NETellerは一般的に「ネッテラー」と発音するが、NETellerのサポート担当の中には「ネットテラー」と発音する人もいる。
http://www.neteller.com/


NETellerとは電子マネーサービスの一種で、インターネットで安全・簡単にお金をやり取りしやすくなる。
ロンドン証券取引所の新興企業向け市場（AIM）に上場。
NETellerで行われている決済の95％は、オンラインゲーミング事業関連の決済。

2005年5月に完全日本語化され、サイトもサポートも全て日本語となった。
それに伴い、いくつかの手続きも簡素化され、利用しやすくなった。
2005年第3四半期の収益は前年比3倍、顧客は105万人から223万人になっている。
2005年第4四半期は顧客が232万人。1日平均3197人がサービスに加入していた。

2006年10月2日、アメリカのオンラインギャンブル規制法案の影響で、株価が350ペンス→150ペンスに暴落。

NETellerの特徴

カード情報が拡散しない

クレジットカードなどで電子マネーを購入し、その電子マネーを使って決済を行う。電子マネーを使って買い物をする際は、NETellerアカウント番号のみを相手に伝えればよい。

決済のセキュリティ

正式な決済を行う場合、12桁のNETellerアカウント番号、6桁のセキュア番号、利用者自身が決めたパスワード、の3つが正しいものでないとログイン出来ない。さらに利用国を監視しており、登録した国以外からのアクセス（場合によっては普段とは異なるプロバイダを利用した場合）にはただちに口座が凍結される。

なお、簡易決済ではPayPal同様、メールアドレスが口座番号の代用となる。

諸手続きの方法

■登録方法
http://www.neteller.com/
に行き、指示に従う。
ただし住所などは半角英数字で書く必要がある。

■入金する方法

• クレジットカード
• インターネットバンキング
• 郵便局の国際送金

が使いやすい。

■出金する方法
小切手や銀行振込。

■質問がある場合
複雑な質問は基本的に全て電話で解決出来る。

創業者がアメリカで逮捕

NETellerの創業者で株主である、カナダ人のジョン・ルフェーヴルとスティーブ・ローレンスが、2007年1月15日にアメリカで拘束された。
アメリカ居住者をアメリカ国外のスポーツブックに有料で参加できるようにした容疑による。
06年10月に成立したオンラインギャンブル規制法ではなく、マネーロンダリング禁止法と電話でのスポーツブック参加を禁じた法律に触れたためとされる。

両名は以前からNETeller経営を離れており、経営上は直接の関係はない。
ただ、オンラインギャンブルと取引がある電子マネーサービスがアメリカから撤退する動きが加速すると思われる。

デビットカードが使えなくなった

NETellerデビットカードが2007年4月26日に使用制限され、NETeller口座からNETellerデビットカード口座への資金移動が出来なくなった（NETellerデビットカードを使う場合、通常口座→専用のデビット口座→ATMで引き出し、という流れで決済を行っていた）。
これは、NETellerデビットカードがCirrus/Maestroネットワークから切り離されたため。
NETellerから電信送金で銀行に振り込む方法は従来通り使える。

関連用語

MoneyBookers
PayPal