EQ
EQ
Emotional Quotientの略
ダニエル・ゴールマンが提唱。
IQ(知能指数)に対する言葉として定着。
しかし、
EQという呼び名は著者のダニエル・ゴールマンが名づけたのではなく
タイム誌が雑誌の中で取り上げて有名になった。
ミネさん
http://www.learnology.co.jp/
からの代理書き込みです
EQは本来、EIQ(Emotional Intelligence Quotient)の短縮形で「情動指数」「心の知能指数」などと訳される。米国では、もともとEI(Emotional Intelligence)と呼ばれている。
学校教育で使われてきたIQテスト(IQIntelligence Quotientを測定するとされる「知能検査」)では、正解が一つに決まっている問題に対して、短時間にどれだけ効率的に正解にたどりつくかという能力が注目され、主に計算力や類推力、パターン認識力などの設問が含まれる。
しかし、人間の多面的な能力は、IQテストでは測り切れないという認識が広まった。IQの高い人が、社会人になった時に、必ずしも仕事ができるとはかぎらず、社会人として見事な業績をあげている人の行動特性を体系的に探究する試みがスタートした。
米国エール大学教授、ピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士は、「社会的に成功をおさめている人の行動特性」を分析した結果、「感情をうまく管理し、利用できることは、人間にとって大切な一つの能力である」という認識を得た。EIは、生まれつき変えられない気質ではなく、意識して伸ばしたり、使ったりできる「能力」であるところが、多くの人にとっては希望の持てる理論として受け止められた。
日本では、ダニエル・ゴールマン氏の『EQムこころの知能指数』(講談社、1996年)が出版されてベストセラーになり、一気に認知されるようになった。株式会社イー・キュー・ジャパンが開発したEQI(R)というインベントリーは、現在千二百社を超える企業、法人、団体、学校などで、コミュニケーションの診断ツールとして導入されている。
ここでは、日本社会での慣例にならって、EQと呼ぶが、それは大きく分けると、三つの部分(「三つの知性」と呼ばれる)から成り立っている。
(1) 心内知性 (セルフ・コンセプト)
自分の心理状態をとらえ、適正な状態に調節するちから
a自己認識力、b ストレス共生、c 気力創出力
(2) 人間関係知性 (ソーシャル・スキル)
自分の考えや気持ちを適切に相手に伝え、働きかけるちから
d 自己表現力、e アサーション、f 対人関係力
(3) 状況判断知性 (モニタリング能力)
相手の様子や立場を理解し、自分との関係を客観的に観察するちから
g 対人受容力、h 共感力
三つの知性は、上のリストの太字のa〜hからなる、八つの能力に分かれ、EQI(R)では、さらに二十四の素養に細分化して、精密な分析ができるようになっている。
ともすれば、企業内で上司が部下に対して行なわれるビジネス・コーチングで、「いつ、何を、どのようにするか」というアクションを明確化するところにウエイトが置かれ、部下の感情面に対する配慮が十分でない場合がある。それに対して、EQコーチングは、「人間の持つ感情を理解し、活用することを重視したコーチングのアプローチ」と定義できる。
当wikiは、コーチの森(コーチング総合情報サイト)が現役コーチの方々のご協力のもと運営しています。
Emotional Quotientの略
ダニエル・ゴールマンが提唱。
IQ(知能指数)に対する言葉として定着。
しかし、
EQという呼び名は著者のダニエル・ゴールマンが名づけたのではなく
タイム誌が雑誌の中で取り上げて有名になった。
ミネさん
http://www.learnology.co.jp/
からの代理書き込みです
EQは本来、EIQ(Emotional Intelligence Quotient)の短縮形で「情動指数」「心の知能指数」などと訳される。米国では、もともとEI(Emotional Intelligence)と呼ばれている。
学校教育で使われてきたIQテスト(IQIntelligence Quotientを測定するとされる「知能検査」)では、正解が一つに決まっている問題に対して、短時間にどれだけ効率的に正解にたどりつくかという能力が注目され、主に計算力や類推力、パターン認識力などの設問が含まれる。
しかし、人間の多面的な能力は、IQテストでは測り切れないという認識が広まった。IQの高い人が、社会人になった時に、必ずしも仕事ができるとはかぎらず、社会人として見事な業績をあげている人の行動特性を体系的に探究する試みがスタートした。
米国エール大学教授、ピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士は、「社会的に成功をおさめている人の行動特性」を分析した結果、「感情をうまく管理し、利用できることは、人間にとって大切な一つの能力である」という認識を得た。EIは、生まれつき変えられない気質ではなく、意識して伸ばしたり、使ったりできる「能力」であるところが、多くの人にとっては希望の持てる理論として受け止められた。
日本では、ダニエル・ゴールマン氏の『EQムこころの知能指数』(講談社、1996年)が出版されてベストセラーになり、一気に認知されるようになった。株式会社イー・キュー・ジャパンが開発したEQI(R)というインベントリーは、現在千二百社を超える企業、法人、団体、学校などで、コミュニケーションの診断ツールとして導入されている。
ここでは、日本社会での慣例にならって、EQと呼ぶが、それは大きく分けると、三つの部分(「三つの知性」と呼ばれる)から成り立っている。
(1) 心内知性 (セルフ・コンセプト)
自分の心理状態をとらえ、適正な状態に調節するちから
a自己認識力、b ストレス共生、c 気力創出力
(2) 人間関係知性 (ソーシャル・スキル)
自分の考えや気持ちを適切に相手に伝え、働きかけるちから
d 自己表現力、e アサーション、f 対人関係力
(3) 状況判断知性 (モニタリング能力)
相手の様子や立場を理解し、自分との関係を客観的に観察するちから
g 対人受容力、h 共感力
三つの知性は、上のリストの太字のa〜hからなる、八つの能力に分かれ、EQI(R)では、さらに二十四の素養に細分化して、精密な分析ができるようになっている。
ともすれば、企業内で上司が部下に対して行なわれるビジネス・コーチングで、「いつ、何を、どのようにするか」というアクションを明確化するところにウエイトが置かれ、部下の感情面に対する配慮が十分でない場合がある。それに対して、EQコーチングは、「人間の持つ感情を理解し、活用することを重視したコーチングのアプローチ」と定義できる。
当wikiは、コーチの森(コーチング総合情報サイト)が現役コーチの方々のご協力のもと運営しています。
2006年11月21日(火) 14:37:34 Modified by ID:GnuJXq6PTg