clusterMakerプラグインはCytoscapeのノードとエッジ属性についてクラスタリングやビジュアルなクラスター作成を行う共通のフレームワークを提供します。clusterMakerの利用法の重要なものの一つとしては階層的クラスタリングあるいはk-meansクラスタリングを用いた発現データの解析をサポートすることがあげられます。他の例ではepistatic mapping (E-MAP) データの解析を含み、同様にタンパク質ファミリーネットワークのクラスタリングにより、予測したタンパク質ファミリーにノードを割り当てることなどがあります。
使用法:クラスター解析の実施と可視化
ClusterMakerプラグインは
Plugin Manager (1.3節参照)から利用できます (訳注:Analysisフォルダ内にあります)
- PluginsメニューからCluster->Hierarchical clusterを選択します
- ctrlキー (Macでは cmd キー) を使って3つのfold値データ (gal1RGexp, gal4RGexp, gal80Rexp) を選択します
- Only use selected nodes/edges for clusterをクリックしてチェックを外します (訳注:デフォルトでチェックが外れています)
- Create Clustersをクリックします
- Visualize Clustersをクリックします
これは標準的なクラスタービューであり完全なヒートマップが左にあります。選択したヒートマップは中間に表示され遺伝子名は右側に表示されます。
- Settings…をクリックし、コントラスト、色の階調、データ範囲を調整します
- クリックとドラックでヒートマップ上の行を選択します;Shiftキーとクリックでヒートマップ上の列毎に選択します
- 列を選択しMap Colors Onto Network…をクリックするとクラスターのヒートマップからヴィジュアルスタイルを作成し、ネットワーク上のデータのヴィジュアル化を行います
- ヒートマップ上で列を選択してMap Colors Onto Network…をクリックした場合、見たい列を選択するポップアップダイアログが現れます;3つすべてを選択してAnimate Vizmapをクリックします
- ここでズームアウトしてネットワークを見るとデータが生きているように見えるでしょう!このビューによりネットワーク上の“hot spots”が見つけられるでしょう。アニメーションを止めるにはStop Animationをクリックします。そしてVizMapperを使って元のビジュアルスタイルに戻してください。'''