有名人の本棚

• 好きすぎて何度も紹介したくなる絵本

■『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より
シンプルなモノクロの木版画に手書きの文字(作者の弟ハロルドによる)の本書は、70年以上も世界中で親しまれている。さみしく暮らす老夫婦はネコを飼いたくなり、おじいさんが旅に出る。丘のふもとでたくさんのネコに出会うが、1匹を選ぶことができず、とうとう、何十匹、何百匹、何千匹と、全部連れて帰ってくる。
このなかで一番かわいいネコは? ということをめぐり、激しくネコ同士は戦い、最後に1匹の小さなみにくいネコが残った。「地味でありふれたネコだから、戦わなかったし、誰からも相手にされなかった」というネコが、何百万匹のなかで一番かわいく育ち、老夫婦の家にあたたかさが加わった。
民話のような語り口とリズムが耳に心地よく、読んでいるうちにフレーズを歌にして口ずさみたくなってしまう。(か)
Copyright ペイパーウェイト・ブックス All rights reserved. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

■出版社 / 著者からの内容紹介
ねこを1匹ほしいおじいさんが、丘こえ谷こえ探しに出かけ、100まんびきのねこがいる丘を見つけました。世界中の子どもに愛され続けている絵本の古典です。

読んであげるなら：3才から
自分で読むなら：小学低学年から

• 緒川たまき

• 日経 WOMAN (ウーマン) 2009年 08月号

• 絵本
• 木版画
• 猫

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