- 田中禎人
- ジョブスのような世界を変える起業家の成功の裏にある苦しさや辛さや人間模様がこれでもかと言うぐらい詰まっている。自分が読んだのは起業して数年経ったあとだったため、自分ごとのように感じながら読めた。一言で表すと、「学びの多い一大ドラマ」。※選定者が影響を受けたのは英語版です。和訳とは解釈が異なる可能性あります。
- アップルコンピュータを創った男のビジネス史上最も偉大な第二幕
- カリスマの虚像と実像を追った「非公認」ノンフィクション
- コンピューター、映画、音楽という3つの産業に革命をおこした「ミスター・インクレディブル」の超過激な半生
- スティーブ・ジョブズは、世界最初の本格的パソコン、マッキントッシュを世に出し、世界中に熱狂的なMacファンを生み出した。しかし、自らスカウトした CEOジョン・スカリーとの争いの末、アップル追放の憂き目に遭う――。ジョブズの人生劇の最初の幕がそこで下りたとすれば、本書はその続き、「復活編」とでも題すべき「第二幕」を中心に描いた“非公認”ノンフィクションです。
- 大いなる挫折を味わったジョブズは、2つめの会社ネクストコンピュータと買収したCGアニメ映画制作会社ピクサーの経営を通じて「武者修行」をし、タフな経営者・交渉人としての手腕に磨きをかけました。その実績をひっさげ、経営難に陥った古巣アップルのトップの座に返り咲きます。そして、「偶像(アイコン)」復活で力を得たアップルは、iTunes/iPodで音楽ビジネスに乗り出し、再び世界を熱狂の渦に巻き込んでいます。
- これだけでも十分劇的な人生ですが、それをさらに彩るのが、ジョブズの波乱万丈の私生活。養子としての生い立ち、インドでの放浪体験や禅・菜食主義への傾倒、数々の女性遍歴、最初の娘への複雑な感情、実母や実妹との出会い、妻ロリーンとの結婚等々・・・。ジャーナリスト出身の2人の著者は、実名・匿名の関係者への取材をもとに、生身の人間としてのジョブズの生きざまに迫ります。
- コンピューター、映画、音楽の3つの産業に革命をおこした「ミスター・インクレディブル」。アップル追放後の、CGアニメ映画の開拓、アップルCEOへの復帰、そして音楽ビジネスへの参入などの「第2幕」を描いた評伝。
- アップルコンピュータの共同創立者スティーブ・ジョブズは、Mac(マッキントッシュ)によって熱狂的な支持を勝ち取ったものの、1985年、愛する「楽園」アップルを追放された。
- 本書は、大いなる挫折を味わったジョブズが、ひとり荒野をさまよいながらもCGアニメ映画という鉱脈を嗅ぎあて、さらには古巣アップルの「救世主」としてCEOに返り咲き、iTunes/iPod で音楽ビジネスの大変革をも巻き起こすまでの「第二幕」を中心に描いた評伝である。
- 自分勝手で短気、粗暴にして狭量でありながら、他人の才能を見抜き、その力を極限まで出し切ることを鼓舞できる稀有なリーダー。
- 起業家にして、マーケティングやデザインのセンスにすぐれ、超タフな交渉人でもある。デジタル世代のカリスマにして、大いなる矛盾の人、スティーブ・ジョブズの真実がこの1冊に描かれる。
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