多田武彦〔タダタケ〕データベース - 緑深い故郷の村で
男声合唱組曲「緑深い故郷の村で」(作詩:伊藤整)
緑深い故郷の村で
ミドリフカイコキョウノムラデ
指示
速度
調性
拍子
備考
1
春日
シュンジツ
中庸の速度で,素朴に
4分音符=約82
ト長調
4/4
2
風
カゼ
大そう速く,激しく
4分音符=約166
ホ短調
2/4
3
雨
アメ
やや遅く,しんみりと
4分音符=約66
変ホ長調
4/4
Baritone Solo
4
壽に
ヒサシニ
中庸の速度で,悲しく
4分音符=約72
ニ短調
4/4
5
林檎園の六月
リンゴエンノロクガツ
早く,流れるように
4分音符=約120
ヘ長調
4/4
作品データ
作品番号:T42:M36n
作曲年月日:1977年10月?日
天理教音楽研究会男声合唱団による委嘱
初演データ
初演団体:天理教音楽研究会男声合唱団
初演指揮者:林雄一郎
初演年月日:1977年?月?日
楽譜・音源データ
音楽之友社「男声合唱組曲『緑深い故郷の村で』」(1988年刊、絶版)…東京藝術大学附属図書館所蔵
作品について
組曲の題名は出典詩集の「序」(序文)に拠る。伊藤がその文章を書いた場所を「緑深い故郷の村で」としている。
『林檎園の六月』では、題名の後にフランソワ・コペ(François Coppée 1842-1908)のソネット「Pour Toujours(永遠に)」から、最後の行がフランス語のまま引用されている。
Pourquoi le mot (toujours) sur des lévres mortelles? (引用文ママ)
全文は
Sonett-Archiv
を参照。
また本作品は伊藤整の詩作品では珍しく直接的表現を避けており、
多田作品の終曲としても、詩情を表現するため曲調が5回以上変化する『異色』な作品となっている。
詩の出典
『雪明りの路』(椎の木社、1926年)
関連項目
雪明りの路
吹雪の街を
雪明りの路・第二
リンク
MIDI
音取りデータ集
ボーカロイド
pikabonT
動画