セッション
セッションに参加するときよく使われる用語、および「セッション」の派生語。
【ホスト】「金が欲しい」という深遠な議題になると必ず登場する選択肢のひとつ。そしてこの後(必ずといっていいほど)「ヒモ」→「野人」→「仙人」と話題がアウトしていく。
【逆順】曲のエンディングをひっぱる定番の方法。<II-V-I>で終わらせず、<II-V-III-VI>と数度繰り返す。循環(I-VI-II-V)と前後半が逆になるのでこのように呼ぶ。一時期、「2536」なのか「3625」なのかで論争が起こったことがあった。
【ソロ】
- 独奏。じゃず研では即興的に演奏する。
- セッションの場合、特に打ち合わせがなければ、たいていは フロント → ギター → ピアノ → ベース → ドラムの順に行う。
- バンドの場合には誰が最初にソロを取るのか、どのくらいソロをするか、などについて決め事は特にない。編成も構成も自在である。
【ロスト】
- 曲の現在位置を見失って、迷子になること。ソロ中に起きることが多い。
- ひとのソロでわからなくなるのは三流、じぶんのソロで見失うのは二流、前テーマで迷子になれば一流と胸を張るべし(『わが道、ロスト道』より)。
【ホスト】「金が欲しい」という深遠な議題になると必ず登場する選択肢のひとつ。そしてこの後(必ずといっていいほど)「ヒモ」→「野人」→「仙人」と話題がアウトしていく。
【フロント】
- ピアノとベースとドラム以外の楽器奏者。主にサックスやトランペット、トロンボーンなど、管楽器のひと全般を指す。バイオリン弾きは含むがほら吹きは認めない。
【バース】
- 小節(バース)交換の略。
- 主に、フロント・ギター・ピアノなどがドラム奏者と交互に(数小節ずつ)即興することを指す。時々、ドラムを交えずフロントだけで行う場合もある。
- (ごく稀に)打者。
【ブルース】
- (音楽形式)12小節の繰り返しからなり特有の和音進行を持つ曲のこと。テーマが違っていても和音進行の骨格は皆同じ。
- 「じゃず研でのブルース」は、もと三つの和音で出来ていた「ブルース」の進行をオサレにいじったものという意味で「ジャズブルース」と呼びわけられることもなくはないが、じゃず研でブルースといったらこれ。
- 魂的なものを指して「ブルース」といいたがる人間は時に「ブルーズ」と発音する。かまうとうっとうしい。
【循環】
- (和音進行)<I-VI-II-V>と進む和音の進行を指す。末尾のVが最初のIへの展開を導き、いつまででも気の済むまで、鉄の左腕の折れるまでぐるぐる繰り返していられるので「循環」と呼ぶ。
- (音楽形式)A-A-B-Aからなる32小節で、Aの部分がこの「循環」である構造の曲のこと。ダイアトニックではVImであるべきところがなぜVI7になっているのか、ウシロのIMがIIImに置き換わっているのかどうしてなのか、は部室で誰かに聞くとよくわかる。
【逆順】曲のエンディングをひっぱる定番の方法。<II-V-I>で終わらせず、<II-V-III-VI>と数度繰り返す。循環(I-VI-II-V)と前後半が逆になるのでこのように呼ぶ。一時期、「2536」なのか「3625」なのかで論争が起こったことがあった。
【ボサノバ】
- 髪の毛を切らずに伸び放題にして、見苦しいさま。
- 転じて、ブラジルの音楽家がしばしばそのような外見をしていたことから彼等が創始した音楽の形式を指す。リズムと淡々としたテンションが特徴。ジョアン・ジルベルトがどういう髪形をしていたかは現在伝えられていない。
【ラテン】
- 笛。
【ゴキゲン】
- ややアップテンポの。テンションの高い。
【音変化の系譜】
- 毎週金曜日午後六時からセッションが行われているのはよく知られたことだが、部室の予定表には決して「セッション」とは書かれないのも、またよく知られた事実である。「セッション」を最初のモチーフとして、じゃず研ではここからさまざまに発展・継承・破壊・構築が行われている。その過程はもしかしたら創造であり、ひょっとしたらインタープレイであり、万に一つには芸術ですらあるかもしれない。
- セッション パッション
- セシボンヌ
- セジュン
- コチジャン
- XOジャン
- 中華の鉄人
- ダメジャン
- プーサン
- 半裸ジャン
- 若さ故の過ち
- 大人ジャーン
- エルトン・ジョン
- じぶん、まだ子どもっす
- トイザラスキッズ
2006年05月19日(金) 05:37:33 Modified by chivajazz