コスプレ広末以前も定番のラムや春麗などのコスプレものは存在してはいました。しかし、それらはあくまでもAVの中のスパイス、あるいは味付けの一部として使われているというだけのものでした。あるいはスチュワーデスや看護婦といったいわゆる「一般的なコスプレ」のアレンジものといった位置づけになるでしょうか。
その他、Piaキャロメイド服やときメモ制服が稀に出ることがあったというのが、コスプレ広末以前の状況でした。
また、インディーズに目を転じてみれば時はあたかも1990年代後半、ぶっかけ専門のシャトルジャパンが色使いが派手なアニメやゲームのコスチュームは白濁液が映えるということで一般コスプレのシリーズにセーラームーンなどを投入したところそれが受けたためついには
ぶっかけカーニバルや
ぶっかけフェスティバルなどアニゲーオンリーのシリーズを生むまでになります。
時は日本のインターネット黎明期、他社に先駆け自社のサイトを構築したシャトルジャパンは掲示板でファンの意見を聞きエヴァ、ナデシコ、格闘ゲームなどその時のトレンドに乗った作品をリリースしていました。しかし、インディーズであるがためにレンタルもされず、書店では2,000円程度でビデオが購入できるのにシャトルの作品は10,000円と高額であったためかなりの好き物以外はその存在にも気がついていませんでした。