞリィン、私だってはやての頭なでるぞ。」
「私も撫でるですぅ〜。」
それを見たヴィータとリィン兇發呂笋討剖遒唄鵑襪箸呂笋討瞭を撫でる。
「こらこらヴィータちゃん、リィン兇舛磴鵑呂笋討迷惑しているでしょ。もうすぐ御飯だからお皿を並べて。」
母の声に従いヴィータもリィン達も夕食の準備をする、そして夕食机をぐるりと取り囲むように8人は座り
(ザフィーラは床・・・哀れ)談笑をしながら夕食を取る、現実には起こることは在り得ない事、父も母もリィンも皆笑いあい御飯を食べる、
そしてリィンと一緒にお風呂に入り自分の部屋に戻った。そこには一人の少女がベッドに座っていた。青い髪を結ぶ大きな黒いリボン、
黒いゴスロリ衣装に身を包む不思議な少女だった。だがはやては直感した此の子は・・・
「レン、貴方が見せてくれたの?」
レンは素直に頷いた、シフォンケーキのお礼という事だろうか。
「ありがとう、確かにこれが私の望み・・・やった・・・でもなぁ〜何時までも過去に囚われてはあかんねん、今の私は十分幸せや確かにリィンも父さんも母さんもおらんやけど家族もいるし親友もいる、せやから私は未来を見つめたい。」
「いいの?それで本当に?」
滅多に喋らないレンは不思議そうに話した。
「うん、でもありがとなレン、いい夢みさせてくれて。」
はやてはレンの頭を撫でた、そして眩い光がはやてを包みそして―――

「ん?目ぇ覚めたか。」
はやては目を覚ます、同じく膝上で眠っていたレンも目を覚ました。
「今何時・・・って5時!!!うわぁ・・・今から夕飯の支度しても遅ぅなるなぁ、まぁありあわせの物でなんとかするか。」
そしてはやては夕食を作ると共に、レンに猫まんまを与える。
「これしかないけど我慢しぃや〜。」
とレンに言ったが、レンは美味しそうに猫まんまを平らげた。
「レン、お風呂一緒に入るで〜。」
はやては意地悪そうな顔をしながらレンを抱き上げた、それにレンは首をフルフルフルと横に降りもがこうとするが。
「ちゃんと体は清潔にせなあかんでぇ。」
といわれ強引に湯船にドボン!・・・ああ、レン哀れ・・・

―――ホテル
「う〜〜ん、今日は楽しかったな。」
アルクェイドは今日を振り返りながら呟いた、あれからあの「翠屋」という喫茶店でアルクェイドとなのはは話こんでおり、
さらにその友達であるアリサとすずかと言う少女がやって来た事により話は盛り上がり気付くと夕方になっていた。
そしてアルクェイドは明日なのは達が海鳴の名所に連れて行く約束をしたのだ。
「レンは見当たらないけどまぁいいか。」
いいのかおい?
「それにしても・・・。」
不思議よね・・・ほんの数年前はアルクェイドが今のアルクェイドを見たらどう思うのだろう?朱の月がみたらどう思うのだろう
・・・志貴との出会いが自分をここまで変えるなんて・・・だが悪くはなかったむしろぽっかりとあいた何かの穴を埋めることがとても心地よかった。
「でもなのはちゃん・・・あの子は一体なんだろう?協会の子とは到底思えないし、敵意もこれといって感じられなかったし。」
そう思った時である、
(この感覚・・・結界?)
一瞬夜景を彩っていたビルが歪み、星空が雲に覆われたように暗くなった。
(人の気配が消えた・・・それにこれだけの広域結界張ることが出来るなんて一体・・・)
今日出合った少女の顔が一瞬思い浮かぶが否定する。
(これだけの結界張れるとしたら・・・爺や・・・いやあんな回りくどいことはやらない・・・聖杯戦争・・・はこの前終わった
 ・・・祖は此の地にはいないはず・・・。)
そしてもう一人のニート月姫と魔眼殺しですら封じることができなくなった魔眼を抑制する為の薬を作ってもらった
その従者である薬師そしてあの胡散臭いスキマ妖怪・・・
(ありえない・・・あんな事をする理由はまずない・・・)
思考するが彼女の答えは簡単だった。
「まぁいいや、地上に降りて調査するか。」
そして彼女はめんどくさいのか最上階のスイートルームから地上に降り立った。そして彼女は何かを感じた。
「魔力反応?」
彼女は反応する場所に向かった、場所は公園の広場そして彼女が見たもの・・・それは恐竜を髣髴する巨大なトカゲだった。
「竜種?じゃないみたいね・・・かといって誰かの使い魔ではない・・・。」
その大きなトカゲはアルクェイドを確認すると大きな口と開け牙を見せ飛び掛ったがアルクェイドから見れば欠伸が出るほど遅かった、
攻撃をかわすまでも無く爪の一振りで巨大トカゲを切り裂いた。
「呆気ないね。」
そう呟くアルクェイドは真っ二つにしたトカゲに寄った。
「え?宝石になった?」
そのトカゲは青い宝石になった、それを拾い上げるアルクェイド
「何だろこれ?強い魔力を感じるけど・・・。」
そう思いつつ彼女は言った、彼女は感づいていた何者かが自分達を取り囲んでいたことを。
「誰かいるんでしょ、出てきなさい。」
そしてアルクェイドを多数の男が囲んだ、男達の手にはそれぞれ杖が握られていてそれをアルクェイドに向けられていた、
そして隊長格と思える黒尽くめの少年が現れこういった。
「アルクェイド・ブリュンスタッド・・・手に持っているものを大人しく渡せば危害を加えない。」
「お断りね、それを渡しただけで大人しく引き上げるとは思えないし・・・それに貴方達は誰?
 魔術協会や埋葬機関の人間ではないようね・・・。」
図星をあてられたのか一瞬詰まる隊長格の少年クロノ・ハラオウン、だが素直に答える。
「僕は時空管理局時空航行艦アースラ所属クロノ・ハラオウン。君の持っているものは捜索指定ロストロギア『ジュエルシード』
 それは他人が無闇に保持してはいけないんだ、そしてアルクェイド・ブリュンスタッド・・・少し我々と同行してもらいたい。」
「時空管理局・・・爺やと紫と永琳から聞いたことがあるわ、何でも時空間に色々とちょっかい出す組織と。」
「ちょっかいじゃない!世界のバランスを守る為だ。」
管理局の仕事を誇りにしているクロノにとっては看破できない発言だった。
「まぁいいわ、大方私の能力にでも目を付けているでしょ?」
「分かっているのなら話は早い、我々と来ていただけませんか真祖の姫君?」
「お断りよ・・・そこまでというなら、力ずくでやってみなさい!」
(紫や爺やのいった通りね管理局が祖の能力を着目している事は本当だったのね)
挑発めいた発言をクロノは受け止めそして従来受けていた指令をだす。
(本当は穏健的に済ませたかったのだが。女性一人にここまでとは・・・)
だが任務は任務素直に割り切る。
「目標を確保、多少傷を付けてもかまわない!」
隊員達はデバイスをアルクェイドに向け一斉に攻撃を仕掛ける。

―――アースラ
艦内は緊迫感に包まれていた、第1目標であるジュエルシードはすでの第2目標に確保されていること、そして局員が結界を維持し続け、
武装局員が目標を取り囲んだ。そしてモニターに写る目標を見てエイミィは見とれてしまった。
「うわ、めがっさ綺麗・・。」
「エイミィ、別のキャラが混じっているわよ・・・。」
「にょろ〜ん・・・って本当に目標はあれなんですか?」
「ええ、そうよ・・・。」
エイミィは真顔になって目標の解析を行うが、答えは「アウノウン」そうデータが無いのだ・・・。
「大丈夫ですかね?」
「大丈夫よ、少しはクロノを信じ・・・。」
だが解析を続けていたエイミィは仰天する、彼女の魔力反応がいきなり上昇したのだ。
「え?嘘なんなのこれ!」
そしてモニターに移る光景それは・・・


―――公園
(数はざっと20・・・隊長格を除けば大したことはないが残しておくと後々厄介・・・それじゃまずは外堀から潰す!)
戦闘モードに切り替え瞬時に状況分析する。
(敵の魔術は大したことはない、だが何発も喰らう気はない。)
瞬時に武装局員の前に出ると鳩尾に一発撃ち込み昏倒させる、確かに殺そうと思えばこの公園一体を瞬時に血の海に出来るが、
下手に殺してしまって志貴まで迷惑をかけるのは正直御免である。
(最低、骨の一本や二本は覚悟してもらう、状況判断が出来ていないうちにせめて8,9人は眠ってもらう。)
そして判断が出来ない隊員を一人撃ち上げる、クロノはアルクェイドが動き出した事を瞬時に悟り局員に散開するように指示をしたが、
動きは遅かった。そしてアルクェイドは局員をつかみあげるとまだ散開していなく固まっている局員にむけて投げ飛ばした、受身を取れずに局員は5人まとめて吹っ飛ばされた
・・・そしてアルクェイドは状況判断する。
(指揮官は優秀、だが部下は完全にそれについていけない・・・だが局地的に反撃を開始・・・予定が狂った。)
クロノにしても正直誤算だった、一つはアルクェイドの速さ、一つはアルクェイドの攻撃力・・・いわゆるデバイスなし大きな魔法は撃てまい、
よしんば撃てたとしても詠唱に時間がかかり其の間に攻撃を加える・・・単純な誤算であった。アルクェイドは死徒を狩るとき何を使ったのかそれを調べられなかった
自分に腹が立った(最も、アルクェイドが活動している時間は3年ぐらいしかなく、詳細なデータを保持しているバチカンや祖は管理局を嫌っていた。)
そう魔法を基準にして考えていたのだ、反撃を加えるが呆気なくかわされ彼女の魔力を少しこめた肉弾攻撃で局員は次々と倒れていく、本来なら多少の攻撃を防ぐ事が出来る
バリアジャケットもアルクェイドにとっては紙切れに等しかった、そして半数以上が戦闘不能に陥った事を確認するとクロノは指示を出した、局員では相手にならない・・・自分が相手になると。
「ふ〜ん、隊長が出ると言うことね。」
「正直君の事を誤解していた・・・本気で行かせてもらう!」
クロノは「スティンガースナイプ」を発動させる・・・誘導性を持った魔法弾がアルクェイドに襲い掛かる。アルクェイドは直撃寸前に空へ飛んだ、これもクロノの考えていたことだ、
「スティンガースナイプ」はあくまで囮にすぎない、狙いは・・・
「ブレイズキャノン!」
アルクェイドが飛べない以上、空中では機動を変えることは不可能・・・瞬時に計算し必殺の一撃を放つ、その光はアルクェイドを直撃した。
「やったか!」
クロノは思ったが・・・、突然首根っこを掴まれると地面に叩きつけられた。
「やるものね・・・ちょっと本気になっちゃった・・・頑張りなさい、次があるなら期待するわ。」
アルクェイドの服はただの服ではなく魔力を帯びた服でもある、ブレイズキャノンはたしの防御力こそ上回ったものの服の防御力により弱まりアルクェイド本体自体も魔力防御は極めて高く、
表面を焼いただけなのだ。アルクェイドの服は所々焦げており、肌も若干火傷を負っていたが彼女の回復力からしてみれば大したことはなかった、だがクロノはもうひとつ保険をかけていた、
もしブレイズキャノンがスカった時を想定した束縛式魔法「ディレイドバインド」、アルクェイドに多数の鎖が絡みつく・・・
「子供だと思っていたけど、やるものね、2段重ねのトラップを瞬時に張るなんてだけど・・・。」
アルクェイドが力を加えるとバインドは呆気なく千切れた。
「何!」
「悪いけど、鎖といった類はこっちも慣れているわ!」
結界外から近づく影をまだアルクェイドは知らなかった。

―――結界
「武装隊が苦戦しているわ、休暇中だけどスクランブルお願いします?」
リンディ提督の要請に従い、高町なのはは結果内にむけて出撃した。そして結界内に入ると目標を確認しレイジングハートを向けた。
アースラから回されたデータを見ると目標はかなり強い事が分かった。
(目標はかなりの魔力反応・・・反応性もかなり高い・・・なら!)
大体の目標を一撃で昏倒させるだけの威力をもたすことが出来る「ディバインバスター」の狙撃モード・・・ロック
(まだ目標は気付いていない・・・よし!)
「ディバインバスタァーー!!!」
ピンク色の魔法がアルクェイドに向けて放たれた。

―――公園
「大人しく引いてくれないかしら?命まで取らないわ。」
アルクェイドの問いにクロノはきっぱりと拒絶する。
「冗談じゃない。」
アルクェイドはクロノの誠実な目を見て感嘆するも、冷めた口調で言った。
「時々貴方達が解らなくなるわ、勝てないって分かっているのに、どうして自分から命を差し出すのかって。」
「まだ負けると決まったわけじゃない!」
クロノはデバイスをアルクェイドに向けるが通信が入る。
「クロノ!」
「エイミィ!」
「なのはちゃんがそっちに向かっている・・・早速ぶっ放すらしいよ!」
「分かった!」
クロノはもう一度「ディレイドバインド」でアルクェイドを拘束し、離脱する、アルクェイドにとって
バインドはほんのわずかな時間拘束出来るだけにすぎない。
「何度やったって無駄と言っているのに・・・どうしてこう・・・この反応!」
クロノにとっては時間稼ぎだった・・・そう・・・、それに気付いたアルクェイドは拘束を瞬時に
解くと突然の攻撃を回避する・・・だが離脱するさい左足だけ掠った。
(ダメージ・・・左足・・・修復可・・・完全修復まで121秒・・・動き若干低下・・・)
瞬時にダメージを計測する。
「あれはマスタースパーク?幽香?魔理沙?いや違う!」


そして二人はお互いを視認して驚いた・・・
「な、なのはちゃん!」
「アルクさん!」


そして海底では何かがうごめいていた

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2007年08月12日(日) 12:14:58 Modified by beast0916




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