神話_ユグドラシル

ユグドラシル(Yggdrasil)


ユグドラシルは、北欧神話に登場する「世界」を体現する巨大な木であり、
「世界樹」もしくは「宇宙樹」とも呼ばれる。その姿はトネリコの木を想起させる。
アースガルド、ミッドガルド、ウトガルド、ヘルなどの異なる世界(九つの世界)を
すべて含んでいると考えられている。

ユグドラシル(Yggdrasil)という名前は「恐ろしい者の馬」すなわち「オーディンの馬」
(スレイプニル)を意味している。Yggrは、オーディンがもつ名前の一つである。

3つ根が幹を支えており、それぞれアースガルド、ミッドガルド、ヘルに通じている。
アースガルドに向かう根のすぐ下に、神聖なウルドの泉があり、ミッドガルドに向かう
根のすぐ下にはミミルの泉がある。

この木に住むリスのラタトスクが、それぞれの世界の間に情報を伝えるメッセンジャーとなっている。

木の頂上には、タカの顔を持つ巨大なワシ、フレズベルクが止まっており、その力強い羽を
はばたかせると世界がすべて覆われるほどである。

ユグドラシルの根は、ドラゴンのニーズヘッグによってかじられている。
ヤギのヘイズルーンは、ユグドラシルの頂上に住み、その葉を食べている。
またドワーフのドワーリンを含めた4人がユグドラシルの樹皮を食料としている。
2005年07月17日(日) 22:20:06 Modified by chantagirl




スマートフォン版で見る